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2016年5月 9日 (月)

「スポットライト 世紀のスクープ」:こういうのをいい映画って言う。

「スポットライト 世紀のスクープ("Spotlight")」('15,米/加,Anonymous Contentほか)

Spotlight監督:Tom McCarthy

出演:Mark Ruffalo, Michael Keaton, Rachel McAdams, Liev Schreiber, Brian d'Arcy James, John Slattery, Stanley Tucci

GW中に見た映画の2本目。今年のオスカーで作品賞,脚本賞の2冠に輝いた作品である。この作品を見ていて,私は「アルゴ」をちょっと思い出していたのだが,「アルゴ」を絶賛した立場としては,この作品も同等以上に評価したくなるような,社会的な良心に溢れた映画であった。

ボストン・グローブ紙の記者たちの取材により,カトリック教会神父による児童への性的虐待と,事実の隠蔽を暴いていく過程を示した映画であるが,「アルゴ」が事実は小説より奇なりという感じだとすれば,この映画には私は「ジャーナリズムかくあるべし」という気概を感じてしまったわけだ。どちらにしても,実話に基づく話は強い。

俳優陣は抑制された演技を示し,編集局長役のLiev Schreiberなんぞは,「ウルヴァリン」の時とはえらい違いで,逆に笑えるぐらいだったが,ストーリーに結構リアリティを持たせるようなキャスティングは大きな成功要因の一つだろうと感じた。ある程度,結論は見えたストーリーではあるが,ギミックに陥ることなく,スムーズにストーリーを展開させた脚本は優れているし,ある種の群像劇のような中での登場人物の描写も適切で,それが映画としての魅力をアップさせているように思う。

これはエンタテインメントではありながら,非常にまじめに作られているところに非常に好感が持てて,私はつくづくこういう映画に弱いなぁと思いつつ,非常に面白く見ることができた。心地よく席を立つことができる映画というのは本当に嬉しい。喜んで星★★★★★としよう。

そして,この映画を見ていて,ジャーナリズムの本質ということについても考えさせられていた。映画の世界でも「大統領の陰謀」のような作品もあったが,まさに「ペンは剣よりも強し」を実証するような映画。それに比べて,今の日本のジャーナリズム,マスメディアの弱腰は目を覆いたくなるようだと思うのはきっと私だけではないはずだ。

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