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2015年10月17日 (土)

Perez/Patitucci/Blade:親方不在でもいいトリオである。

Children_of_the_light"Children of the Light" Danilo Perez/John Patitucci/Brian Blade(Mack Avenue)

不動のWayne Shorter Quartetのリズムを支える3人が親方抜きで吹き込んだアルバムである。Wayne Shorterの音楽は,とても80歳を過ぎた人がやる音楽と思えないほど,テンションが高いことはアルバムからもライブでの演奏からも明らかである。ではそのバンドのメンバーであるこの3人が,親方抜きで音楽をやるとどういうことになるのかというところに関心が集まると思う。

結果からすれば,親方がいない分,Wayne Shorter Quartetよりはリラックスした感覚は強いが,それでも現代的な響きを持ったいいトリオ演奏になっていると思う。換言すれば,Shorterバンドのような痺れる感覚には乏しいとも思わせるが,そこをどう評価するかだろう。まぁWayne Shorter Quartetというもとのバンドでの演奏ぶりを知っているリスナーからすれば,物足りなく感じる部分も多少はあるかもしれないが,それを考えなければ,私はこれは結構いいトリオ・アルバムと思う。

一部エレクトリック・ピアノやエレクトリック・ベースも交えているところにも,いつものShorterバンドとの違いがあるが,演奏としては楽器の持ち換えの効果は相応に感じさせる。いずれにしても,常々私はShorterバンドのようなハイ・テンションの演奏ばかり続けていたら,いつか「血管が切れるんちゃうか?」と思っているので,これぐらいの演奏,これぐらいのテンションで丁度いいと感じているのも事実である。ある意味気軽に聞ける感じと言ってもよい。

Shorterバンドと比較されることはわかっていて,彼らはこういう音楽に仕立てたのであろうから,これはこれで彼らの本音が表れていると考えてもいいだろう。よって,私は単独のアルバムとして相応に評価したいと思っている。ということで星★★★★。

Personnel: Danilo Perez(p, el-p), John Patitucci(b, el-b), Brian Blade(ds)

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コメント

このアルバムは好きだ、という前提条件でなんですが、やはりウェイン・ショーターがいるときの破壊力を考えてしまうと、そのインパクトが違うかなあ、という感じもしています。親分抜きで、同じコンセプトで(少々違う部分もありますが)演奏してみた、という風にとらえました。

TBさせていただきます。

910さん,こんばんは。TBありがとうございます。

おっしゃる通り,Wayne Shorterがいるかいないかだけでこんなにも違うのかと思わせますよねぇ。だからWayneは妖怪だと言いたくなってしまうんですが(笑)。

だからと言って,決して出来が悪い訳ではないので,そのあたりを微妙と思うリスナーがいても不思議はないですね。私も「好き」ってのが前提にあるんですが,微妙って感覚があるのは910さん同様と思います。

ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。

TBありがとうございました。
実はPerez, Patitucci, Bladeともに、ショーターとの演奏が素晴らしいのだけど、彼ら自身のコレだよね、ってアルバムが(ボクにとっては)無いのです。今回、ようやく、って感じです。無理に色を変えていなくて、ショーターを念頭に制作したアルバムだから、いいのかなあ、と思っています。

kenさん、おはようございます。TBありがとうございます。

確かにShorter抜きで彼らのやりたいことをやったって感じですかね。最高って感じではないですが、いいアルバムではありますね。

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