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2015年10月20日 (火)

チェコのミュージシャンによるCDのレビュー・シリーズ(2):Libor Šmoldasの落ち着いたギター・トリオ・アルバム

_20151011"Dream Time" Libor Šmoldas (New Port Line)

チェコのレーベル,New Port LineのプロデューサーPetr Malek氏からいただいたCDのレビューも随分と滞ってしまったが,ようやく2枚目の記事のアップである。本作はプラハ出身のギタリスト,Libor Šmoldasが米国に出向いて吹き込んだギター・トリオによる2013年リリースのアルバムである。バックを支えるのはJay AndersonとAdam Nussbaumという実力者たちである。

Libor Šmoldasは1982年生まれということなので,このアルバムが吹き込まれた時にはまだ20代ということになるが,それにしてはやっている音楽が非常に落ち着いている。スタンダード,映画音楽にJames TaylorやBeatlesまで交えてやっているが,そのトーンは一貫していて,ある意味若年寄的なサウンドと言っても過言ではない。いきなりゆったりとした"Moon River"で始まるのも凄いが,それにも増してびっくりしたのが,映画「ゴッドファーザー」のテーマが収録されていることだった。この曲自体はジャズ的に演奏することは難しかろうと思いつつ,そのほかの曲に混じって,それほど違和感なく演奏されている。まぁ,それでもその後にBilly Strayhorn/Duke Ellington作の"Isfahan"が出てきて,やっぱりこっちの方がフィット感が強いよねぇと思ってしまうが(笑)。

全編を通じてスロー~ミディアムで演じられているので,ジャズ的なスリルを求めてはいけないが,やはりこれは相当落ち着いていると言ってよい。一歩誤ればカクテル・ジャズの誹りを免れないというリスクはあるが,私は昨今の蕎麦屋や居酒屋で流れるハードバップよりも,少なくともある程度趣味のよいレストラン等では,BGMにはこういう音楽の方がマッチするのではないかと思える。刺激は少なくとも,そういう趣味のよさを感じさせるアルバムである。星★★★★。

今回いただいたCDには,Libor ŠmoldasがBobby Watsonと共演しているアルバムもあるので,そっちを次に聞いてみることにしよう。おそらく感じはちょっと違ったものになるだろう。

Recorded on March 29 & 30, 2011

Personnel: Libor Šmoldas(g), Jay Anderson(b), Adam Nussbaum(ds)

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ジャズ(2015年の記事)」カテゴリの記事

コメント

続いての記事に、お邪魔致します。Laieです。

今週、調度、アダムがドイツに来ていたのですが、距離の問題で見送ったところです。例年だと、春と秋の2回は会えるのですが、今年は、残念です。。。

実は、来週、スティーブさんの演奏会に行くので、スティーブさんの記事からと思い、そちらから、お邪魔させてもうおうかと思いつつも、お恥ずかしいのですが、検索の仕方がいつも上手く行かず、こちらからお邪魔させてもらいました(汗)。

ライブは、カルラさんとアンディー・シェパードさんのトリオです。
今回も、スティーブさんからの招待で、お邪魔させて頂きます。スティーブさんとは、
ほぼ一年振りの再会になります。一年なんて、本当に早いなぁ。。と実感です。

Laieさん,続けておはようございます。Steve SwallowはCarla Bley,Andy Sheppardとのトリオの活動を継続しているんですねぇ。日本ではまず聞くことは不可能でしょう。

このブログでの記事の検索ですが,ブログ・ページの右下に検索エンジンをつけてあります。そこで「このブログ内で検索」を選んで頂いて,キーワードにSteve Swallowと入れて検索ボタンをクリックすれば,それなりに見つかると思っていたんですが,自分で試しにやってみたらダメですねぇ。なんででしょうかねぇ...。

Googleで「Steve Swallow 中年音楽狂」で検索すれば確実に何らかの記事にはヒットすると思います。

こんにちは。Laieです。

検索方法ですが、上記に書いて下さった方法でやってみました(苦笑)。今度、検索させて頂く時は、グーグルから、お邪魔させて頂きますね。アドバイス有難う御座いました。

Laieさん,こんばんは。まぁGoogleを使って頂くのが一番楽だと思いますので,引き続きよろしくどうぞ。

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