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2015年おすすめ作

2015年おすすめ作(本)

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2016年5月30日 (月)

Yesが好きな私でも,到底耐えられない「老害」以外の何ものでもない音源。

Like_it_is外出時に,Apple Musicで何を聞こうかなぁと思って,たまにはYesの聞いたことがない音源でも聞いてみるかということで,一昨年に出た「危機」と「こわれもの」再現ライブを聞いてみることにした。それが"Like It Is: YES At The Mesa Arts Center"だが,冒頭の"Close to the Edge"だけで悲しくなってしまい,もうその途中で聞くのをやめた私である。

何が問題か。スピード感がない。緊張感がない。そしてオリジナルを知る身としては,ここでの演奏にはオリジナルの持っていた面白みもスリルも全く感じられなかった。Chris Squireが亡くなり,Yesのバンドとしての存続も危ぶまれる中,相変わらず,昔のアルバムを全曲演奏するというツアーを継続している彼らだが,ここでのSteve Howeのヨイヨイのギターを聞いたら,普通のファンは泣くわ。昔の名前で出ています。今でもこれぐらいはできますって感じが全面的に感じられるが,演奏能力の低下があまりに顕著であり,コピー・バンドだってもう少しうまくできるだろうと言いたくなってしまった。そんなこんなで,冒頭の"Close to the Edge"の途中で早くも諦め,オリジナル"Close to the Edge"に切り替えた私であった。

このアルバムの録音時にはChris Squreは存命中だったが,そんなことは一切問題にならない。これは私から言わせれば,彼らの「老醜」を晒すもの以外ではない。King Crimsonが過去のレパートリーをやっても,現在進行形の姿を示しているのと対極である。

私は長年のYesのファンを自認してきたが,彼らとの付き合いも,この一作を聞いて,終局を迎えたと言ってよいだろう。これからは,過去のアルバムだけを聞くこととしよう。悲しい。あまりにも悲しいシャビーな響きの"Close to the Edge"であったと断言したい。私と同じような長年のファンは後悔するだけなので,決して聞いてはならない音源として,さっさとこの世から消えて欲しい。お願いだからこんなクソのような音源をリリースするのはもうやめて欲しいと思うのは,決して私だけではないはずだ。ファンゆえに怒りも増幅するのが当たり前なのだ。こんな演奏はありがたがる価値もないし,顧みる必要もないわ。

ということで,このジャケにピンと来たら無視しましょう。それにしても腹が立つ。まぁ,そうは言っても,このSteve Howeの激ヤセ爺さんぶりを見たら仕方がないのかもしれないなぁ...。

Yes

2016年5月29日 (日)

Milesを素材に使ったRobert Glasperのアルバム

"Everything Is Beautiful" Miles Davis & Robert Glasper (Sony)

Everything_is_beautifulこのアルバム,Miles Davis & Robert Glasper名義になっているが,これは完全にRobert Glasperのアルバムとして聞くべきものであるということは,まず最初に言っておかねばなるまい。確かにMilesの声や音楽がサンプリングされて使われているが,それはあくまでも「素材」でしかなく,双頭名義にするのは行き過ぎの感じがする。その点については批判は免れないところであろう。

だが,その点を除けば,このアルバムはいつものようなRobert Glasperのアルバムとして楽しめる。まぁ言ってしまえば,"Black Radio"のノリで楽しめるということである。ヴォーカリストやゲストの使い方も適切なもので,比較的ゆるいグルーブ感の中で,心地よく時間が経過していくのである。

確かにMilesは素材として使われているが,むしろそんなことに捉われないで聞いた方がずっといいと思えるアルバムである。一方,ここに「商売」の匂いを感じ取るリスナーからは厳しい目を向けられることになると思う。だからこそ,私はMiles Davisに関しては,ここでは完全に無視して聞くべきだと思うのだ。

私としても,ここには相当の商売っ気を感じてしまうので,純粋に音楽だけで評価できなくなってしまっているのは事実だが,Miles Davisという名前を気にせず聞けばよいということにしておこう。でもやっぱりこれはGlasperのアルバムであって,Miles Davisの名を冠するべきではなかったというのが実感。純粋な音楽としては嫌いではないので,星★★★★なのだが,Milesの名を冠する姿勢そのものを評価できず,半星減点して星★★★☆。

Personnel: Robert Glasper(p, key, perc), Derrick Hodge(b), Bilal(vo), Illa J(vo), Danny Leznov(g), Erykah Badu(vo,perc), Braylon Lacy(b), Rashad Smith(perc),  Phonte(vo), Burnis Earl Travis(b), Bianca Rodriguez(vo), Hiatus Kaiyote(all instruments), Nai Palm(vo), Laura Muvra(vo), Kyle Bolden(g), King <Amber Strother(vo), Anita Bias(vo), Paris Strother(vo)>, Georgia Anne Buldrow(vo), Ledisi(vo), John Scofield(g), Stevie Wonder(hca), DJ Spinna(ds prog, perc), Chrisi Rob(vo, p, el-p, synth), Lakecia Benjamin(ts, as), Brandee Younger(harp)

2016年5月28日 (土)

今日聞いているのはMike MainieriとWarren Bernhardtのデュオ

"Free Smiles" Mike Mainieri & Warren Bernhardt(Arista)

Free_smiles なかなか音楽をゆっくり聞いている時間を取れない中,デリバリーされてきたのが本作である。このアルバム,"Crossover & Fusion Collection"のシリーズの1枚としてリリースされたものだが,録音されたのはあの"Blue Montreux"と同じタイミングである。充実した演奏を繰り広げたArista All Starsであるから,この作品とて悪いはずはない。

ヴァイブとピアノとデュオと言えば,Gary BurtonとChick Coreaがいるので,ついつい比較をしたくなるのが人情だが,この二人の場合,エレクトリック・サウンドも導入して,違いを打ち出している。楽器編成ゆえのリリカルさは共通したものとなっているが,それでもタイトル・トラックに聞かれるようなファンキーな感覚も聞かせていて,これは結構楽しめる。

そもそも私はMike MainieriのアルバムはSteps,Steps Aheadを含めて結構保有しているし,Warren Bernhardtも今回のシリーズでも出た"Manhattan Update"のようなナイスなアルバムをリリースしている実力者であり,この組み合わせには魅力を感じていた。だが,このアルバムに関してはこれまで聞くチャンスに恵まれておらず,今回が恥ずかしながら初聞きであると認識しているが,やはりというか,実に面白く聞けた。

この二人の相性の良さが十分に捉えられていて,見逃すには惜しいアルバムと言っていよいと思う。星★★★★。やっぱり私はMike Mainieri好きなんだろうなぁ。

Recorded Live at the Montreux Jazz Festival on July 22, 1978

Personnel: Mike Mainieri(vib, synth-vib), Warren Bernhardt(p, key)

2016年5月26日 (木)

Pat Methenyライブ参戦記

Pm_live

Pat Methenyの新バンドを聞きに,新宿文化センターに行ってきた。MethenyのバンドはUnity Groupを一昨年聞いて以来ということで,インターバルは結構短い。そして今回,ブルーノートでの演奏ぶりについては情報が入ってきていたが,私にとって今回のバンドは,好き者はみんな知っていても,一般にはまだまだメジャーとは言えないGwilym SimcockとLinda Ohが機能するかが一番の関心事であった。

