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2015年おすすめ作

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2016年1月31日 (日)

55 Bar連チャン参戦記(2):大人気のWayne Krantz

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NYC出張の2日目にまたも55 Barへ向かった私である。だって,Wayne Krantzなんだもん(笑)。現地に着いて驚いたのが長蛇の待ち行列で,Krantzってこんなに人気があったのかと思ってしまった。

あまりの人気ぶりで,普通なら通しでいられる55 Barが入れ替え制になっているというのもびっくりであった。今回は最近,Tedeschi Trucks Bandなどで忙しいTim Lefebvreに,Nate Woodという強力なメンツだったからというよりも,純粋にKrantzの人気が高いと思わせた。

演奏はまさにこっちが期待するKrantzの音楽であり,大いに燃えた私であった。最後にはDavid Binneyがジョインして激しい演奏を展開したのも嬉しかった。正直なところ,David Binneyのアルバムにはあまり魅力を感じない私だが,生での弾けっぷりはなかなかよかった。いずれにしても,非常に満足のいくライブだった。

Live at 55 Bar on January 28, 2016, 1st/2nd Sets

Personnel: Wayne Krantz(g), Tim Lefebvre(b), Nate Wood(da), David Binney (as)

2016年1月30日 (土)

55 Bar連チャン参戦記(1):Fima Ephron Group

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NYCに出張したのをいいことに,ライブに出没した私である。今年,これが最初のライブとなったが,到着したその日に食事の後駆けつけたのが55 BarでのFima Ephron Groupであった。私は昔からこの55 Barを結構訪れているが,場末感たっぷりの場所である。今もチャージは$15と安いものである。今回は客入りも大したことがなかったので,1/2セット通しで$15なのだから,安いものだ。

Fimaと言えば,Chris Potter Undergroundのベーシストだが,今回は親分抜きの3人にKevin Haysを加えた4人である。Undergroundと"Lift"を足して割ったような編成だが,私はKevin HaysとNate Smithの組み合わせに関心があった。

結論から言ってしまうと,クリポタがいないことにより,ややおとなし目の演奏だったと言えるだろう。もちろん,Nate Smithの叩き出すビートはファンク度高く楽しめたのだが,演奏はややルースなところも感じさせたと言えるだろう。十分変態とは言えるのだが,テンションはUndergroundより低いものだったのはちょっと残念。これは演奏のテンポがミディアムが多かったからだとも言えるが,ある意味クリポタの強烈さを感じさせる結果となった。

そうした中で,最後にやったのがStevie Wonderの"Higher Ground"だったが,これはかなり燃える演奏だった。この曲のテンポがちょうどいいと思わせるもので,最後の最後にぶちかましてくれたと思う。もう少しこういう感じがあっても良かったがわがままは禁物である。彼らをこういう編成で見られることが素晴らしいと思わなければならないな。

Live at 55 Bar on January 27, 1st/2nd Sets

Personnel: Fima Ephron(b), Kevin Hays(rhodes), Adam Rogers(g), Nate Smith(ds)

2016年1月29日 (金)

2日続けての55 Barでの収穫。

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仕事で相当なストレスを感じた時は,ライブハウスに行って発散するのが一番である。ってことで55 Barに2日続けての参戦となった。Wayne Krantzが出演なのだから行くのは当然(笑)だが,今まで見たこともないような物凄い入りの55 Barであった。ってことで,ライブの模様は改めてとするが,昨日持参したCDの1枚がこれ。私もマメだ(爆)。


2016年1月28日 (木)

昨日の収穫?

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NYC到着後,時差ボケ解消を兼ねて,55 Barに向かった私である。出演はChris Potter UndergroundのFima Ephron Group。親分のクリポタの代わりにKevin HaysがRhodesで加わるという編成。CDを持ち込み,ゲットしたFimaとNate Smithのサイン。Adam Rogersは大事なピックが見つからないとかで取り込み中のため,話すのを遠慮した私。

"Lift"にKevin Haysのサインももらったが,にじんで訳がわからない状態。しくじったなぁ。

ライブの感想は追ってご報告を予定。

2016年1月27日 (水)

中年音楽狂,NYCへ向かう。

本日より仕事のため,またも米国出張である。月に2回渡米するなんて何年ぶりのことか。出張の前半はNYCなので時差ボケ解消のために,ジャズ・クラブ通いでもするか(爆)。

今回の狙いはJazz Standardに出るBilly Childsと思っていたのだが,3月に来日するし,時間的にも苦しそうなので方針変更の予定。ストリングス付きの演奏は聞いてみたかったが。

代替案は到着当日がChris Potter Underground マイナス クリポタ プラス Kevin HaysというFima Ephronのグループ,2日目がWayne Krantz,NYC最終日がGary Burton,Christian McBrideほかのMack Avenue All Starsあたり。いったい何しに行くんだって?

仕事です(きっぱり)。では次はNYCから。行ってきま〜す。

2016年1月26日 (火)

新譜も届かないってことで,温故知新で"Cookin'"を聞いていた私。

Cookin"Cookin'" Miles Davis(Prestige)

最近は新譜を発注しても全然手許に届いてくれないので,こういう時は手持ちの音源を聞いて温故知新を図るしかないって感じである。それで聞いたのがこのアルバムなのだが,私がこのアルバムを聞いたのは本当に久しぶりのことで,最後にCDをプレイバックしたのがいつなのか全く記憶にないぐらいである。世に言う歴史的名盤ってのも私は結構保有しているのだが,全然聞く頻度が高まらないのは,新譜やら何やらを昔以上のペースで買えるようになってしまった今では,まぁ仕方がないこととは言え,音楽の聞き方としてはどうなのかなぁという疑問も感じている私である。前にも書いたかもしれないが,昔はLPの保有枚数も少なかったから,そういうものを一生懸命聞いていた。そういう聞き方ではなくなったのは社会人になって暫くしてからのことであるが,これを聞いていて,やはり昔のような聞き方に戻らないといけないのかもなぁなんて思ってしまった。

