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2015年11月 6日 (金)

またまた「眠狂四郎」を見てしまった。

Photo「眠狂四郎 無頼剣」('66,大映)

監督:三隅研次

出演:市川雷蔵,天地茂,藤村志保,工藤堅太郎

Amazon Fire TV StickでAmazonプライムのビデオをTVで見られるようになったのをいいことに,暇さえあれば結構映画を見まくっている私である。実は,先日も「新幹線大爆破」を見たのだが,それは別の機会に記事にするとして,今回も「眠狂四郎」シリーズである。私も好きだなぁとつくづく思うが,市川雷蔵の魅力には勝てないのである(笑)。

この映画,多分見たのは初めてだと思うが,いつもの「眠狂四郎」シリーズのような感じがしないのは,脚本を時代劇の巨匠,伊藤大輔が書いているからだと思える。テロを背景としながら,市川雷蔵と天地茂を二枚看板にしたような構造の映画であり,いつものように市川雷蔵のワンマン映画ではないのである。ある意味,天地茂の存在感が強いからこそ成り立つ映画であり,しかもエロもグロもないし,ラスト・シーンもその後はどうなるんだと考えるときりがなくなるという「眠狂四郎」シリーズらしからぬ展開なのである。

なぜ天地茂が目立つかと言えば,円月殺法に円月殺法で挑むというほとんど反則技のような展開,更に黒基調の雷蔵の衣装に対し,白基調の天地茂という,これまた対立軸を明確にした展開なのである。だからと言って「陰と陽」でも「光と影」でもなく,「陰対陰」みたいなところが「眠狂四郎」っぽいところであるが,それでもこれは真っ当で正統的な時代劇のように思えてしまった。

だからと言って悪いという訳ではなく,市川雷蔵の魅力は十分に発揮されているし,藤村志保の和風美人度は先日アップした「勝負」より上がっている。そして天地茂である。ある意味,あの目は病的だと思わせるほどで,ファナティックなテロリストという感じを出しているのが非常に印象深い。まぁ,ここでの眠狂四郎のセリフにはニヒリズムが抑制されていることもいつもとの違いって気もするが,80分足らずの尺を大いに楽しんだ私であった。こんなもんを夢中になっている親父の姿を見て,娘がどう思ったかはよくわからんが,ちょっと恥ずかしいって気もしながら,一気に見てしまった私であった。あぁ面白かった。

Amazonプライムで無料で見られるこのシリーズは今のところあと2本あるので,またそのうち見ようっと(笑)。

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映画」カテゴリの記事

コメント

 私は当時虚無主義に憧れたものです。
 天知茂も好きでした。
 トラック・バツクもさせて頂きます。

風呂井戸さん,こんにちは。TBありがとうございます。

この映画はエロ度が低く,私としてはいつもとの違いを楽しんだってところでしょうか。天知茂の目は狂気を孕んだ感じでよかったですねぇ。

ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。

はじめまして。いつも楽しくブログを拝見しております。

眠狂四郎シリーズは、20年ほど前に、大阪の小さな映画館が市川雷蔵月間みたいなのをやっていたので、通しチケットを買って観ました。
おっしゃる通り、この「無頼剣」は他の作品にはない重厚な感じで、音楽も伊福部昭で、とても印象的でした。
市川雷蔵の殺陣は、上体が流れがちというか、振り回されている面も感じますが、この人でないと演じられないムードはありますね。「ある殺し屋」なんかも同じ雰囲気で、好きです。

サルさん,はじめまして。コメントありがとうございます。

私は家でしかこのシリーズを見たことがありませんので,劇場で見るとどんな感じなのか興味がありますね。殺陣の巧拙までは考えたことがありませんでしたが,興味深い観点だと思いました。

サルさんは真っ当にギターを弾かれているようで,我流のへなちょこギタリストの私からすると尊敬してしまいます。私ももう少しちゃんと弾ければいいんですが,ちゃんと練習してないですから,絶対無理って感じです。仕事を引退するまでは無理かなぁなんて思っていますが,歳を取ったら取ったで,指が動かなくなりそうですよねぇ(爆)。

ともあれ,しょうもないブログで恐縮ですが,引き続きよろしくお願い致します。

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