結果からすればこの二人は機能していた。それは今回のバンドが,私から言わせれば,Pat Methenyの原点回帰という感じがしたからである。ギミックを使わずしても(i.e. ヴォイスなし,テクノロジー控えめ,最小編成),実力で勝負できる演奏環境でのライブを今回は指向していたのではないか。そもそも会場に入って,私が嫌いなあのオトナのオモチャでしかない"Orchestrion"がない。そしてGwilym Simcockはピアノの横に小ぶりなシンセが置いてあるだけである。ということは,テクノロジーに依存するのではなく,ECMデビュー当時のPat Metheny Group的な感じでやるのかもしれないなぁなんて想像していた。

そして演奏が始まって,ピカソ・ギターやギター・シンセは使ったとしても,テクノロジー依存度は従来のバンドよりもはるかに低いと思わせるものであった。やっている曲はお馴染みの曲が多かったが,新曲か?と思わせるものもあった(私が知らないだけかもしれんが...)。そんな中で,Pat MethenyとAntonio Sanchezはどうやっても変わりようがないという感じだったので,いつも通りなのだが,新規参加のLinda Ohにしても,Gwilym Simcockにしても,十分に実力を感じさせる演奏だったと思う。惜しむらくは序盤のSimcockのピアノのPAレベルが低くて,ほとんど聞こえない瞬間や,Methenyのギターがまるで風呂場で聞いているような感じの音になっていたことがあったが,Linda Ohのベースは,アコースティックにしても,エレクトリックにしても,この人は侮れないと思わせるに十分であった。いずれにしてもいい音を出していたし,Methenyとデュオで演じた"How Insensitive"におけるソロなんて立派なものであった。

そして,音がよく聞こえない瞬間もあったGwilym Simcockだが,Lyle Maysの後継者にこの人はなれるのではないかという魅力的なフレージングを連発して,バンドへのフィット感が強かったのは特筆ものである。だが,Pat Metheny本人としてはLyle Mays同等の人はいないということかもしれないが,アンコールで演じた"Are You Going with Me?"において,Lyle Maysが弾いていたパート/フレーズを,Pat Methenyが弾き,Simcockを伴奏に徹しさせたところに,Pat Methenyの考え方みたいなものが表れていたように思える。端的に言えば,Simcock君がMaysの代わりになるにはまだ10年早いって感じか。そんな感覚があったので,今回のバンドは,今後の活動に向けてのオーディションも兼ねているのではないかと思えてしまうのはうがち過ぎか?

だが,お馴染みのレパートリーを新しいバンドで聞くことには,それなりの魅力があったし,大いに楽しめた。とにかく,私は例えばMethenyとのデュオで演じた"Phase Dance"でのGwilym Simcockのフレージングが魅力的だと感じていたので,彼はポストLyle Maysに据えてもいいのではないかとさえ思っていた。もちろん,それはLyle Maysの復帰がないという前提であって,多くのオーディエンスはPMGの復活を願っているはずだが。そういうことは抜きにしても,オーディエンスを楽しませる術は心得ている人たちであった。

尚,写真はブルーノートの演奏の模様を拝借したものだが,クラブでもホールでも衣装がほとんど変わらないように思えるのが笑える。

Live at 新宿文化センター on May 25, 2016

Personnel: Pat Metheny(g, g-synth), Gwilym Simcock(p, synth), Linda Oh(b), Antonio Sanchez(ds)

2016年5月25日 (水)

今夜はPat Methenyの新バンドのライブ参戦予定。

本日(5/25),私は新宿文化センターで開催されるPat Methenyの新バンドのライブに参戦予定である。ブルーノートに行くべきか,コンサート・ホールに行くべきかは悩んだのだが,ここはコスト・パフォーマンス重視でホール公演をチョイスした。

今回のバンドはGwilym SimcockとLinda Ohの二人との初共演ぶりが楽しみなわけだが,二人とも相応の実力者であるから,おそらく楽しめる演奏となるだろうと想像する。Pat MethenyのライブはUnity Groupをすみだトリフォニーホールで聞いて以来であるが,果たして今回やいかに。

それにしても,新宿文化センターってのは渋いというか,珍しいヴェニューだなぁ。Egberto Gismontiの練馬文化センターに続いてのAnother文化センターってことで。ということで,参戦記は改めての機会に。

2016年5月24日 (火)

出張の道すがらで聞いていたDavid BinneyとWayne Krantzのライブ音源

Image

相変わらずの出張続きで,音楽を聞いている余裕がないが,出張の道すがら聞いていたのがDavid BinneyがWayne Krantz,Tim Lefevbre,Nate Woodとやったライブのダウンロード音源である。

収録されたのはブルックリンにあったAnabelle'sというライブハウスだが,このヴェニューはもうクローズしてしまったようである。そもそもこの音源はDavid Binneyのサイトで購入したものと記憶しているが,現在のBinneyのサイトでどうなっているかは,タブレットでは確認できていない。

私は今年の1月にこのメンツのライブを見ている(と言ってもその時はKrantzのライブのアンコールにBinneyが飛び入りしたもの)が,この音源収録から8年近く経過していても,演奏の印象が当時と全然変わらないのが逆に笑える。

いずれにしても,この音源は非常に音もよく,楽しめるものだけに,簡単に入手できるといいのだが。写真は別の時の55 Barでのものだが,BinneyとKrantzが一緒ってことで。

Recorded Live at Anabelle's on June 26, 2008

Personnel: David Binney(as, electronics), Wayne Krantz(g), Tim Lefevbre(b), Nate Wood(ds)

2016年5月21日 (土)

Last ExitやPeter Brötzmannを立て続けに買うのは欲求不満か?(爆)

Last_exit ここのところ,仕事が結構忙しくて,ゆっくりと音楽を聞いている余裕がない。そんな中,昨今仕入れたCDは,先日ご紹介のPeter Brötzmannほかの"Songlines",そしてそれに続いたのが,Peter Brötzmannも参加した"Last Exit"の第1作,これまたPeter Brötzmannがエレべ,ドラムスとのトリオでやった"Flying Feathers"。ついでにもう1枚購入したのがArchie Sheppの"Montreux"の2イン1って,私も相当欲求不満が溜まっているなぁというチョイスである。

まぁ,気候もほとんど夏みたいな状態が続く中で,こういう暑苦しい音楽を聞いているのもなんだかなぁなのだが,そういうこともあるってことで。

ちなみにArchie Shepp盤は2イン1と言っても,最後の1曲は収録しきれずフェード・アウトってのがちょいとダサい。こういう編集方針はあんまりよくないと思うけどねぇ。珍しいCDなので,いいんだけど,ちょっと不満。

ということで,もう少しゆっくり音楽に対峙したいと思う私...。

2016年5月19日 (木)

出張続きでバテバテ。

仕事で担当業務が3月以降追加された結果,非常に繁忙度が増している私である。私は仕事ではストレスを感じるタイプではないのだが,追加された業務がこれがかなり大変なのだ。だからと言って,これまでの業務が減るわけではないから,地方出張もこれまで同様のペースで発生しており,繁忙度が高く感じるのも無理はない。

