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2016年5月 1日 (日)

"Tributaries":こんなものまで廉価盤発売ですか...(笑)。

"Tributaries" Larry Coryell / John Scofield / Joe Beck (RCA Novus)

Tributariesストリーミングやダウンロードが主力となり,CDの売れない時代になって,CD市場を支えるのはある程度購買力のある中年以上ってことになるのだろうが,今回,ソニーから出る「クロスオーヴァー&フュージョン1000」シリーズもそうした世代を狙ったものと思えるようなセレクションとなっている。

私もまんまと策略にはまり,購入したものの1枚が印象的なジャケの「支流」というタイトルの本作。Larry Coryellはスーパー・ギター・トリオに参加することはあっても,あっちは基本はDi Meola~McLaughlin~Pacoであるから,本流ではないってことになる。しかし,アコースティック・ギターに関しては,Steve Khanとの"Two for the Road"のような傑作もあるし,「ボレロ」や「シエラザード」までやってしまう人なのだ。そのCoryellがリーダーとなり,ジョンスコ,そしてJoe Beckという意外な組み合わせで吹き込んだのがこの作品である。聞いてみればすぐわかるが,明らかにスーパー・ギター・トリオとは異なるタイプの演奏である。一言でいえば,一部ではブルージーな感覚も醸し出して,サウンドがよりアメリカ的である。そして,バトル・モードのような感じでもないので,これを聞いたら肩透かしと思うリスナーがいても仕方あるまい。そこは好みの問題だが,Steve Khanとのアルバムと比べても,緩さが目立つ。

そして,いかにもOvationな音の連続で,Ovationの音を好む人にはよいかもしれないが,それを好まないリスナーにとっては,それが多少煩わしく感じるかもしれない。私はOvationの音は別に嫌いというわけではないが,ずっとOvationばっかりってのはどうもなぁって感じである。まぁ,一世を風靡したのは事実だが,ここまでやられると飽きる。

私はこのアルバムをこれまでちゃんと聞いてきたわけではなかったので,ものは試しで買ってみたわけだが,まぁこれはなくてもよかったかなって感じである。ってことで,星★★★ぐらい。決してつまらないってほどではないが,燃え上がり感が不足しているように感じてしまうのはメンツゆえか。まぁ,これも勉強ってことで(苦笑)。

Recorded on August 17 & 23, September 17 & 19, 1979

Personnel: Larry Coryell(g), John Scofield(g), Joe Beck(g)

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コメント

やっとコメントの書き込みができるようになりました。このところ、ココログは不具合が多いです。

私の持っている’90年盤のライナーでは、ジョン・スコがレコーディングの時にコリエルからアコースティック・ギターを借りてやったとありましたので、本当に彼はぶっつけだったのでしょうね。ただ、個人的にはこういう少しなだらかな感じも悪くはないなあ、と思います。まあ、この手のアルバムは超絶技巧のアルバムは多いですけれども。

TBさせていただきます。

910さん,こんばんは。TBありがとうございます。

確かにココログ,不思議な動きを示します。なんで,ココログ同士でTBがうまくいかないのか,理屈が思いつきません(笑)。

このアルバム,ギター3本にしては弾けた感じがしませんが,ジョンスコが借り物のギターでは仕方ないですかねぇ。でも,まぁ,今にして思えば,そうはない組み合わせだったので,そういう感じで聞けばいいんだろうと思えば,腹も立ちませんね。

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