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2015年8月 9日 (日)

Antonio Faraoの新作は新主流派的な響きが濃厚だが,かなりよい。

Boundaries"Boundaries" Anotnio Farao(Verve)

最近,ブログにもしょっちゅう書いているが,昨今はApple Musicで聞けるものは,聞いてからCDを買うようになりつつあるので,ショップで直感的に(あるいは勢いで)CDを買うってこと自体が少なくなっている私だが,これはApple Musicでも聞けるにもかかわらず,その場で買ってしまったアルバムである。

私はAntonio Faraoはこれまでにも何枚か聞いているが,どのアルバムを聞いても,非常にレベルの高く,かつハイブラウな演奏を聞かせる人だと思っているから,新作が出れば聞いてみたいよねぇって感じで,今回も購入である。とか何とか言いながら,前作"Evan"については聞いたのに,記事もアップしていないとはどういうことだっ!と言われても反論のしようがない(爆)。

それでもって今回のアルバムだが,冒頭から新主流派的なサウンドが顕著である。ある意味ダークな世界と言ってもよいが,こういうサウンドを好物とする私にとっては非常に楽しめるものとなった。基本テナー+ピアノ・トリオのワン・ホーンで演奏されるが,2曲でアルトが加わっても,トーンそのものには変化がなく,これはいいねぇと思わせる。ジャズ的なスリリングな感覚を濃厚に漂わせつつ,ソロイストとしての技量も整った人たちが揃っており,極めてレベルの高いサウンドだと思えるのだ。一般的なジャズ好きと言われるオーディエンスで,こういう音楽が駄目だって言う人はいないだろうと思わせるアルバムである。"Maiden Voyage"のような有名曲はHerbie Hancockの演奏のイメージが強過ぎる中,この人たちの解釈でちゃんと聞かせたのも立派。

現代という時間軸の中で,このアルバムがどう評価されるのかってのは難しいところもあるが,ジャズという音楽で捉えれば,非常にいいアルバムだと思う。星★★★★☆。ただねぇ,ジャケでこんなに強面ぶりを発揮しなくてもいいようにも思うけどなぁ...(笑)。

Recorded on April 21 & 22, 2015

Personnel: Antonio Farao(p), Mauro Negri(ts, ss), Martin Gjakonovsky(b), Mauro Beggio(ds), Luigi Di Nunzio(as)

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コメント

音楽狂さん、こんにちはmonakaです。
TB返そうとおもってきたらこれがあったのでこちらから。
ショップでであったらまずかいですね。
前作ニ作のあと新しい方向を示しましたね。

monakaさん,こんにちは。TBありがとうございます。

確かに前作二作とは雰囲気が違いますが,非常に満足のいく出来だったと思います。こういうストレートなジャズを聞く機会が少なくなっているだけに,こういう作品を聞けると,その魅力を再発見できますね。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

中年音楽狂さま

恥ずかしながらAntonio Faraoは初聴きでした。
某巨大通販サイトのレコメンド情報に乗せられて購入してしまいましたが、大正解でした。
遅ればせながら、しっかりフォローしていきたいと思います。
それにしてもイカツイ顔ですよね~。

TBさせていただきました。

奇天烈音楽士さん,こんばんは。TBありがとうございます。

Antonio FaraoはEnjaやCAM Jazzでも結構いい作品がありますし,近年の作品も質が高いので,安心して人にお薦めすることができます。

トリオでやってもいいのですが,サックスが入ると,更にハイブラウな感覚が増すようにも思えます。

ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。

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