今週も自宅のベッドで寝るのは一日だけという状態であり,そりゃあまぁ疲れるよねって感じだが,こういう時はローカル・フード,ローカル・ドリンクでリフレッシュするしかない。だからと言って,飲み過ぎてヘロヘロになっているんでは,どうしようもないよねぇ。

移動の道すがら,音楽は聞いているのだが,記事にするのが困難な状態である。今週はまじできついって感じ。それなら週末は休養すればいいものを,日曜日には家人とゴルフ。我ながら自爆モードだな。

2016年5月18日 (水)

レコード・ストア・デイ限定盤の2つ目はFleetwood Mac。

"The Alternate Tusk" Fleetwood Mac(Warner Brothers)

Alternate_tusk先日,Patti SmithのRecord Store Day限定盤をご紹介したが,もう一組欲しいなぁと思って入手したのがこれである。正直,音源としては昨年出た"Tusk"のデラックス・バージョンで公開されているし,ここでの演奏はApple Musicでも聞けるから,希少性はない。だが,5,000セット限定のLPを保有することに意義がある(笑)。しかし,無駄遣いと言えば,これほどの無駄遣いはないよなぁ。それでもまぁいいのである。Christine McVie大好きなんで。

ここに収められたバージョンは,どちらかというとスタジオ的な装飾を施す前の,"Raw"な感じのする演奏って気がするが,実は私はオリジナルの"Tusk"をまともに聞いていない(爆)ので,比較はApple Musicでオリジナル・バージョンを聞いてからきっちりとすることにしよう。

それにしても,最近のLPのプレス技術は上がっているなぁと思わせる出来で,音も非常にいい。やっぱりアナログってのは保有欲を駆り立てるよねぇ。

2016年5月17日 (火)

中古盤で安値でゲットできる代表のようになってしまったGary Thomas。

"The Kold Kage" Gary Thomas(JMT/Bamboo)

_20160514一時期は飛ぶ鳥を落とすような勢いであったにもかかわらず,突然シーンから姿を消してしまったミュージシャンの代表みたいなのがGary Thomasである。現在はJohns Hopkins大学で教鞭を取っているようだが,表立った活動からは身を引いているように思える。

Gary Thomasが最も活発に活動していたのは80年代後半から90年代前半ということになるだろうが,John McLaughlinの"The Heart of Things"辺りを最後に前線から退いてしまったようだ。

そんなGary Thomasのアルバム群は,今や中古盤屋で安値でゲットできる代表みたいになってしまっていて,だいたい300~500円ぐらいで入手できるのではないか。特に本作や"Overkill"等は過剰在庫なのか,ほぼ確実にそういう値段が付いている。

Gary Thomasはアルバムごとに違うパターンを打ち出していて,そうした取り組みは悪いことではないし,評価してもよい。本作の特徴はラップの導入である。本作が出た91年当時であれば,随分と尖がった印象を与えたかもしれないこういう音楽も,今となっては全く普通に聞こえる。そういう意味ではGary Thomasの音楽は未来志向だったとも言えるのだが,この変拍子バキバキの音楽は正直言ってかなり疲れる。不思議なビートが連続するので,心地よく乗れないというのがきつい。

本作では全編でDennis Chambersがドラムスを叩いていて,変拍子を炸裂させる中,バスドラのキックにはGo Go的なものも感じさせるところは面白い。しかし,上述のように訳の分からない変拍子を続けられると,私のようなリスナーの限界は越えてしまうという感じなで,いかにも音楽として「性急」な感覚を与えてしまうのが難点と言える。

ということで,進取の精神は認められるが,音楽的には評価が難しく,星★★★が精一杯だろうなぁ。

Recorded on March 26-31, May 28-30, June 1-2, 1991

Personnel: Gary Thomas(ts, fl, synth, rap), Joe Wesson(rap), Kevin Eubanks(g), Paul Bollenback(g), Mulgrew Miller(p), Tim Murphy(p, synth), Anthony Perkins(synth), Michael Caine(p, synth), Anthony Cox(b), Dennis Chambers(ds), Steve Moss(perc)

2016年5月16日 (月)

Corinne Bailey Raeの6年ぶりのフル・アルバム,遂にリリース。やっぱり彼女はいい!

"The Heart Speaks in Whispers" Corinne Bailey Rae(Virgin)

Corinne_bailey_rae待望のと言ってよいCorinne Bailey Raeの6年ぶりのフル・アルバムによる新作である。間には"Love E.P."のリリースや,Paul McCartneyへのトリビュート・アルバム,"The Art of McCartney"で"Bluebird"を歌っていたり,他のアーティストのアルバムへのゲスト参加などもあり,全く音沙汰がなかった訳ではないのだが,これほど長く待たされるとは思っていなかった。

このブログでは前作"The Sea","Love E.P."も取り上げている(記事はこちらこちら)が,私の中では極めて評価の高い人である。今回もアルバムのリリースが告知されて,逸早く予約を入れた訳だが,私がゲットしたのは通常盤で,ボートラ4曲入りのデラックス・ヴァージョンもあったのか!と今更思っても遅い(苦笑)。そっちはApple Musicで聞くとして,早速アルバムを聞いてみた。

一通り聞いて,まず思ったのは6年待った甲斐のあるアルバムであった。何とも粒ぞろいの曲に嬉しくならない彼女のファンはいるまい。彼女のファンでなくても,このクォリティの高さには満足させられるはずである。基本的に彼女本人と現在の旦那であるS.J. Brownによりプロデュースされているが,前作に見られたダークな感じは,再婚やLAへの移住などにより今回は払拭されているように思える。そして何よりも,収録されているすべての曲が非常に魅力的なのである。

本作には非常に多くのミュージシャンが関わっている(そして,ライナーのクレジットの読み取りはいつも通り難しい:苦笑)が,Marcus Millerが一聴してそれとわかるスラップを聞かせたり,James Gadsonがドラムスやコーラスを一部で担当し,更にはValerie Simpsonが曲を共作していたりと,ライナーを眺めているだけでも面白い。

前述の通り,私が入手したのは通常版だが,最後に収められた"Night"はアルバムを締めくくるには最適な曲のようにも聞こえるので,まぁこれはこれでありだと納得している私である。いずれにしても,今年聞いた歌もののアルバムとしてはこれまでで最高の一枚と言ってよい。

やっぱり私はこの人の声と音楽が好きなんだねぇ,と思わされた一枚。復活を喜び,星★★★★★としてしまおう。

尚,クレジットは細か過ぎて転記が困難なので,今回は省略。

2016年5月15日 (日)

夏が近づくとフリー・ジャズが聞きたくなる。ってことで,今日はPeter Brötzmann。

"Songlines" Peter Brötzmann(FMP→Trost)

Songlines既にこのブログにも何度か書いたと思うが,夏になると聞きたくなるのがフリー・ジャズだったり,レゲエだったりする。まだまだ夏というには早いが,気候も随分初夏らしくなってきて,フリー・ジャズの虫がうずき出した(笑)。そんなところに,GW中にふらっと立ち寄ったショップで見つけたのが本作である。

