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2016年3月22日 (火)

Milesバンド出身者を中心に繰り広げられたトリビュート・ライブ

"Endless Miles: A Tribute to Miles Davis" Various Artists(N2K Encoded Music)

Endless_milesこれは1998年5月にNYCのBirdlandで行われたMilesへのトリビュート・ライブの実況盤である。このライブ,結構豪華なメンツと言えばそう言えなくもないが,例えばHerbie HancockやWayne Shorterのような超大物が入っていないので,どうしても印象は地味になってしまう。だが,私がもしこの時NYCにいたら,きっと行きたくなるようなライブだっただろうなぁと間違いなく言えるぐらいのメンツは揃っている。

アルバムに収められた全8曲のうち,6曲はアコースティックで演奏され,エレクトリックで演奏されるのはAdam HoltzmanとRobert Irving, IIIの二人が参加した"In a Silent Way"と"Tutu"のみである。

私としてはこのアルバムはDave LiebmanとBob Bergの参加が気になるところであるが,彼等も2曲ずつの参加に留まるので,多くを期待してはいかんということはわかっている(とは言え,Liebmanの存在感はかなり強烈)。そして,この作品を聞いていて思うのは,相応の実力者が揃っているので,ソロはかなりよいと言えるのだが,アンサンブルのパートはやはり急造の組み合わせって感が否めない。だから全面的に支持することはできないが,ライブの場にいたならばそれなりに楽しめた演奏だと思う。それをCDとして鑑賞してしまうと,荒っぽさが出てくるのは仕方がないことのように思えるのである。

ラッパについては相変わらずのMilesクローンぶりが目立つWallace Roneyがほとんどの曲で吹いているが,それはそれでいいとしても,Randy Breckerが"Walkin'"1曲というのはちょっともったいない気がした。ソロがかなりカッコいいだけに更に惜しい気がする。

しかし,どんなにメンツが頑張っていようと,私がこのアルバムをプレイバックしたのは非常に久しぶりのことであったし,ここでの演奏を何度も聞くぐらいなら,Miles Davis本人の演奏を聞いていればいいって話である。これはあくまでも「ライブならではのイベント」なのであって,私はやはりCDで聞くべきものとは思えないのである。聞きどころがないわけではないが,中途半端さは否めないというのが正直なところ。星★★★が精一杯だろう。

Recorded Live at Birdland NYC on May 26, 1998

Personnel: Don Alias(perc), Geri Allen(p), Bob Berg(ts), Randy Brecker(tp), Mino Cinelu(perc), Jimmy Cobb(ds), George Coleman(ts), Folley(el-b), Al Foster(ds), Adam Holtzman(key), Robert Irving, III(key), Dave Liebman(ts), Harold Mabern(p), Gary Peacock(b), Antoine Roney(ts), Wallace Roney(tp), Lenny White(ds), Buster Williams(b)

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