出張中に見た映画(16/11編):その3は「ターザン:REBORN
「ターザン:REBORN("The Legend of Tarzan")」(’16.英/加/米,Village Roadshow)
出演:Alexander Skarsgård,Margot Robbie,Samuel L. Jackson,Christoph Waltz
出張の復路で見た1本目(通算3本目)がこれである。CGやら,悪役としてのChristoph Waltzの嫌らしさたっぷりの怪演もあって,映画としてはそこそこ見られる出来だと思ったが,どうにも不思議なのは,今の時代になぜターザンなのか?ってことである。今の時代にターザンのようなキャラクターが受けるのかというと,決してそうではないということが,興行面ではかなり厳しかったことからも明らかだろう。
監督は「ハリー・ポッター」やら「ファンタスティック・ビースト」を撮っているDavid Yatesであるが,私はその手の映画に全く興味がないので,私にとっては初めての人であるが,演出は手堅いとしても,この手のCGに依存した映画しか撮れないのではないか,という疑念が生まれてしまうのも仕方がないところである。
いずれにしても,ゴリラに育てられたTarzanが貴族として改めて育てられる過程が,ほとんど描かれていないので,そんなに簡単にいくのかと思ってしまうが,まぁ,そっちは「グレイストーク」を見ろってことと解釈しよう。それでもやっぱりフィジカルな強さを,貴族生活を送る中でも維持しているっていうのは無理があるように思えるが。
iMDBでも賛否は真っ二つにわかれているが,映像的な面白さはあっても,ストーリーはイマイチ感が漂う作品であり,まぁ星★★★ってところが妥当だろう。
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