それはさておきであるが,やはりこのアルバムはいいねぇと思ってしまうのは,今も昔も変わらない。特に多くの人にとっても同じだと思うが,冒頭の"My Funny Valentine"である。バラッドってのはこうやって吹くもんだという感じで,やってくれるねぇ,Miles。Red Garlandの楚々としたイントロに導かれて響くMilesのミュートを久しぶりに聞いて,このアルバムの魅力を再認識した私である。この1曲の印象が強過ぎて,ほかの演奏の記憶が曖昧になっていたのはお笑い草であるが,それぐらい聞き手を魅惑する演奏だと言っても過言ではない。この曲だけ,Coltraneを抜いたのは絶対正解だと改めて強く感じた。そのほかの曲のアップ・テンポでの演奏はジャズのスリリングな要素に満ちているが,"My Funny Valentine"との間に生み出されるコントラストも見事だと言うしかない。

昨今はエレクトリックなMilesを中心に聞いていた私であるが,ちゃんと昔の音源も聞かねばならんと反省させられてしまった。ジャズってのはこういうもんだよねぇと思わせる傑作という気持ちになってしまった。星を付けること自体無意味と言ってもよいが,当然星★★★★★しかないだろう。Milesに限らず,最近聞いてなかった古いジャズ・アルバムも猛烈に聞きたくなってくるとは我ながら現金なものである(苦笑)。

Recorded on October 26, 1956

Personnel: Miles Davis(tp), John Coltrane(ts), Red Garland(p), Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

2016年1月25日 (月)

出張中に見た映画(16/01編):その6はPeter Bogdanovichの13年ぶりの監督作品

Shes_funny_that_way「マイ・ファニー・レディ("She's Funny That Way")」('14,独/米,Lionsgate)

監督:Peter Bogdanovich

出演:Owen Wilson, Imogen Poots, Kathryn Hahn, Will Forte, Jennifer Aniston

なんとPeter Bogdanovichが13年ぶりに撮った映画であるが,米国では劇場公開は限定的で,最初からオン・デマンド放送されていたとのことである。今の殺伐とした世の中とは全く関係ないとでも言うような,懐かしの「スクリューボール・コメディ」的な映画である。それがいつもどこか懐かしさを感じさせるPeter Bogdanovichらしいと言えばその通りである。

話としては極めて他愛ない。誰と誰がくっついたり,喧嘩して離れたり,そのまた誰かとくっついたりって感じの映画であるから,飛行機の中で,笑いながら気楽に見るにはこれほど適した映画はない。但し,笑いはゲラゲラではなく,クスクスであるが。

ただ,本当にこの時代にこういう映画を作ってしまうのがある意味凄いことだが,逆にこういう時代だからこそ,こうした軽いコメディってのが貴重なような気がする。星★★★☆。いろんな人がカメオ出演しているのもBogdanovichの人徳か。余談ながら,主役のImogen Pootsは可愛かった。

2016年1月24日 (日)

忙しい時にはこういう音楽も必要ってことで,「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」

Anna_magdalena_bach"J.S. Bach: Clavierbüchlein für Anna Magdalena Bach" Nicholas McGegan, Lorraine Hunt, David Bowles(Harmonia Mundi France)

最近,仕事やら付き合いで音楽をじっくり聞いている余裕がないのだが,そうした時には古楽が聞きたくなる私である。今日聞いていたのが,フランスHarmonia Mundiから出たこの小曲集である。どうしてこのアルバムを買ったのかは全く記憶にないのだが,91年リリースだから,おそらく在米中に買ったものと思われる。それから四半世紀を経過しているが,当時も何らかの理由でこういう音を身体が求めていたのかもしれない。

Nichols McGeganは英国の指揮者,チェンバロ奏者であるが,古楽(今や古楽だけではないが)の世界には英国にはJohn Eliot Gardinerという大物がいるから,Gardinerに隠れてしまうと,その影は決して濃いものとは言えない人のように思える。だが,こういう小曲集の場合,そんなことはどうでもよいし,Gardinerとは違って,正調古楽に徹している姿勢もいいのではないかと思う。

いずれにしても,妙に忙しい最近の生活に,74分間の潤いを与えてくれる音楽であった。やっぱり古楽はいいねぇ。一方で,こういう音楽が元々George Lucasが作ったSkywalker Soundで録音されているってのは無茶苦茶面白いよねぇ。

Recorded in September and November 1990

Personell: Nicholas McGegan(harpsichord, clavichord), Lorraine Hunt(vo), David Bowles(cello)

2016年1月22日 (金)

追悼,Glenn Frey

Glenn_frey_2

更新をサボっている間に,またもショッキングなニュースである。なんと,これが今月5本目の追悼記事となってしまうのだが,Eaglesの,と言わずとも,固有名詞で呼んでも何の問題もないGlenn Freyの突然の訃報には,David Bowieの急逝同様に驚かされてしまった。昨年の夏までEaglesとしてのツアーをこなしていたGlenn Freyが亡くなるとは誰も想像していなかったはずである。

今やEaglesが「昔の名前で出ています」バンドになっていたことは事実だとしても,彼らが70年代に生み出したアルバムの価値が下がる訳ではない。Linda Ronstadtのバックから,「カントリー・ロック」,そして70年代アメリカン・ロックを代表する作品である"Hotel California"のリリースをピークとして,間違いなく1970年代のアイコンとして活動したEaglesの実質的なリーダーはGlenn Freyだったと言ってもいいだろう。

ヴォーカリストとしての表現力,あるいは声の魅力という観点ではDon Henleyに軍配が上がるだろうが,それでもGlenn FreyがいてこそのEaglesであったことは間違いのない事実である。彼のいない"Tequila Sunrise"はありえないのだから...。

私が最後に彼らのライブに接したのは2004年@東京ドームのことだったと思うが,これでもう真正Eaglesの音楽に生で接することは永遠にできなくなったということになる。Glenn Freyは合併症により亡くなったようであるが,まだ67歳,若過ぎる死であった。私が最も多感な時期であったであろう1970年代の記憶をたどれば,必ずEaglesに当たると言ってもいいことを考えると,彼の死は私にとっても同時代の終焉を見せられた気分である。直接的な期待はしないとしても,もっと活躍して欲しかった。本当に残念だ。

R.I.P.

