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2016年10月18日 (火)

私が一番好きなEd Bickertのアルバム

"At the Garden Party" Ed Bickert & Don Thompson(Suckville)

At_the_garden_party私がEd Bickertの音楽に初めて接したのは,Paul DesmondのArtist House盤だったはずだが,何とも渋い音に驚かされたものである。そのアルバムが出たのは1978年だったはずだが,今となっては,高校生のくせになんちゅう音楽を聞いとるんやぐらいに思うが,多少背伸びしながらもジャズに接していた私である。

その後も,Paul Desmondとの共演作を中心にEd Bickertは聞いてきたわけだが,Paul Desmondと相性のよいギタリストはJim HallとEd Bickertをおいてほかにないと言い切ってしまいたいぐらいだが,私のDesmond好きが高じて(というよりDesmondを通じてと言うべきだろうか),購入したのがこのアルバムである。今となっては信じがたいが,このアルバム,国内盤としてリリースされており,私が保有しているのはその国内盤である。あんまり好きなので,その後CDも購入したが,そちらにはドラムスにTerry Clarkeを加えたトリオ演奏を4曲ボーナス・トラックとして収録したものであるが,やはりこのアルバムはどちらかと言うとLPで聞きたいと思わせるものである。

ギターとベースのデュオと言えば,このブログでも取り上げたJim Hall~Red Mithchell盤がある(同作はめでたくArtsitShareによりCD再発される)が,受ける感覚はかなり違う。Red MitchellとDon Thompsonのベースの音色の違いという気もするが,Ed Bikertには控えめなDon Thompsonの音色がよく似合っていると言える。

とにかくどうやっても渋いとしか言いようのない音なのだが,私はこのアルバムを購入した時に,心底まいってしまったのである。こういう音をテレキャスで出すということ自体信じられないが,まさに究極のインティマシーである。私は結構な数のEd Bickertのアルバムを保有している方だと思うが,私にとってはこれこそEd Bickertの真骨頂であり,最高傑作と言いたい。ジャズ的なスリルとは対極にある,リラクゼーションの極致。喜んで星★★★★★とする。

CDは無茶苦茶な高値で取引されているが,Apple Music等でも聞けるので,ご関心のある方は是非そちらで。これから深まりゆく秋口とか冬場にはフィットすると思う。なんせ録音されたのは極寒期のトロントだからねぇ。

Recorded Live at the Garden Party, Toronto, Canada on January 22, 1978

Personnel: Ed Bickert(g), Don Thompson(b)

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