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2016年7月10日 (日)

懐かしい~!Rachel Zの初リーダー作。

"Trust the Universe" Rachel Z (Columbia)

_20160708_2最近はそれほど名前を聞かないRachel Zだが,私が初めて彼女を見たのは,まだ私が在米中に,NYCのBlue NoteにSteps Aheadで出ていた時だったと記憶している。キュートにキーボードを弾く彼女を見て,「萌え~」となっていた自分が懐かしい(爆)。

Rachel Zなんて芸名は,当時人気のあったSheila E.にあやかった感じだが,本当はRachel Nicolazzoという。この芸名はWikipediaによるとMike Mainieriのアドバイスによってつけられたものらしいが,何だか軽い感じになっちゃったねぇと思うのは私だけだろうか?いかにもイタリア系というRachel Nicolazzoでもいいと思うけどねぇ(笑)。

閑話休題。その後,私は日本に戻ってきて,93年に出たのが,この彼女の初リーダー作である。プロデューサーはSteps Aheadのバンマス,Mike Mainieriが務め,バックもなかなかのメンツを揃えて,彼女のデビューに華を添えている。上述の通り,この人,結構小柄でキュートだったのだが,ピアノやキーボードのフレージングは結構鋭いところがあって,そのギャップが実に面白いのである。このアルバムもなかなかよく出来ていて,初リーダー作としては成功していると思える。

本作は演奏はLPのように前半と後半でメンツが入れ替わるのだが,前半はアコースティック,後半はエレクトリックに転じるというかたちである。どちらでもこなせるのが,この人の器用なところであり,Wayne ShorterやAl Di Meola,更にはPeter Gabrielとも共演してしまう間口の広さがあると言える。曲も冒頭の"Nardis"を除けば,彼女のオリジナルが占めているが,コンテンポラリーな作風にも相応の才能を感じさせるのは,結構大したもんだなぁと思わせる。後半のフュージョン系はややスムーズ系に流れ過ぎた気がするが,時代が時代だけに仕方ないところか。もう少しタイトにやってもよかった気がするのは事実だが,ここはちょっと甘めの星★★★★。

またまた余談だが,その後出張でNYCに行った時に,Al Di Meolaのバンド(だったと思う)で彼女がBlue Noteに出ているのを見に行ったのだが,その時,たまたま隣に座っていたのが,彼女のご両親とお兄さん。それを知らずに,世間話から入って,Rachelって可愛いよねぇと言ったら,大いに喜ばれて,肉親関係をカミング・アウトされてしまった。ついでにお兄さんに連絡先を教えたら,帰国後にはサイン入りのポストカードまで送ってくれて,おぉっ,イタリア的家族愛!と思ってしまった(爆)。そのカード,どこにしまったかなぁ...。

Personnel: Rachel Z(p,key), David Sanchez(ts, ss), David Mann(ts, as, ss), Charnette Moffett(b), Victor Bailey(b), Al Foster(ds), Lenny White(ds), Gumbi Ortiz(perc)

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