2016年1月21日 (木)

多忙につき...。

地方出張やら,プレゼン準備やらで,記事を書く時間的余裕がない。出張の道すがらマーラーやモーツァルトを聞いていたのだが,すぐ眠りに落ちてしまい,真っ当に聞いていたとは言えないから記事にする感じでもないというところもあるが...。

来週後半NYC出張を控えているということもあるが,結構忙しいのである。でもNYCでは役得を楽しむことだけが,いまのモチベーションである(爆)。

2016年1月19日 (火)

出張中に見た映画(16/01編):その5は「オデッセイ」。ってこのタイトルは何?

The_martian「オデッセイ("The Martian")」('15,米/英,Fox)

監督:Ridley Scott

出演:Matt Damon,Jessica Chastain,Jeff Daniels,Chiwetelu Ejiofor,Kristen Wiig

オスカー・レースでも結構評価がされている映画だが,日本での公開は2月なので,やっぱりこれは見なきゃねぇということで復路の1本目で見た映画である。

昨今のRidley Scottの映画には裏切られ続けている私であるが,これはストーリーの面白さゆえに,最近の彼の映画ではいい方に入ることは間違いない。だが,この映画に荒唐無稽さを感じないかと言えば,それは嘘になるし,映画の後半などは「ゼロ・グラビティ」を見ているような既視感をおぼえていたのも事実である。だから,私はこの映画もそれほど高く評価するつもりはないが,面白く見られる映画ではあるので,見ても損はしないと言っておこう。ただ,オスカーを取るほどの映画ではないというのが私の感覚である。なので,甘めに言っても星★★★★。

ちなみにオスカーの前哨戦であるゴールデン・グローブではこの映画が「コメディ・ミュージカル部門」の作品賞を受賞したが,ミュージカルの要素は皆無だし,これをコメディと思う人はいいないはずである。一体何を考えているのやら。

だが,この邦題は何なのだろうか?「長期の放浪,あるいは冒険」という意味での「オデッセイ」だとは思うが,火星に取り残されるMatt Damon演ずるMark Watneyを称するならば,原題の"The Martian",つまり「火星人」の方がずっと私にはしっくりくるが。映画"Gravity"に「ゼロ・グラビティ」などという映画の展開を全く顧みないタイトルをつけるのと同じぐらい,センスがないとしか言いようがない。まぁ,確かに邦題をつけるとしても難しいのは事実だが,「オデッセイ」はやっぱりないと思うけどなぁ。

2016年1月18日 (月)

気まぐれで聞いたスカルラッティ

Leonhardt_scarlatti"Domenico Scarlatti: Harpsichord Sonatas" Gustav Leonhardt (Seon)

年が明けてからも海外出張やら国内出張やらで,ほとんどオフィスにいないような状態なのだが,さすがに週末は家で過ごさないといろいろ厄介な問題も発生しかねない(苦笑)ということで,家で聞いていたのがスカルラッティのチェンバロのためのソナタである。スカルラッティのソナタはピアノで弾かれることも多いが,これはSeonボックスの1枚であるLeonhardt盤である。

なんでこれを聞いていたかというと,完全なきまぐれなのだが,Seonのボックスも買ったまま,聞いたものはまだ10/85ぐらいなので,ちゃんと聞かねばってことで選んだのが本作だったのである。やはり古楽は落ち着いて聞けるが,私はスカルラッティは短調より長調の曲の方が好きかなぁなんて漠然と思っていた。今日はチェンバロの響きを楽しんでいた私だが,突然のように猛烈にスカルラッティの「スターバト・マーテル」が聞きたくなってしまった私。これぞ更なる気まぐれってやつである。

こうした気まぐれが起こるのは,CDを買ってないからだという話もあるが,まぁそれはそれでってことで。

Recorded in September 1978

Personnel: Gustav Leonhardt(cembalo)

2016年1月17日 (日)

出張中に見た映画(16/01編):その4はやっぱりやめときゃよかった「進撃の巨人」後編。

Photo「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」('15,東宝)

監督:樋口真嗣

出演:三浦春馬,水原希子,石原さとみ,長谷川博己,桜庭ななみ

昨年の中国出張時に前編を見て久々の無星をつけたこの映画であるが,よせばいいのに米国出張の往路の4本目に見てしまった。見る前から想像はできていたが,これがまじでひどい。実写映画のくせに,巨人同士の格闘シーンなんて,アニメーションかっ!?と毒づきたくなる。ストーリーは無茶苦茶,映像も無茶苦茶,演技も演出も脚本も無茶苦茶となると,もう評価の範囲を越えている。

私も前編を見て,「この続きを見たいなんて気には絶対ならん」などと書きながら,結局時間つぶしとは言え,こんなしょうもないものに88分を費やした自分の浅はかさを反省した。興行的にも大失敗するのにはそれなりの理由があるってことである。こんなことでは,樋口が監督するらしい「シン・ゴジラ」の失敗も見えているようなものである。「シン・ゴジラ」ではいくら庵野秀明が総監督って言っても,樋口のようなイモにロクな映画が作れるわけがないと確信させるに十分な大愚作。そして,この映画のもう一つの決定的な問題は辻褄合わせとしか言えない愚劣なシナリオ。それらが相俟ったものであるから,これはくだらない。実にくだらない。星をつけるのも全く無駄。劇場で見ることも,DVD/BDで見ることも,TV放送されたものを見ることもすべては時間の無駄となると言い切ってしまおう。私の記憶からは即追放したくなる映画とさえ言いたくなるもの。

ちなみに,映画館やネットで見られる「シン・ゴジラ」の特報(予告編)を見れば,あんな予告編を作っているようでは...と多くの人が思うはずである。

2016年1月16日 (土)