Peter Brötzmannはそのサックスのブローの激しさで,私を刺激し続ける人の一人だが,だからと言って,全部追い掛けるなんて無茶なことはしていない(笑)。しかし,たまに聞くと興奮させられてしまうというのが,Peter Brötzmannの音楽である。そして,本作はFMP原盤ながら,Fred Hopkins,Rashid AliというPeter Brötzmannにしては比較的まともな(笑)メンツ(とは言いつつ,十分激しい人たちだが...)との共演であり,一体この3人だとどうなるのかというところに興味もあり,購入と相成った。

メンツがメンツだけに,比較的まともな(笑)演奏とも言えるが,やはりPeter BrötzmannはPeter Brötzmannであったという音源。それこそ暑苦しい音楽であるが,なんで暑苦しくなってくると暑苦しい音楽を聞くのよ?と言われそうだが,暑いところに行くと辛い物を食べて汗だくでヒーヒー言っているのと同じである(爆)。身体が欲するのだ,ということにしておこう。

Peter Brötzmannなので,万人にお勧めするわけではないが,ブヒブヒ,ブワーン,プヒョヒョヒョヒョみたいなサウンドですっきりしたい方はどうぞ。我ながらアホなことを書いているが,難解なものもあるフリー・ジャズの中では,山下洋輔同様の爽快感を与えてくれると思っている。但し,それは好き者にだけ当てはまるので,念のため。星★★★★。

Recorded on October 30 and 31, 1991

Personnel: Peter Brötzmann(ts, as, tarogato), Fred Hopkins(b), Rashied Ali(ds)

2016年5月14日 (土)

Cuong VuとPat Methenyのコラボ作は結構いい。

"Cuong Vu Trio Meets Pat Metheny" Cuong Vu(Nonesuch)

_20160508ヴェトナム系アメリカ人であるCuong Vuのミュージシャンとしての活動を踏まえれば,彼がPat Metheny Groupに参加したことはRichard Bonaの参加と同じぐらい意外であり,びっくりさせられた。だが,PMG在籍中はわれわれがCuong Vuに抱くようなイメージは抑制しながら,PMGの一員としての演奏を行っていたイメージが強い。それでもライブの場では,フィーチャーされると,いかにもCuong Vuらしいねぇと思わせる演奏があったようにも記憶している。

PMGとしての最新作である"The Way Up"のリリースから10年以上を経過した今となっては,現時点でPMGが再編された際にCuong Vuが加わるかどうかは微妙なところであるが,こんなアルバムをリリースするってことは何かがあるのではないかと思わせる。その一方で,間もなくPat Methenyは全く新しいバンドで来日を控えているので,PMG復活は夢のまた夢なのかもしれないが...。

だが,このアルバム,Methenyもプロデューサーとして名を連ねているだけあって,Pat Metheny色は結構濃厚と言ってもよい。PMGのような音楽ではないのだが,Patらしいのだ。これが,同じくPat Methenyが全面参加しながらも,私が納得のいかなかったLogan Richardson盤との大きな違いである(同盤についての記事はこちら)。

本作はCuong Vuの音楽性を活かしながら,そこにMethenyがスパイスを効かせて,更にスリリングな音楽に仕立てたって感じである。ただでさえ鋭いCuong Vuのトランペットに,Pat Methenyのギターやギター・シンセがかぶってくるときのスリルには思わず興奮させられた私である。"Telescope"なんて,"Imaginary Day"以来の激しさだと言ってもいいぐらいだ。これは燃える(笑)。終盤までこの調子で突っ走ってくれれば,更に評価したくなるところであったが,やや曲調が緩くなるのは惜しい。

まぁ,それでも,Pat Methenyのフリーの虫がうずき出してリリースしたとも考えられる本作は,Derek Baileyとの"The Sign of 4"や,全くいいと思えない"Zero Torelance for Silence"なんかに比べると,はるかに聞き易いし,作品としてもまともである。なので,Pat Methenyのファンは買っても損はないと思わせるものの,AppleMusicで聞いていれば十分だったかなぁなんて思うのも事実である。但し,決して悪い出来ではないと思う。

今度の新バンドではどういう音を出してくるのか,非常に気になってきた新作である。星★★★★。

Recorded on February 4-6, 2015

Personnel: Cuong Vu(tp), Stomu Takeishi(b), Ted Poor(ds), Pat Metheny(g)

2016年5月13日 (金)

様々な共演歴を持つBen Perowskyのストレート・ジャズ・アルバム

"Ben Perowsky Trio" Ben Perowsky(JazzKey)

Ben_perowskyBen Perowskyという名前はいろいろなところで出てくる。Mike Sternと共演したかと思えば,John Zornとやったり,Lizz WrightやLoudon Wainglight IIIなんかともやっているから,全方位外交みたいなドラマーである(John Zornとの共演盤はこちら)。記憶は定かではないが,確か彼がMike Sternと55Barでやったライブも見たことがあったように思う。いや,あれはZach Danzigerだったか...。

そんなBen Perowskyはリーダーとしても結構な活動をしているようで,本作はショップをうろついていて,目についたアルバムである。一番の要素はメンツ。Chris Speed,Scott Colleyとのピアノレス・トリオというのは結構気になるものであった。そして,レコーディングの場所は懐かしのKnitting Factoryである。

Knitting Factoryと言えば,私が在米中にはHouston Streetにあったが,本作が録音された頃にはTribecaに移転していたらしい。いずれにしても,ちょっと尖った音楽を聞けるライブ・ハウスとして,所謂コンベンショナルなジャズ・クラブとは一線を画した存在だったと思う。雰囲気も全然違ってたしねぇ。本作に聞ける音楽も,決して先鋭的ではないものの,コンベンショナルとは言い切れないタイプの音楽であり,やっぱりそういう感じの場所だったのねぇと思える。

本作は複数のライブから選ばれた音源となっているが,録音日から見ると,このトリオ,この頃はレギュラーに近いかたちで出演していたように見える。そして,いかにもNYCのダウンタウン(特にイースト・ヴィレッジの感じ)のクラブで演奏を行っているような感じのバンドとしてのサウンドである。録音されたのは今から18~19年前であるが,今でもこういう感じのサウンドってのは聞けると思える。そういう意味では古びた感じはしないが,やや音が悪いだけである(笑)。

ピアノレス・トリオだけあって,自由度の高いセッティングの中で,Chris Speedの露出度が高くなるのは当然とも言えるが,テナーとクラリネットを持ち換えながら,かなりスリリングなフレーズを連発している。ただ,これはやっぱり生で聞くべき音楽のようにも思えるのは致し方がないところで,録音音楽としては多少難しいところがあるのは事実である。

ただ,"In a Sentimental Mood"のようなスタンダードとPink Floydの"Money"やメシアンを同居させてしまうのがいかにもでありながら,やっぱりこれはイースト・ヴィレッジ的だと思ってしまった。なかなか面白いアルバムであり,これはもう少し多くの人に知られてもいいのではないかってことで,ちょいと甘いと思いつつ星★★★★としておこう。

Recorded Live at the Knitting Factory on November 13, 20, December 4, 1997, January 14, 15, 1998

