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2015年8月23日 (日)

チェコのミュージシャンによるCDのレビュー・シリーズ(1):Pavel WlosokのRhodesが魅力的なライブ盤

_20150822"Jubilee Suite: Live at the Grey Eagle" Pavel Wlosok/Mike McGuirk/John Riley(New Port Line)

先日も書いた通り,チェコのレーベル,New Port LineのプロデューサーPetr MalekからいただいたCDについて,順次レビューの記事をアップしていくことにしたい。まず1枚目はPavel Wlosokのトリオによるライブ・アルバムである。John RileyはVanguard Jazz Orchestraでドラムスを叩いているので,ある程度名前は知られているが,そのほかの二人は私は初めて名前を聞いた。ベースのMike McGuirkはSmalls等にも出ているようだが,このブログで取り上げるのは初めてになるはずである。

Ashville_poster1Pavel WlosokのWebサイトによると,彼は現在,米国をベースに活動をしているようだが,その中で,教育者としての活動が結構な比重を占めているように思える。現在はノース・キャロライナ州のWestern Carolina Universityで教鞭を取っているようである。この大学,同州のアッシュビル(Asheville)から車で1時間ぐらいのところらしいが,アッシュビルという街には,私の知人が住んでいて,私も一度訪問したことがある。こじんまりとしているのだが,芸術とビールに溢れているって感じのナイスなところであった(ビールの街なのは右の笑えるポスターを見て頂ければわかるだろう)。因みにRoberta Flackはアッシュビル出身らしい。そんなアッシュビルにあるGrey Eagleというヴェニューで本作は録音されている。

本作が録音されたのは2006年だが,リリースされたのは2012年になってからのことである。しかし,時間が経っていたとしても,リリースする価値のある音源だったと思える演奏である。そもそも本作は私の好物であるRhodesに徹したピアノ・トリオであり,それだけで結構ポイントが高いわけだが,演奏だけでなく,Pavel Wlosokの書くオリジナルも魅力的に響くところがよい。本作の後半に収められたタイトル・トラック,"Jubilee Suite"は4曲から構成される組曲であるが,それに留まらず,前半4曲も魅力的な曲揃いであり,リーダーのコンポーザーとしての力量がわかるわけだが,それらがRhodesを用いたトリオで演奏されるのだから,Rhodes好きには堪えられないのだ。そして,テンポの速い,遅い関係なく,どの曲も非常に心地よく聞けるのはレベルが高い証拠である。

一般的な感覚で言えば,Pavel Wlosokという名前は日本ではほとんど知られていないと思われるし,米国においても,教育系ではある程度知られていたとしても,一般的な知名度もそんなに高くないだろう。換言すれば,ローカル・ミュージシャンのような位置づけになるわけだが,そうしたミュージシャンがこういうCDを吹き込んでいるところが,ジャズという音楽の懐の広さってところかもしれない。知らないからと言って侮ってはならないという好例。Rhodesの響きもよく,星★★★★☆。ご関心のある方はApple Musicを使って試聴してみて頂ければと思う。

因みに,私がアッシュビルを訪れたのは今から4年ほど前になるが,懐かしいので,その時撮影した風景写真も蛇足ながらアップしてしまおう。これはバーでビールを飲むのに立ち寄ったOmni Grove Park Innという結構ナイスなホテルのテラスから撮影した写真のはずである。まじでいいところなのである。また行けるかなぁ...。

Recorded Live at the Grey Eagle Music Club on April 23, 2006

Personnel: Pavel Wlosok(rhodes), Mike McGuirk(b), John Riley(ds)

Ashville

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