出張中に見た映画(16/01編):その3はナポレオン・ソロのリブート。

The_man_from_uncle「コードネーム U.N.C.L.E.("The Man from U.N.C.L.E.")」('15,米/英,Warner Brothers)

監督:Guy Ritchie

出演:Henry Cavill, Armie Hammer, Alicia Vikander, Elizabeth Debicki, Hugh Grant

「0011 ナポレオン・ソロ」と言っても,どれぐらいの人が反応するかわからないが,60年代の人気ドラマである。放送時は私も子供だったので,あまり見た記憶はないのだが,それでも主演のRobert Vaughnと言えば「荒野の七人」か,ナポレオン・ソロになってしまうのである(もちろん,「タワーリング・インフェルノ」でもいいが...)。日本ではイリアを演じたDavid McCallumの方が人気があったようだが,私はRobert Vaughnの方が印象に残っている。

その「ナポレオン・ソロ」をなぜ今になってリブートするのかってのはよくわからないが,実は日本公開時には懐かしさもあって観に行きたいなぁと思いつつ見逃していたので,今回の機内エンタテインメントのプログラムに入っていたのは嬉しかった。

最近ではスーパーマンも演じるHenry Cavillがナポレオン・ソロってのはちょっと違うんじゃないかなぁと思いつつ,映画としてはそれなりに楽しめるものであった。その一方,時代性を示すにはやや無理があるような映像のような気もするし,もう少しレトロな感覚があってもよかったような気がするが,アクションを中心としつつ,コメディのフレイヴァーをアドオンしているところは,オリジナルであるTVシリーズに対するオマージュと言えるだろう。

興行は必ずしもヒットしたというわけではないのではないので,シリーズ化は難しいかもしれないが,気楽に見られるアクション映画としてはそれなりの評価をしていいと思う。オリジナルを知らなくても,単体作品としても楽しめることは間違いない。星★★★★。

2016年1月15日 (金)

アルバム・リリース前に,Rachael Yamagataの"Covers EP"のダウンロード音源が到着。

Covers_ep"Covers EP" Rachael Yamagata(Download)

新作をPledge Musicでのクラウド・ファンディングで制作しているRachael Yamagataであるが,その新作はまだリリースされていないが,私がノベルティの手書きの歌詞フレーム(これに関する記事はRachael Yamagataから届いた自筆の歌詞フレーム)ともども発注した"Covers EP"のダウンロード音源がようやく到着である。

新作そのものはなかなかデリバリーされないが,その前に聞く分にはこのEPの7曲ってのは丁度いい感じだが,そこに収められている曲がまた泣かせる。

1. "Love Hurts"(Everly Brothers, Jim Capaldi, Nazareth, Gram Parsons他多数)
2. "I'm Not in Love"(10CC)
3. "At Seventeen"(Janis Ian)
4. "Meeting Across the River"(Bruce Springsteen)
5. "Why"(Annie Lennox)
6. "Do You Really Want to Hurt Me"(Culture Club)
7. "I Can't Make You Love Me"(Bonnie Raitt, George Michael, Boyz II Men, Adele他)

これを見れば,Rachael Yamagataの音楽的なバックグラウンドやら出自やらが想像できるというものである。このダウンロード音源を聞いていて,しみじみしてしまった(あるいは久々に膝を抱えて聞きたくなった)私であった。やっぱりRachael Yamagataっていい歌手だなぁと思う。

ということで,彼女の新作が更に楽しみになるとともに,併せて発注している彼女のデビュー作"Happenstance"(同作についての記事はこちら)のアコースティック・ヴァージョンの音源も早く聞きたくなっている私である。

2016年1月14日 (木)

出張中に見た映画(16/01編):その2は「ブラック・スキャンダル」

Black_mass「ブラック・スキャンダル("Black Mass")」('15,米/英,Warner Brothers)

監督:Scott Cooper

出演:Johnny Depp, Joel Edgerton, Benedict Cumberbatch, Dakota Johnson, Kevin Bacon

「ブリッジ・オブ・スパイ」に続いて,こちらも実話に基づく映画である。但し,毛色は全く違って,非常に暴力的なクライム・サスペンス映画である。こういう「ワル」を描いた映画はいろいろあるわけだが,この映画はJohnny Deppの怪演がすべてだと思わせる。しかも,彼が演じたJames 'Whitey' Bulgerも,Joel Edgertonが演じた悪徳FBI捜査官,John Connollyも実在の人物というのだから,恐ろしいと言えば,これほど恐ろしいことはない。出てくる主要人物にまともなのが一人もいないというのも凄い。

ある意味,飛行機の中で見るには,結構ヴァイオレンス・シーンがきついが,面白く見られる映画ではある。但し,繰り返すが描写がきついのは事実であり,これから公開されるこの映画を見る人は注意が必要だとは言っておく。特にJohnny Deppのファンだからと言って,この映画を観に行くと,頭をそり上げて,徹底した「ワル」に徹する彼が出てくるだけだから,相当うショッキングかもしれない。私のようにJohnny Deppに何の思い入れもない人間にとっては,これはこれで新機軸だよなぁってぐらいのものだが...(苦笑)。

いずれにしても,米国の昔の犯罪に満ちた闇は深かったと思わせるに十分な映画である。正直言うと,Benedict Cumberbatchが演じたWhitey Bulgerの弟であるBilly Bulgerは何も彼でなくてもよかろうと思わせる程度の役だと思うが...。大犯罪者であるWhitey Bulgerの弟が,マサチューセッツ州上院議会の議長やマサチューセッツ大学の学長であったというのも「事実は小説より奇なり」。星★★★★。

2016年1月13日 (水)

David Bowieつながりで改めてDonny McCaslinを聞く

Fast_future"Fast Future" Donny McCaslin(Greenleaf)