Personnel: Ben Perowsky(ds), Chris Speed(ts, cl), Scott Colley(b)

2016年5月12日 (木)

レコード・ストア・デイ限定でリリースされたPatti Smithのライブ盤

"Horses Live at Electric Lady Studios" Patt Smith(Electric Lady Records)

Patti_smith_rsd今年のレコード・ストア・デイ(4/16)に合わせてリリースされたPatti Smithのレコード(LP)があることを知ったのは,イベントが終わってからのことだった。しかし,Patti Smithの限定盤とあっては買わないわけにはいかないし,「後悔先に立たず」ということで,eBayでゲットした私である。

企画はPatti Smithのデビュー作にして名作"Horses"を,同作が録音されたElectric Lady Studioでライブで再演するというもの。"Horses"の再演は"Horses"のレガシー・エディションのCD2にロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールでの演奏を収めたものがあるから,何も目新しいものではない。しかし,今回はLP,しかも2000セット限定とあっては,Patti Smith教信者(笑)の私としては,何としても入手したいと思ってしまったのである。

彼女は昨年,"Horses"リリース40周年を記念して,同作を全曲演奏するツアーを開催しているが,RSDの情報によればこれはそれに先立つ8月に録音されたものと思われる。Patti Smithにとっては,ツアーのリハーサルも兼ねたものであったかもしれないが,それでも演奏ぶりは十分まともなレベルに達している。何よりも,今年で70歳になるとは思えない,Patti Smithの若々しさが素晴らしい。創造を続ける人は老いないことを実証しているようなものである。

改めて,ここでの演奏を聞いて,"Horses"というアルバムの素晴らしさを認識させられたとともに,入手できたことだけで喜んでしまう私である。星★★★★★。送料込みにすると,結構高くついたが,その元は十分に取ったと感じている。我ながらミーハーと言われても仕方がないが,信者ですから(笑)。

Personnel: Patti Smith(vo), Lenny Kaye(g), Jay Dee Daugherty(ds), Tony Shanahan(p, b), Jack Petruzzelli(key, g, b)

2016年5月11日 (水)

GW3本目の映画は切なくなるような「ルーム」

「ルーム("Room")」('15,加/アイルランド)

Room監督:Lenny Abrahamson

出演:Brie Larson, Jacob Tremblay, Joan Allen, Tom McCamus, William H. Macy, Sean Bridgers

黄金週間劇場通い3連荘にして,最後はBrie Larsonがオスカーの主演女優賞に輝いた「ルーム」であった。これは見ていて辛くなるような映画でもあるのだが,子役Jacob Tremblayが演じるJackが閉鎖環境から再生していく様を見て,子供の成長というものをついつい感じてしまい,子を持つ親としてはシンパシーさえ感じてしまう映画である。

この映画におけるBrie Larsonは全編を通じてノー・メイクのようなかたちになっており,極限状況からの解放後もPTSDに悩まされているであろう主人公を演じて,その鬼気迫る演技はオスカーに値するものと言ってよい。見ている方も十分に感情移入できてしまうことは間違いない。だが,彼女の姿だけを見ていては,おそらく誰しも辛過ぎて,この映画に対する感触というのは違ってくるはずである。それを多少なりとも救済しているのがJacob Tremblayの役回りだと思える。

この映画の本筋とは関係ないかもしれないが,劇中に登場する医師のセリフの「子供はプラスティックのように柔軟だ」の通り,子供の成長能力,対応能力は極めて優れているということを感じさせるところに,私は救いがあると感じた。そして,原作も書いたEmma Donoghueのシナリオには泣かせるセリフが数多くある。特にJacob Tremblayから発せられるセリフには泣かされるのだ。

繰り返しになるが,この映画は見ていて切なくなる。だが救いも準備してあるところが見事だと思えた。もう一度見るには相応の心の準備が必要になるが,見逃すには惜しい映画である。星★★★★☆。

この映画の主役はBrie LarsonとJacob Tremblayにほかならないが,おばあちゃんを演じたJoan Allenとその彼氏のLeoを演じたTom McCamus,そして婦人警官Parkerを演じたAmanda Brugelは結構な儲け役だと思えた。この3人のキャラのよさは泣かせてくれるよなぁ。

2016年5月10日 (火)

亡くなる年のBob Bergの快演を収めたEddie HendersonによるMilesトリビュート盤。

"So What" Eddie Henderson(Eighty Eight)

So_whatBob Bergが自動車事故bで亡くなったのは2002年12月のことである。51歳という若過ぎる死であったが,そのBob Bergの晩年のハイブラウな演奏ぶりが聞けるだけで価値があると思わせるのが本作である。

毎度お馴染み新橋のテナーの聖地,Bar D2で聞かせて頂いて,このアルバムは結構いいねぇと思って,いつか買おうかなぁなんて思っていたのだが,今回,そこそこの価格で欧州盤をゲットしたもの。企画そのものはMilesへのトリビュート,それもモーダルなアプローチを中心としているので,60年代Milesクインテットへのオマージュのような,企画としては安易と言えば安易なものである。だが,演奏のクォリティが結構高くて,楽しめてしまうのである。私はBob Bergが聞きたくて買ったようなものだが,実はリーダーのEddie Hendersonもいい仕事をしている。

Eddie Hendersonの日本制作アルバムってのは,企画がどうもねぇってのがあるのだが,そこで聞かせるストレート・アヘッドなトランペットだけを聞いていると,どんな企画でもちゃんと聞かせるのがこの人の矜持だということが分かるような気がする。本作もその例外ではないと思える。ちゃんと手を抜くことなく,Milesのコピーに堕することもなく,ちゃんとやっているのは立派である。甘さを排したビター・スイートな魅力とでも言ってよいだろうが,ラッパがうまいよねと改めて感じさせる出来である。

更にこのアルバムを魅力的に響かせるのがDavid Kikoskiのピアのである。この人のピアノはコンベンショナルでありながら,やわなところがないのがこのアルバムの雰囲気にぴったりである。ここでのKikoskiの貢献度は結構高いと思っている。

それでもってBob Bergである。こういう演奏を聞いていると,ハードボイルドな感覚は残しながらも,成熟に向かう感覚を聞かせていただけに,録音から約9か月後の早逝は惜しいと言わざるをえない。ここでの演奏もアコースティックなサウンドに乗って,Bob Bergらしいフレージングを聞かせていて,私のBob Berg好きは間違いないと思ってしまうような吹きっぷりなのである。惜しい。やっぱり惜し過ぎた。

ということで,企画は安直なれども,演奏はいいということで,星★★★★。

Recorded on March 13 & 14, 2002

Personnel: Eddie Henderson(tp, fl-h), Bob Berg(ts), David Kikoski(p), Ed Howard(b), Billy Hart(ds), Victor Lewis(ds)

2016年5月 9日 (月)

「スポットライト 世紀のスクープ」:こういうのをいい映画って言う。

「スポットライト 世紀のスクープ("Spotlight")」('15,米/加,Anonymous Contentほか)

Spotlight監督:Tom McCarthy

出演:Mark Ruffalo, Michael Keaton, Rachel McAdams, Liev Schreiber, Brian d'Arcy James, John Slattery, Stanley Tucci

