2018年6月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« シリーズへのオマージュ感たっぷりの"Spectre" | トップページ | ブート音源で聞くJoe Lovano~Chris Potterによる「至上の愛」 »

2015年12月14日 (月)

Konitz / Hadenデュオを聞いていて芽生えた疑問

Sweet_and_lovely"Sweet & Lovely" Lee Konitz & Charlie Haden(Paddle Wheel)

キング・レコードの再発盤の中から,Jim Hallのライブ盤ともども注文したのがこのアルバムである。Lee Konitizとデュオ名人,Charlie Hadenの共演であるから,まぁ出てくる音は想像がつきやすいものであるし,やっぱり想定通りの音が出てきた。演奏そのものはおそらく何のリハーサルなしでも演奏できてしまいそうなスタンダードばかりであり,この音を聞いていて,私は彼ら二人にBrad Mehldauが加わったBlue Noteレーベルの"Alone Together"を思い起こしていたのであった。

そこで芽生えた疑問が,両方のアルバムってJazz Bakeryでのライブ音源だってことである。ついでに言えば,"Alone Together"の続編として出た"Another Shade of Blue"もそこでのライブ(さらに言えば,それは"Alone Together"の未発表音源)だったのだが,どうもデータがおかしいのである。

"Alone Together"のライナーには,Lee Konitzにキング・レコードからデュオ・レコーディング話があり,このライブが吹き込まれることとなったらしいのだが,その際にはCharlie HadenからBrad Mehldauを招いたトリオでやろうという話が持ち込まれていたらしい。Konitzによれば,間を取ってHadenとのデュオで2セット,Mehldauを入れたトリオで3セット演奏し,それらの中でこの3枚が吹き込まれたことになるらしい。まぁ,"Alone Together"には録音した年号が記されていないし,"Another Shade of Blue"は1997年12月21日の録音なんて書いてあるから混乱するのだが,正しくは1996年12月録音ってことにしていいだろう。だが,一部の情報によれば,彼らがJazz Bakeryに出演したのは12/17-21の5日間という情報もあり,だとすれば,"Alone Together"の録音日とされる12/21と12/22という情報も怪しいということになって,どれが本当なのかさっぱりわからない事態に...(苦笑)。

いずれにしても,この"Sweet & Lovely"とBlue Noteから出た2枚が兄弟アルバムだってことは間違いない事実であるが,こうしたデータのいい加減さがまたジャズっぽいよねぇ(笑)。そんな細かいところに突っ込みを入れている私も困ったもん(と言うより暇人)だが。

ということで,肝腎の"Sweet & Lovely"であるが,ジャズ界における侘び寂びの世界とも言うべきインティメートな対話であり,ある意味非常に地味ではあるが,これはこれでいい演奏だと思う。今まで全くノーマークの音源だったが,今回の再発により聞くチャンスが生まれてよかった。星★★★★。

Recorded Live at the Jazz Bakery on December 20 & 21, 1996

Personnel: Lee Konitz(as), Charlie Haden(b)

« シリーズへのオマージュ感たっぷりの"Spectre" | トップページ | ブート音源で聞くJoe Lovano~Chris Potterによる「至上の愛」 »

ジャズ(2015年の記事)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/62862059

この記事へのトラックバック一覧です: Konitz / Hadenデュオを聞いていて芽生えた疑問:

« シリーズへのオマージュ感たっぷりの"Spectre" | トップページ | ブート音源で聞くJoe Lovano~Chris Potterによる「至上の愛」 »

Amazon検索

2017年おすすめ作