David Bowieの新作"★"において,そのバック・バンドの核となっていたのが,本作の主要メンバーの4人である。このアルバム,私はそのメンツにそそられて,昨年のうちに入手していたものの,このブログには記事をアップしていなかった。それは何度聞いてもピンとこなかったからである。そんな彼らにDavid Bowieがなぜ反応したのかを確認すべく,改めて本作を聞いてみた。ちなみに,彼らはDonny McCaslinの前作"Casting for Gravity"でも組んでいるが,そこでも私は彼らに辛めの評価をしている(記事はこちら)。

結論からすれば,やはり今回聞き直してみてもピンとこなかったままの私である。 ヴォーカルが入ると,Pat Metheny Groupのように感じさせる瞬間もあったが,このグループの音楽はよりエレクトロニックなものであり,メロディ・ラインを重視するバンドではない。Bowieが彼らをリクルートしたのが"55 Bar"でのライブであったらしいが,なるほど,"55 Bar"というヴェニューにはぴったり合いそうな音楽である。尖り気味で,アングラっぽい印象も多少持つって感じと言えばいいだろうか。Mark Guilianaが打ち出すビートは,むしろパルスとでも言うべきものであるが,私が期待するようなカッコよさを表出するまでには至っていないような気がするのである。

Jason LindnerとMark GuilianaはNow vs Nowというバンドを組んでいて,彼らの作品は随分前にほめたことがある(記事はこちら)。私にとってはNow vs Nowの方がはるかに魅力的に響いてしまうのは音楽的な嗜好との合致度かなぁとも思うが,逆に言えば,Donny McCaslinとの相性って気もする。前作の記事でも書いたが,曲の魅力が私には足りないように思えるのである。そうした点が,David Bowieのバックに回れば気にならなくなると言ってもよいかもしれないが,やっぱりここでの音楽には,私は残念ながら強い魅力を感じることができなかった。Donny McCaslinはMaria SchneiderやDavid Bowieのような魅力的なリーダーのもとでこそ光るミュージシャンってことなのかもしれない。

Donny McCaslinには手厳しいようだが,ここで聞かれる音は"★"とは明らかに違うのである。Bowieが彼らに求めたのはおそらくそのサウンドだったってことだろうが,やっぱり私にはこの音楽は評価できないなぁ。星★★☆。

Recorded in June 2014

Personnel: Donny McCaslin(ts), Jason Lindner(p, el-p, synth), Tim Lefebvre(b), Mark Guiliana(ds), David Binney(vo, synth), Nina Giger(vo), Nate Wood(g), Jana Dagdagan(spoken words)

2016年1月12日 (火)

出張中に見た映画(16/01編):今回は7本見た私。その1本目は「ブリッジ・オブ・スパイ」。

Bridge_of_spies「ブリッジ・オブ・スパイ("Bridge of Spies")」('15,米/独/印,Dreamworks)

監督:Steven Spielberg

出演:Tom Hanks, Amy Ryan, Alan Alda, Mark Rylance, Austin Stowell, Will Rogers

David Bowieの訃報のショックも癒えない状態だが,"Life Goes on."なので,ストック記事をそのままアップしよう。

特に長距離の海外出張時の楽しみの一つが機内エンタテインメントで結構な数の映画を見られることだが,今回は8本の映画を見たのだが,最後の1本は途中で成田に着いてしまったので,それをカウントからはずすと,今回は都合7本である。今回の出張では時差ボケがひどく,帰りの便では珍しくかなりの時間寝ていたので,前回のNYC出張よりは本数が減ってしまったが,それでも結構いろいろな映画を見ることができた。

往路の1本目に選んだのが,日本では公開されたばかりの「ブリッジ・オブ・スパイ」である。これは劇場に見に行こうかと思っていた作品なので,今回見られたのはラッキーであった。

この映画は冷戦期の米ソ及び東独のやり取りを描いたものであるが,実話であるからストーリーに重みがあるのは当然だが,Coen兄弟を脚本に迎えたのはやはり影響が大きいと思わせる映画であった。脚本がしっかりしている映画は見ていて面白い。しかも演出はSpielbergなのだ。はずれることは想定しにくい。

Spielbergがインタビューでも語っている通り,この映画は非常にセリフの多い,"Conversational"な映画であるが,それを映像として見せることに気を使っていることがよくわかる作りになっており,それが非常にバランスよく映画として成立していることを感じさせるのは立派だと思う。一部,ややストーリー展開を急いだと思わせる部分がないわけではないが,優れた脚本,演出,演技が相俟って,いい映画ができるということの証左のような映画。Tom Hanksもいいが,ロシア人スパイを演じたMark Rylanceがオスカーの助演男優賞にノミネートされれば,受賞するのではないかと思わせる演技である。いずれにしても,アカデミーが好きそうな映画ではある。星★★★★☆。

2016年1月11日 (月)

David Bowieが亡くなってしまった...。

Bowie

新作"★"が1/8にリリースされたばかりのDavid Bowieの訃報が...。癌との闘病中だったとのことだが,自らの新作とともに"Blackstar"となってしまったのか。今となっては,自らの死期を悟った上での,誕生日の新作リリースだったとしか思えない。

昨日,新作に関する記事をアップしたばかりの私は,あまりに突然の訃報に言葉を失い,かつ混乱している。青天の霹靂とはまさにこのことだ。

いずれにしても,Bowieの訃報に接し,ロック界の"Heroes"の一人に今一度感謝を捧げたい。David Bowie,貴方は死ぬまでカッコよかったよ。

R.I.P.

