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2017年1月23日 (月)

Alex Sipiaginってシャープなラッパだよねぇ。

"Live at Bird's Eye" Alex Sipiagin(ArtistShare)

_20170121_2Alex SipiaginはCriss Crossにも多数のアルバムを吹き込んでいるし,Opus 5のようなバンドや,その他のミュージシャンのアルバムにもちょくちょく現れてくるフットワークの軽いミュージシャンである。私が彼のライブをSmallsで見たのはもう6年近く前になってしまったが,その時にも強い印象を残した人である(その時の記事はこちら)。

そんなAlex SipiaginがいつものCriss Crossからではなく,ArtistShareからリリースしたライブ・アルバムが本作である。もはや,ArtistShareのカタログにも載っていないので,本作はもう入手は難しいものになっているかもしれないが,これがSipiaginらしい,非常にタイトでシャープなアルバムである。

本作はOpus 5でのバンド・メイトであるBoris Kozrovが全編エレクトリック・ベースを弾いていることからもわかるように,コンベンショナルなジャズとは一線を画するもので,ファンク風味も感じさせる非常にコンテンポラリーなサウンドである。それはギターがDavid Gilmore(名前が似ているからよく間違われるが,Pink FloydのギタリストはDavid Gilmourであって,Gilmoreではない)であることからも想像できるが,日ごろからこういう演奏をしているのねぇということからも,Smallsで聞いた彼らのライブが蘇ってくる。

Alex Sipiaginはロシアの出身ではあるが,通常はNYCで生活,演奏していると見えて,いかにも現代のNYC的なサウンドと言っていい音が続けざまに出てくる。こういう音を好物とする私は,聞いているだけで喜んでしまうわけだが,前にも書いたが,やはりこの人の音楽は私と相性がよいようである。全部が全部いいとは言わないが,かなりの確率で,私にフィットする音楽を提供してくれるありがたいトランぺッターである。いまやディスクが希少となってしまったことも含めて甘いの承知で星★★★★☆。

それにしてもAlex Sipiaginって,日本ではマンデイ満ちるの旦那としての来日,活動が多くて,ジャズ・ミュージシャンとしての活動があまりないのは本当にもったいない。こういうラッパを日本のライブ・ハウスでも聞かせて欲しいと思っているのは私だけではないはずである。

Recorded Live at Bird's Eye Jazz Club, Basel, Switzerland on April 16 & 17, 2004

Personnel: Alex Sipiagin(tp, fl-h), David Gilmore(g), Boris Kozrov(b), Gene Jackson(ds)

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