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2016年3月14日 (月)

今年劇場で見た2本目は「マネー・ショート」:これが実に面白い。

「マネー・ショート 華麗なる大逆転("The Big Short")」('15,米,Plan B/Paramount)

Big_short監督:Adam McKay

出演:Christian Bale,Steve Carel,Ryan Gosling,Brad Pitt

今年劇場で見た映画の2本目がこれである。先日のオスカーでは最優秀脚色賞を獲得したが,それにもうなずける作品で,非常に面白く,2時間10分の上映時間があっという間に過ぎていく。

米国におけるサブプライム・ローンの焦げ付きがリーマン・ショックを生んだのは2008年9月のことだったが,丁度私は出張中の欧州において,リーマン・ブラザースの破たんを知ったのであった。その当時の世相を描いていて,金融業界に関わる人間としては,多少のデフォルメがあったとしても,笑いながらも襟を正して見なければならない映画だと思える。いずれにしても,当時の米国金融業界が完全にバブル化していたことが,強烈な皮肉を以て描かれていて,彼らが日本のバブル崩壊から何も学んでいなかったことがわかるのだ。

金融の知識がなくても,なぜそれがバブルだったかをちゃんと仕掛けがわかるように説明している(と言っても,若干MBSとかCDSとか,一般の人にはわかりにくい金融用語が出てくるが,苦になるほどではない)から,難しいことは考えなくても十分に楽しめる映画になっているのがよい。また,銀行を徹底的に強欲な悪者に描いていることには,見ていてすっとする人も多いのではないか。銀行勤務経験があり,現在も金融機関をクライアントとする私としては,微妙なところもあるのだが,まぁエンタテインメントとして割り切って見れば腹も立たない。

私は,深刻に描こうと思えばいくらでも深刻に描ける映画を,笑いのセンスをまぶして描くというところが何とも言えず好きだし,この映画を高く評価したくなる理由である。久々に邦題に「華麗なる...」なんて表現を見たが,それは置いておいてもこの映画は一見の価値がある作品である。ってことで,ちょっと甘いとは思いつつ,大いに楽しませてもらったので星★★★★★としてしまおう。まじでこれは面白い映画であり,金融に関わる人間こそ見なければならないと思わせる作品。

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