GW中に見た映画の2本目。今年のオスカーで作品賞,脚本賞の2冠に輝いた作品である。この作品を見ていて,私は「アルゴ」をちょっと思い出していたのだが,「アルゴ」を絶賛した立場としては,この作品も同等以上に評価したくなるような,社会的な良心に溢れた映画であった。

ボストン・グローブ紙の記者たちの取材により,カトリック教会神父による児童への性的虐待と,事実の隠蔽を暴いていく過程を示した映画であるが,「アルゴ」が事実は小説より奇なりという感じだとすれば,この映画には私は「ジャーナリズムかくあるべし」という気概を感じてしまったわけだ。どちらにしても,実話に基づく話は強い。

俳優陣は抑制された演技を示し,編集局長役のLiev Schreiberなんぞは,「ウルヴァリン」の時とはえらい違いで,逆に笑えるぐらいだったが,ストーリーに結構リアリティを持たせるようなキャスティングは大きな成功要因の一つだろうと感じた。ある程度,結論は見えたストーリーではあるが,ギミックに陥ることなく,スムーズにストーリーを展開させた脚本は優れているし,ある種の群像劇のような中での登場人物の描写も適切で,それが映画としての魅力をアップさせているように思う。

これはエンタテインメントではありながら,非常にまじめに作られているところに非常に好感が持てて,私はつくづくこういう映画に弱いなぁと思いつつ,非常に面白く見ることができた。心地よく席を立つことができる映画というのは本当に嬉しい。喜んで星★★★★★としよう。

そして,この映画を見ていて,ジャーナリズムの本質ということについても考えさせられていた。映画の世界でも「大統領の陰謀」のような作品もあったが,まさに「ペンは剣よりも強し」を実証するような映画。それに比べて,今の日本のジャーナリズム,マスメディアの弱腰は目を覆いたくなるようだと思うのはきっと私だけではないはずだ。

2016年5月 8日 (日)

Derek Trucksのスライドが炸裂するFrogwings

"Croakin' at Toad's" Frogwing (Flying Frog)

FrogwingsDerek Trucksが当代随一のスライド・ギタリストであることには異論を差し挟む余地はないと思うが,Derek Trucksは昔から物凄いプレイヤーであったということを如実に示すライブ・アルバムである。

本作はDerekのおじであるAllman Brothers BandのButch Trucksのプロデュースによるライブ盤であるが,Allman Brothers BandとDerek Trucks Band,そしてBlues Travelersの混成部隊にJimmy Herringが加わってしまうというとんでもないジャム・バンドである。こうしたメンツが集まれば,強烈な演奏になることは間違いないところだが,予想に違わず,Jimmy Herringに一歩も引けを取らない若きDerek Trucksのスライドを聞くだけでも価値がある。

まぁ,このジャケでは購買意欲をそそるものではないことは事実だが,ここに収められた音は本物である。おそらくは本作が録音された時にはまだDerekはティーンエイジャーだったはずだが,技は完全に確立している。やはりこれは天賦の才能と言わずして何と言うってところだろう。

一方のギターのJimmy Herringであるが,もとからうまい人であるが,ここではDerekに触発されたか,対抗意識が芽生えたかって感じで,カッコいいフレーズを連発していて,このアルバム,ギター好きにはかなりのウハウハものとなっている。

惜しむらくはこのアルバムがもはや廃盤であることだが,まぁ中古盤屋やオークション・サイトで見つけたら即買って下さいって言いたくなる作品である。ジャム・バンドとしての荒っぽさってのもあるが,それも魅力と言えば魅力。星★★★★☆。今更ながらではあるが,こういうバンドは生で見たかったよねぇ。

Personnel: Kofi Burbridge(key, fl), Oteil Burbridge(b), Jimmy Herring(g), John Popper(vo, harp),Marc Quinones(perc), Butch Trucks(ds), Derek Trucks(slide-g)

2016年5月 7日 (土)

久しぶりに映画を見た。まずは「レヴェナント:蘇りし者」。

「レヴェナント:蘇りし者("The Revenant")」('15,米/加/香港/台湾,Fox)

The_revenant_2監督:Alejandro González Iñárritu

出演:Leonard DiCaprio,Tom Hardy,Domnhall Gleeson,Will Poulter,Forrest Goodluck

年に24本劇場で映画を見たいといつも思っている私だが,今年は全然行けていない。最後に見に行ったのは3月の「ヘイトフル・エイト」で,今年はまだ3本しか見ていない。これはまずいというわけでもないのだが,いい加減劇場通いがしたくなって,GW中に見た1本目がこれである。

ご承知の通り,5回目のノミネーションにして,Leonardo DiCaprioがオスカーの主演男優賞を獲得したことが話題であるが,ここでの頑張りはオスカーに値するとは思う。だが,Alejandro González Iñárrituが2年連続の監督賞に値するのかと言われると,どうなんだろうねぇと思ってしまうのも事実である。

この話,実話に基づくものらしいのだが,典型的なサバイバル&復讐劇である。これが本当にあったとすれば凄いことであるが,それをカナダを中心とするロケで極寒の大地の様相を交えながら描いたことは評価に値するし,自然光を使った撮影も見事なものである。だが,演出としては手堅いとは思えるものの,そんなに凄いのかと見ながら思っていた私である。Alejandro González Iñárrituが有能な監督であることは理解していても,これが年間最優秀演出かと言われれば,別にこれじゃなくてもよかったんじゃない?と思うのも本音なら,ほかの監督に授賞すればいいのにとも思ってしまうのだ。私からすれば,今年Iñárrituに2年連続授賞するぐらいなら,去年,「6才のボクが,大人になるまで」を撮ったRichard Linklaterに監督賞をあげるべきだったよなと思っている。

話はとことん陰鬱である。だから見ていて本当に疲れる映画であったが,映画として優れてているのは間違いないので,156分という尺はそれほど気にならない。だが,ここまで長くなくてもいいだろうと思えるところもあって,この辺は編集に改善の余地はあるだろうと思わせる。

上述のような言い方をしていると,私はこの映画に辛口のようにも思えるが,決してそういうことではない。リアリティを追求した表現ゆえに,結構えげつない描写もあるので,レオ様が出ているからといって,デート・コースにするには全く適していないが,それでも娯楽性を排除してでも描き切ったところは立派と思えるのだ。だからこそ,DiCaprioの演技はオスカーに値するとは思うが,彼の映画だったら,「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」の方が私にとっては面白かったし,あっちでの受賞でもよかったと思ってしまう。

ということで,決して嫌いになるような映画ではないが,もう1回観たいかと言われれば,暫くはいいわって感じの映画である。星★★★★。

2016年5月 6日 (金)

Nik BärtschのMobile名義ではECM第1作となる新作。相変わらずいいねぇ。

"Continuum" Nik Bärtsch's Mobile(ECM)

Continuum昨年はRoninを引き連れて来日もしたNik Bärtschであるが,彼のMobile名義の新作がリリースされた。デリバリーが結構遅くなったのにはイライラしたが,この音楽を聞いてみて,彼の音楽は私にフィット感が強いなぁと改めて感じてしまったから,まぁよしとしよう。