なぜかこれまで記事のアップがないMike Morenoの新作はナイスな出来。

_20160101_2"Lotus" Mike Moreno(World Culture Music)

私はMike Morenoのリーダー作や彼が参加したアルバムを聞いていないわけではないのだが,なぜかこのブログには彼に関する記事が全くアップされていないことに気づいて,ちょっと愕然としてしまった。Aaron ParksやKendrick Scottのアルバムなんて,記事をアップしていて当たり前なのに,全然彼の名前がこのブログではヒットしないのである。これは正直意外であった。だが,多くの人が認める通り,現在のジャズ・シーンにおいて,注目すべきギタリストであることには全く異論はないにもかかわらずであるからこそ,我ながら意外なのだ。

そんな彼がおそらくは自主制作というかたちでリリースした(であろう)新作である。一聴して,この感じ,どこかで聞いたことがあると思って確認したところ,Aaron Parksの"Invisible Cinema"と同一編成で,ベースだけがMatt PenmannからDoug Weissに代わっただけである。今回,"Invisible Cinema"を聞き直した訳ではないので,あくまでも印象であるが,まぁこういうメンツであれば,こういう音になるかなって感じである。

Mike Morenoという人の印象は,メカニカルにギターを弾き倒すというよりも,リリカルなフレージングを紡いでいくという感じであり,それはここでもピアノを弾くAaron Parksとの同質性ということもできると思う。そこにどんなビートでも叩きだしてしまうEric Harlandという組み合わせは意外のようでもあるが,これが想像以上の相性の良さを示している。というよりも,Eric Harlandの何でもできてしまう器用さが凄いってことかもしれないが...。

いずれにしても,この美的な感覚を失うこともなく,展開される音楽は聞いていて非常に心地よいものである。リーダー,Mike Morenoはもちろんいいが,Aaron Parksのファンが聞いても満足できると思わせる作品。ちょっと甘いかもしれないが,新年の祝儀も含めて星★★★★☆としてしまおう。

尚,本作をCD媒体でゲットするには今のところ,Mike MorenoのWebサイトかDUでの購入ってことになってしまうようであるが,ダウンロード音源はいろいろなところで入手できるはずである。

Recorded on July 2 & 3, 2015

Personnel: Mike Moreno(g), Aaron Parks(p, rhodes), Doug Weiss(b), Eric Harland(ds)

2016年1月10日 (日)

David Bowie,69歳。更に前進するねぇ。

Blackstar"★(Blackstar)" David Bowie(ISO/Columbia)

シカゴから帰国したら家に到着していて,早速聞いたアルバムがこれである。

本作はDavid Bowieの69歳の誕生日にリリースされた話題の新作である。今回のアルバムはバックを固めるのがジャズ界のメンツというところから,どうなるのかと思わせたのだが,選んだメンツからしてもオーセンティックなジャズになるわけはないと思わせる。そして出てきた音は十分に尖っていて,David Bowieの健在ぶり,あるいは全く老いることのない化け物ぶりを際立たせる。

収録時間こそ41分程度と短いのだが,収録された曲は,いろいろなタイプの音楽が収められていて,あっという間に時間が過ぎていくのである。突出した曲はないかなぁと思わせつつも,十分にロックを感じさせる出来になっていると思う。

David Bowieがなぜ今,今回参加しているミュージシャンを呼び寄せたのかは全くの謎であるが,世代の違うミュージシャンをうまく使いこなしているという感覚が強い。よくよく考えてみれば,主要なメンツはDonny McCaslinの最新作,"Fast Future"のコア・バンドと全く同じミュージシャンたちなので,どういうことかと思ったら,Telegraghによると,NYCの55 Barで彼らの演奏を聞いたBowieが彼らをリクルートしたってことらしい(ってことは55 BarにBowieが来ていたということになるのか?それって凄いなぁ...)。彼らのような,どちらかと言えばジャズ・フィールドにおける先鋭的なミュージシャンたちを使って,ロックを作るとこうなるって感じだろうが,David Bowieの個性はそれによって損なわれることはない

一聴して地味な感じがあることは否めないし,私としては更にロックしていた前作"The Next Day"を上回る傑作と言うつもりはない(感覚的には前作の方が私は好きである)が,これはレベルの高い作品として,多くの人が聞くに値する作品だと思う。冒頭のタイトル・トラック"★"が比較的静謐に展開された後に出てくる2曲目"'Tis a Pity She Was a Whore"でのロック・ビートに高揚感をおぼえさせる作りなんて,リスナーのことをわかっているねぇと思わせる。そして,ここに参加したジャズ・ミュージシャンたちがこれほどBowieの音楽とフィットしていること自体が驚きなのである。。"Sue (Or in a Season of a Crime)"の作曲にはMaria Schneiderさえ関与しているというのも別の驚きであった。星★★★★☆。

Personnel: David Bowie(vo, g, strings arr), Donny McCaslin(sax, fl, woodwind), Jason Lindner(p, org, key), Tim Lefebvre(b), Mark Guiliana(ds, perc), Ben Monder(g), Tony Visconti(strings), James Murphy(perc), Erin Tonkon(vo)

追記:本作にも収められた"Sue (Or in a Season of a Crime)"は先にリリースされたベスト盤,"Nothing Has Changed"に収録されていて,そこではMaria Schneider Orchestraをバックに歌ってたのねぇ。ベスト盤ゆえに買っていなかったので,全然知らなかった。私が無知なだけ?(苦笑)

2016年1月 9日 (土)

追悼,Otis Clay

Otis_clay

Otis Clayが亡くなったそうだ。誰も想定していなかった心臓発作による急死。まだ73歳だっただけに,これからも活躍できた年齢である。惜しい。あまりにも惜しい。I Should Be "Trying to Live My Life Without You"って気分である。

R.I.P.

