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2015年7月16日 (木)

アメリカの恥部たる人種差別への抵抗を見事に示した「グローリー/明日への行進」

Selma「グローリー/明日への行進("Selma")」(’14,英/米,Pathe)

監督:Ava DuVarnay

出演:David Oyelowo, Tom Wilkinson,Carmen Ejogo, Tim Roth, Lorraine Toussaint

今日は会社の創立記念日で休みだったので,映画を観に行くと決めていた。何にしようかと悩んでいたのだが,前々から見たいと思っていたこの映画が明日でロードショー終了ということがわかり,今日はこれをチョイスした次第である。

この映画は,黒人の公民権運動において象徴的な出来事であるアラバマ州,セルマから州都モンゴメリーへの行進に至る道筋を描いたものであり,そこにおけるMartin Luther King, Jr.の果たした役割と苦悩が史実にそって描かれている。一部,Lynden Johnson大統領の取り組みについては史実との違いがあると指摘されているが,フィクションの中での描き方だとすれば,目くじらを立てるほどのものではないと思える。

それにしても,この映画を見ていると,自由の国であるはずのアメリカにも,歴史的に見れば,とんでもない恥部が存在していたということがわかるわけだが,それを覆すためにKingが果たした役割は非常に大きかったということを改めて知らされるものだったと思う。その一方,当時のFBI長官のJohn Edgar Hooverやアラバマ州知事George Wallaceは徹底的に嫌な人物として描かれる。HooverについてはClint Eastwoodが撮った「J.エドガー」でも描かれていた通りであるが,Wallaceなんてひどい人種差別主義者だが,こんな輩を何度も再選させてしまうアラバマ州住民もいかがなものかって気がする。彼がもともと民主党だったなんていうのも,リベラルな民主党からすれば,いい迷惑だっただろう。

いずれにしても,この映画は歴史的な背景を理解した上で見た方がいいことは言うまでもないが,このようにストレートに描いてしまうのもある意味凄いことだよなぁと思ってしまう。だが,こうした公民権運動の成果として,自由の国アメリカという印象が強まったのだろうなぁということで,やはりMartin Luther Kingは偉人だったと思わされた映画。彼が本当に言ったかはわからないが,"Negotiate,Demonstrate,and Resist."というセリフが頭から離れない。そして,映画後半で出てくるJohnson大統領の演説は感動的なものであった。ということで,私としてはもっと多くの人の目に触れて然るべきと思えた映画である。星★★★★☆。

だが,この映画,「駄目なものも駄目と認められない」ガチガチの保守層や,南部の人間には受けが悪いだろうねぇ。

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