Bärtschによれば,Roninが"Zen Funk"であるのに対し,Mobileはアコースティックなセットアップという区分になるようだが,正直言って大した違いは感じない(爆)。BärtschがRitual Groove Musicと呼び,私がミニマル・ファンクと呼ぶ彼らの音楽の特性はRoninであろうが,Mobileであろうが,本質は同じだと思える。但し,今回は"Extended"としてストリングスが付加されているのが特徴である。

これまでにも当ブログにも書いてきたが,私はミニマル・ミュージックがかなり好きなクチなので,Nik Bärtschのアルバムについても,ECM作はもちろん,ECMと契約する前のアルバムも何枚か保有しているぐらい好きなのだ。このグルーブに身を委ねる感覚にはまってしまうと,その心地よさから抜け出すことができなくなるという魅力があるのだ。今回の場合,"Module 5"のように,ミニマルでありながら,スリリングな展開も示す曲もあるし,現代音楽的な"Module 60"のような曲もあり,またまた私は楽しんでしまった。

確かにファンク度は若干低い気もするが,ベースの代わりにShaのバスクラが通奏低音のように響き,相変わらずのサウンドであると言ってよい。いずれにしても,私にとってのこの人たちの音楽の魅力はここでも不変。やっぱり好きなんだよねぇってことで,星もついつい甘くなり星★★★★☆。

Recorded in March, 2015

Personnel: Nik Bärtsch(p), Sha(b-cl, contrabass-cl), Kasper Rast(ds), Nicolas Stocker(ds, tuned perc), Extended: Etienne Abelin(vln), Ola Sendecki(vln), David Schnee(vla), Solma Hong(cello), Ambrosius Huber(cello)

2016年5月 5日 (木)

今一度評価したくなったBernie Leadon~Michael Georgiades Band

"Natural Progressions" Bernie Leadon Michael Georgiades Band (Asylum)

_20160430Glenn Freyが亡くなって,もう活動の機会はなくなったと思われるEaglesだが,そのEaglesを早い時期に脱退してしまったBernie Leadonは,カントリー指向が強い人だったので,「呪われた夜」あたりから強まったロック色にフィットできなかったのだろうとは簡単に想像できる。そのBernie Leadonが脱退からしばらくしてEaglesと同じAsylumから,かつEaglesと縁の深いGlyn Johnsをプロデューサーに迎えての作品がこれだが,カントリーっぽさよりも,ウエスト・コースト・ロックとしてのよさを大いに感じさせる作品である。サウンドとしてはちょっと異なるが,Firefallに感じるよさと同質のものを感じてしまう私である。

ウエスト・コースト・ロック(というものが本当にあるとすればだが...)は1970年代を代表する音楽の一つだと思える。私はLAという街には全くシンパシーを感じない(って言うより正直嫌いである)が,ウエスト・コースト・サウンドは好きである。西海岸のカラッとした雰囲気が,サウンドに反映されているのは,東海岸の音楽(例えばPaul Simonの"Still Crazy after All These Years"あたりのバックのサウンド)と比べれば明らかである。同じ国の中でも,これだけ違いを感じさせるのがいかにもアメリカっぽいわけだが,どう聞いてもこれは西海岸の音である。,まぁ,西海岸って言っても,LAとSan Diegoでは違うし,SFとSeattleも違う訳で,十把一絡げにするのは問題があるとは思うが,一般のイメージとはそう相違はあるまい。

Bernie Leadonのバンド・メイトを務めるMichael Georgiadesは,現在も作曲家,ミュージシャンとして活動はしているようだが,表舞台に出てくるって感じではないようである。最近は元Men at Work(!)のColin Hayと仕事をすることが多いようだが,私にとってはこのアルバムが彼との接点である。

それでもって,久しぶりに聞いたこのアルバムだが,こんなにいいアルバムであったかと思わされてしまった。何とも爽やかというか,いい感じのAORではないか。いや~,保有盤はちゃんと聞かないといかんと改めて思わされた。って,昨日の記事にも書いたような...。新しいのを買うのも大事だが,やはり保有音源はちゃんと聞かないと駄目だよねぇ。ってことで,意外なよさを再認識して星★★★★。

Personnel: Bernie Leadon(vo, g, banjo, steel-g, mandolin, p), Michael Georgiades(vo, g), Bryan Garofalo(b), David Kemper(ds), John Brennan(g), Bobbye Hall(perc), Irving Azoff(vo), Ed Silvers(vo), Joe Smith(vo), Baron Stewart(vo), Brian Rogers(strings arr) 

2016年5月 4日 (水)

Ben Webster:余裕綽々とはこれのこと。

"Ben Webster Meets Oscar Peterson" Ben Webster(Verve)

Ben_webster_meets_opCDラックを漁っていて,久しぶりに目についたのでプレイバックしたら,それが非常によかったなんて経験はしょっちゅうしているが,これもそんなアルバムである。世評も高いアルバムに甚だ失礼ながら,私が頻繁に聞くわけではない作品だが,聞いてみたらやっぱりよく出来ていたということで,記事にしてしまおう。

私はBen WebsterもOscar Petersonも熱心に聞いてきたわけではない。特にBen Websterはジャズ喫茶で"Soulville"を聞いたぐらいではないか。ではそんな私がなんでこのアルバムを保有しているのかが,これが全くわからない。父の遺品の可能性はあるが,それか完全なきまぐれでの購入である。しかし,これを聞いていると,ジャズとはくつろぎの音楽であると思わせるような,まさに余裕綽々のプレイぶりである。特にBen Websterのゆったりしたテナーは,ゆったり流れる大河を思わせると言えばいいだろうか。2曲目の”When Your Lover Has Gone"なんかを聞いていると,Ellingtonバンドの同僚/先輩,Johnny Hodges的なところも感じさせる。

いつも私が好んで聞いている音楽とは確かに違うが,たまにこういうのを聞くと,ジャズって懐が深いねぇと改めて感じてしまう。そして,聞いていて,ついつい耳をそばだててしまうぐらい魅力があるのである。こういうのは夜の帳が下りた頃,ウイスキー片手に聞くのが丁度いいだろうな。

やっぱり持っているCDはちゃんと聞かないといかんと改めて思わされた一枚。星★★★★☆。

Recorded in November, 1959

Personnel: Ben Webster(ts), Oscar Peterson(p), Ray Brown(b), Ed Thigpen(ds)

2016年5月 3日 (火)

Greg Phillinganes:「クロスオーヴァー&フュージョン1000」シリーズでもう1枚購入したのがこれ。完全なブラコンと言うかディスコ・サウンドと言うか...。

"Significant Gains" Greg Phillinganes(Planet/Columbia)

Greg_phillinganes廉価盤再発シリーズで,"Tributaries"と一緒に購入したのがこれ。「処女航海」なんて邦題がついているが,初リーダー作なだけで,"Maiden Voyage"をやっているわけではない。

Greg Phillinganesは一時,TOTOにも参加していたこともあったが,基本的にはスタジオ・ミュージシャンとして数多くのアルバムでプレイしている人ってイメージが強い。だから,彼がソロ・アルバムを出すとどういう感じになるのかはある程度想定できても,私もこのアルバムを聞いたことがあるわけではなかったので,完全に気まぐれによる購入と言われても仕方がない。そして飛び出してきた音は誰がどう聞いてもブラコンであって,これを「クロスオーヴァー&フュージョン」と呼ぶにはちょいと無理があるねぇと思いたくもなる。