出張終了。きつかった...。

Image_5

新年早々の出張が終了した。

私はシカゴは仕事で何度か行ったことがあるだけなので,現地では完全なストレンジャー状態であったが,冬は極寒のはずのシカゴがそうでもないというのは,グローバル・ウォーミングの証左ってことだろう。寒さよけに帽子も持ってきたが,使ったのは初日の夜だけであった。正直言って,シカゴの街の構造もわかっていない中,撮った写真が上掲のものである。私はNYCやSFにはある程度馴染みがあるが,シカゴはつくづく雰囲気が違うと思った。

昨年のNYC出張でも時差ボケに苦しんだ私だったが,今回は更に重症で,夜にほとんど眠れないような状態であった。NYCであれば,ジャズ・クラブ通いで夜は夜として過ごすことができるが,シカゴではそういうパターンが取れないのが厳しいところであった。本当に辛い時差ボケであったが,滞在中,結局日本時間のまま過ごしてしまったようなものである。歳のせいって気もするが,私ももうグローバル・ライフには馴染まないってことかもしれない(苦笑)。

明日からは通常モードの記事に戻したいと思う。

2016年1月 8日 (金)

200万PVありがとうございます。

米国出張中にも気がついていたのだが,私がシカゴにいる間に,当ブログのPV数が200万を越えた。

昨今は当ブログへのアクセス数が以前よりも減少しているのは,私の更新,あるいは音楽のカバレッジが十分でなくなっていることの裏返しだと思うが,100万→150万が約1年半だったのに比べると,150万→200万は1年10ヶ月近くを要している。まぁ,細々と趣味でやっているブログゆえ,そんな大きなアクセス数は確保できないのは当たり前だが,今後の250万までの上積みには更に時間がかかるような気がしている。まぁ,それでもできる限り続けていきたいとは思っているが...。

それでも,かくも多くのPVを頂いていることには改めてヴィジターの皆さまには感謝しています。引き続き当ブログをよろしくお願いします。

ブログ・デザインをほぼ元通りに戻しました。

年初から表示に不調が発生していた当ブログであるが,先ほど米国から帰国して設定を調整してみたところ,問題は解決していたので,表示順序に若干の変更を施したものの,ほぼ元のデザインに戻したので,お知らせまで。

Pierre Boulezまでも...。

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先日,Paul Bleyの訃報に接したばかりの私だが,今度はPierre Boulezの訃報である。現代音楽の作曲家としてだけでなく,指揮者としても一流であったBoulezも90歳ということだったので,天寿を全うしたとも言えるが,Paul Bleyに続き,音楽界は偉大なスタイリストを失ったことになる。

私が指揮者としてのBoulezの仕事に接したのはNYPO LSOとやった「幻想交響曲」であったか。その演奏における「断頭台への行進」のテンポに驚かされた時のことは,いまでも忘れられない。その時の記憶を蘇らせるべく,「幻想交響曲」を聞いて追悼することとしたい。R.I.P.

2016年1月 7日 (木)

出張中につき...。

現在,シカゴに出張中であるが,暖冬傾向であることは東京同様のようだ。それでも東京とは10℃ぐらいは違うから寒いことは寒いものの,風もそんなに強くないので助かっている。

そうは言いつつも,寄る年波には勝てず,時差ボケの調整はうまく行かず,体力的にはかなりきつい。ということで真っ当に記事を書く気力もない私である。明日は現地の写真だけでもアップしたいものである。

2016年1月 6日 (水)

追悼,Paul Bley

Image

現在,シカゴに出張中の私に飛び込んできたのがPaul Bleyの訃報であった。多作な人であったが,私にとってはやはり"Open, to Love"が印象深い。iPodに入れた同作を聞いて追悼することとしたい。ジャズ界はまた1人のスタイリストを失った。R.I.P.

2016年1月 5日 (火)

今更ながらだが,評価される理由がわかったAlabama Shakes

Alabama_shakes"Sound & Colors" Alabama Shakes(Ato)

2015年の音楽界を振り返った場合,内外のメディアでKendrick Lamarと並んで高く評価されているのがAlabama Shakesだと思う。しかし,私は最近の音楽についてのフォローが十分ではないため,ずっと未聴のままであったのだが,これもものは試しということで,新年早々発注し,聞いてみた。私の世代にも受け入れられる「ロックらしいロック」という意味で,このバンドが幅広く受け入れられる理由がよくわかったような気がする。しかもソウルやブルーズの要素も感じさせるところが訴求力を高める理由と言ってもよいだろう。

今回,初めて彼らの音楽を聞いたわけだが,このバンドにおいて,何よりも魅力的なのはヴォーカルのBritttany Howardの声だと思える。女性でありながら,非常にパワフルかつディープなそのヴォイスに,まずロックを感じてしまう。そして,収められたオリジナルの魅力的なことよ。かつ,ライナーに写るメンバーのポートレートもロックだぜ(笑)。

端的に言えば,音楽的には特に新奇性を打ち出すことがなくても,十分に魅力的な音楽は作り出せるということを実証してくれたアルバムである。こういうところに目配りができていないということを私は反省しなければならないが,これは後追いで聞いても素晴らしいと思えるアルバムであった。もう少し審美眼と嗅覚を磨かねばならんと痛感させられたことも含め星★★★★★。もはや手遅れって気もするが,今年のおすすめ作にも載せてしまおう(苦笑)。まぁ,今年のグラミーでなんか取れば(きっと受賞するだろうが...),それも許されるだろう(爆)。

いずれにしても,近年聞いた中では,最も図太いロックを感じさせてくれるアルバムであった。こういうの好きだなぁ。

Personnel: Brittany Howard(vo, g, vib, key, perc), Heath Fogg(g, perc), Zac Cockrell(b, perc), Steve Johnson(ds, perc),Ben Tanner(key, vib, perc), Paul Horton(key), Blake Mills(perc, g, vib), Rob Moose(strings)

2016年1月 4日 (月)

Lalah Hathawayのライブが心地よい

Lalahhathawaylivecover"Live" Lalah Hathaway(Agate)

昨年暮れに来日して,Blue Note東京でクリスマス・ライブを行ったLalah Hathawayの新作である。父のDNAは偉大というか,Donny Hathawayの血を引き継いだ歌のうまさは昔からわかっていることだが,今回,父のヒット曲である"Little Ghetto Boy"で幕を開けると知り,慌てて購入してしまった私である。

もともと,本作はPledge Musicで資金集めをして,レコーディングを行ったものであるが,定常的にPledge Musicを使っていながら,これを見逃していたのは失敗だったなぁとまず反省したが,その冒頭に収められた"Little Ghetto Boy"を聞いて,父を想起させるに十分な歌いっぷりでまずはつかみはOKと思わせたところで,更に反省させられた私であった。