だが,音楽のクォリティとしては相応に保たれているので,そこそこ楽しめる。リーダーの歌は「う~む」となってしまう程度のレベルなのには苦笑が漏れるが,曲はなかなかよく書けている。冒頭の"Girl Talk"にはナベサダがソロで客演しているのはなんでやねんというところだが,参加しているメンツはいかにもって感じである。

Herbie Hancockが参加した"Maxxed Out"はちょっと感じが違って,ややHip Hop的なアプローチになっているが,Hancockのシンセ・ソロはやはりけた違いに鋭い。

だからと言って,歴史に残るようなアルバムでもないが,まぁ本作がCDでリリースされるのは15年ぶりだそうだから,次はもうないかもねってことでまぁよしとしよう。ちょっと甘めの星★★★☆。

Personnelは登場人物が多過ぎなのと,CDのライナーのミュージシャンの記述は不完全なので省略。それにしても,George Bensonをコーラスだけで使うってもったいなくない?

2016年5月 2日 (月)

Butch Miles:この軽快なスイング感はやっぱりいいねえ。

"Miles and Miles of Swing" Butch Miles(Famous Door→Progressive)

Butch_miles先日も本作のリリースについては記事にしたが,改めて聞いてやっぱりこれはいいと思えたので,またも記事をアップである。再発盤であるが,この機会を逃すと入手は困難化するとも思われるので,新譜扱いとさせて頂き,推薦させて頂こう。

Butch Milesと言えば,Count Basie Orchestraでの活動が一番有名だろうが,Basieのバンドを猛烈にドライブさせたドラマーであることは間違いない。よって,Butch Milesが参加したBasieのアルバムは総じて評価が高い(と言っても,私はMilt Jacksonとの共演盤しか保有していないが...)。そのほかにはDave Brubeckのバンドにもいたことがあり,そこではJerry Bergonziとの共演が聞けてしまうのだ(アルバム"Back Home")。いずれにしても,強烈なスイング感を持つドラマーであることは間違いない。

そのButch MilesがFamous Doorに吹き込んだアルバムがこれである。やっているのはスタンダード中心であるが,Basieゆかりの曲もやっている。冒頭の"Cherokee"はゆったりしたテンポから始まって,一瞬おぉっと思わせるが,テンポ・アップしてからのノリが何とも素晴らしい。"Take the A Train"も結構ゆったりしたテンポなのだが,それに続くBasieナンバー,"The King"こそ,Butch Milesのスイング・ドラムスが炸裂である。いかにもBasieらしいリフからなだれ込むButch Milesのドラムス・ソロには興奮しちゃうよねぇ。

アルバムそのものはモダン・スイングであるが,ここで目を引くのがScott Hamiltonだろう。ここではAl Cohnとの2テナーであるが,録音時にまだ20代前半とは思えぬ吹きっぷりには驚いてしまう。1970年代後半はジャズがやや低迷していた時期と言ってもよかったかもしれないが,そういう時代にこういう,当時どちらかと言えば古臭いと思われるような感じのプレイをする若者が登場したということで話題になったことも懐かしい。私はこういう音楽を決して古臭いと思わないが,刺激的ではないのは確か。だが,こうした演奏から得られる軽快なスイング感やリラクゼーションは心地よさの極みなのだ。

このアルバムがリリースされた頃は,私は高校生だったわけだが,どうしてこういうレコードを買おうと思ったかの記憶は定かではない。だが,当時から父親が保有していたEddie Condonの日本のライブ盤なんかも結構いいなぁなんて思う,若年寄的なところもあった私である。その一方で,プログレとかアメリカン・ロックとかも聞いていたわけで,今にして思えば,さっぱりわけのわからない高校生であること甚だしい(爆)。

それから歳月は流れたが,今やオッサンと化した私にとって,このアルバムの心地よさは増すばかりである。もちろん,刺激の強い音楽だっていまだに好きだが,たまにはこういうのも必要なのである。やっぱりこのアルバムはFamous DoorレーベルのアルバムではZoot Sims盤の次に好きなアルバムである。これはほんまにええですわ。星★★★★☆。

ただ,難癖をつけさせてもらうならば,ブックレットの裏表紙の文字が欠けているのは超ダサい。デザイン的に画竜点睛を欠くとはこういうこと。私も細かいねぇと思いつつ,こういうところにちゃんと目配りしないとね。

Recorded in Fall, 1977

Personnel: Butch Miles(ds), Al Cohn(ts), Scott Hamilton(ts), Marky Markowitz(tp, fl-h), John Bunch(p), Milt Hinton(b)

2016年5月 1日 (日)

"Tributaries":こんなものまで廉価盤発売ですか...。

"Tributaries" Larry Coryell / John Scofield / Joe Beck (RCA Novus)

Tributariesストリーミングやダウンロードが主力となり,CDの売れない時代になって,CD市場を支えるのはある程度購買力のある中年以上ってことになるのだろうが,今回,ソニーから出る「クロスオーヴァー&フュージョン1000」シリーズもそうした世代を狙ったものと思えるようなセレクションとなっている。

私もまんまと策略にはまり,購入したものの1枚が印象的なジャケの「支流」というタイトルの本作。Larry Coryellはスーパー・ギター・トリオに参加することはあっても,あっちは基本はDi Meola~McLaughlin~Pacoであるから,本流ではないってことになる。しかし,アコースティック・ギターに関しては,Steve Khanとの"Two for the Road"のような傑作もあるし,「ボレロ」や「シエラザード」までやってしまう人なのだ。そのCoryellがリーダーとなり,ジョンスコ,そしてJoe Beckという意外な組み合わせで吹き込んだのがこの作品である。聞いてみればすぐわかるが,明らかにスーパー・ギター・トリオとは異なるタイプの演奏である。一言でいえば,一部ではブルージーな感覚も醸し出して,サウンドがよりアメリカ的である。そして,バトル・モードのような感じでもないので,これを聞いたら肩透かしと思うリスナーがいても仕方あるまい。そこは好みの問題だが,Steve Khanとのアルバムと比べても,緩さが目立つ。

そして,いかにもOvationな音の連続で,Ovationの音を好む人にはよいかもしれないが,それを好まないリスナーにとっては,それが多少煩わしく感じるかもしれない。私はOvationの音は別に嫌いというわけではないが,ずっとOvationばっかりってのはどうもなぁって感じである。まぁ,一世を風靡したのは事実だが,ここまでやられると飽きる。

私はこのアルバムをこれまでちゃんと聞いてきたわけではなかったので,ものは試しで買ってみたわけだが,まぁこれはなくてもよかったかなって感じである。ってことで,星★★★ぐらい。決してつまらないってほどではないが,燃え上がり感が不足しているように感じてしまうのはメンツゆえか。まぁ,これも勉強ってことで。

Recorded on August 17 & 23, September 17 & 19, 1979

Personnel: Larry Coryell(g), John Scofield(g), Joe Beck(g)

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