そして,全編を通じて,父,Donny Hathawayのライブ盤の持つテイストと同質のものを感じさせるナイスなグルーブは満足感が高い。私はこれまでもJoe Sampleとの共演盤も聞いているが,それよりもこっちの方がいいなぁと思わせるのはバックのグルーブの違いではないか。ただ,Joe Sampleとのアルバムも久しく聞いていない(それにしても,最近このフレーズが多いなぁ...)から,そちらも改めて聞いてみないといかんと思わせるには十分なアルバムである。

このアルバムを聞いて,Lalah Hathawayの魅力はこの人の声だろうなぁとつくづく思ってしまった。どちらかと言えば,ディープ・ヴォイスと言ってよいが,この声がグルーブ感たっぷりのバックに乗って歌うと,私のような中途半端なソウル音楽のリスナーでもまいってしまうのである。この音楽を聞いて,嫌いだと言う人はそうはいるまい。

"Little Ghetto Boy"がフェード・アウトしてしまうのには,「なんでやねん?」とツッコミを入れたくなるが,それでもこのアルバムにおける彼女の歌唱の心地よさの前では許すと言っておこう。今年最初のおすすめ作はこれにしよう。ってことで,星★★★★☆。こういうのを聞くと,ライブに行かなかったことを後悔してしまうなぁ。と言っても,日程的に絶対行けなかったけど(爆)。

Recorded Live at the Troubador and Firehouse Recording Studio

Personnel: Lalah Hathway(vo), Bobby Sparks II(key), Michael Aaberg(key), Lynette Williams(key), Erroll Cooney(g), James "J.Mo" Mozee(g), Eric "Pikfunk" Smith(b), Brian Collier(ds), Eric Seats(ds), Stacey Lamont Sydnor(perc), Jason Morares(vo), Dennis "DC" Clark(vo), Vula Malinga(vo), DJ Spark(DJ), Robert Glasper(key)

2016年1月 3日 (日)

今年1枚目のディスクはPat Metheny全面参加のLogan Richardson

Shift"Shift" Logan Richardson(Blue Note)

本作は日本超先行発売となっていて,本国では2月にリリースされるらしいので,今年の新譜ってことにさせて頂く。このアルバムが話題になるのはリーダーには悪いが,Pat Metheny全面参加,そしてピアノはJason Moranというバックの構成にあることは間違いない事実であろう。Pat Methenyが全面的に他のミュージシャンのアルバムに参加するのはMichael Breckerの"Pilgrimage"以来らしいから,これはやはり珍しいと言わざるをえないことである。

Pat Metheny全面参加という要素もあって,このアルバムはそれなりのセールスは確保するだろうと思わせるが,中身はかなりハイブラウであり,甘さは排した音楽だと言ってもよいが,フリー・ジャズの世界までは行っていない(それっぽいところはあるが...)ので,そこはまず安心してよい。出てくる音は,まぁ予想通りって気がしないでもないが,冒頭から聞かれるPatのギターの音色は"Imaginary Day"の頃の感じのソリッドな音で,まぁそういう音がフィットする音楽と思って頂ければよいだろう。但し,後半にはいかにもPatらしいギターの音色も出てくるので,念のため。

では音楽的にはどうかというと,私にとっては微妙な出来である。一番の問題は,リーダーの書く曲に魅力を感じられないのが何よりも痛い。演奏としてのクォリティは保っていると思うので,アドリブを含め,アルバムとして大きな破綻はない。だが,このメンツならではの高揚感を得られるわけではなく,これは期待値が高過ぎたなぁと思ってしまうのである。

おそらくは話題沸騰となるはずのアルバムであるが,やはり曲のよさってのは重要だよねぇと改めて思わされたアルバムであった。同じアルトのバックでPat Methenyがギターを弾いたアルバムなら,Kenny Garrettの"Pursuance"の方がずっと良かったようにも思うが,あのアルバムも久しく聞いてないので,これを機に聞いてみることにしようっと(爆)。ってことで,星★★★☆ってところが精一杯。

Recorded on December 4 & 5, 2013

Personnel: Logan Richardson(as),Pat Metheny(g, g-synth), Jason Moran(p, rhodes), Harish Raghavan(b), Nasheet Waits(ds)

2016年1月 2日 (土)

ブログ・デザインの暫定的な変更のお知らせ

昨日もお知らせした通り,ブログにトラブルが発生し,右側のサイド・バーが表示されないという問題が生じているため,暫定的に右側サイド・バーの表示項目を問題のない左側に片寄せする対応を取っている。どうにもバランスが悪いのは仕方がないが,一時的な対応ということで。近々修正できるものと期待しているが,さてどうなることやら。

2016年1月 1日 (金)

新年早々ブログにトラブル発生...。

本日,コンテンツの確認のために,ブログを立ち上げてみたら,画面右側のサイドバーが表示されていないというトラブルが発生。

これまでこういうトラブルはあまり発生したことがないのだが,画面が表示されないだけではなく,オンマウスの反応もないので,完全にリンクが切れている状態に見える。なんだか新年早々縁起でもないが,まぁそのうち修正されるだろうってことで。年末年始のメンテナンスで何かやらかしたか?(笑)

あけましておめでとうございます。

Happynewyear2016images9_2

皆さん,あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

昨年来,記録的な暖冬と言ってもよいかもしれない状態ですが,一体今年はどうなってしまうのだろうと思ってしまいます。

昨年はこのブログを始めて以来,最もアップした記事の本数が少ない年になったはずです。それでも300本はアップしたかな思いますが,さすがに毎日更新することは難しくなってきたと感じる今日この頃です。だからと言って,やめる気は全くありませんが,マイペースで,このブログで勝手なことを書いていきたいと思います。それが私のストレス解消の手段だと思っていますが,読者の皆さんにはそんなブログにお付き合い頂き感謝しております。

本年も駄文垂れ流しの当ブログを重ねてよろしくお願いします。

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