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2015年5月25日 (月)

久しぶりに見た映画はずっと見たかった「セッション」。このタイトルだけは何とかならんものか?

Whiplash「セッション(”Whiplash")」(’14,米,Bold Films)

監督:Damien Chazelle

出演:Miles Teller, J.K. Simmons, Paul Reiser, Milissa Benoist

手術のせいで,同じ姿勢を長時間取ってはならないという医師の指示により,遠距離出張も,映画も控えてきたわけだが,手術からほぼ4週間を経過したということで,久しぶりに映画を見に行った。本来ならば,入院/手術前に見に行きたかったのがこの映画である。

架空の音楽院を舞台に,プロ・ドラマーを目指すMiles Teller演じるAndrew Niemannと,音楽院におけるJ.K. Simmons演じる鬼講師,Terence Fletcherの対峙を描くこの映画は,ジャズのビッグバンドがテーマになっており,その手の音楽に興味がない聴衆にとっては厳しいところがあるかもしれないが,ドラマとして見ているだけでも十分評価に値する映画であった。

この映画は多数の演奏シーンが含まれてはいるが,同じビッグバンドを描いていても,「スイング・ガールズ」とは全然違うし,テンションが違う。正直言って,シナリオにはやや無理がある部分もあるし,こんな奴いないだろうと思わせるところもあるので,完璧とは言えないのだが,それでもJ.K. Simmonsの怪演もあって,緊張感に溢れた作品となった。これを見れば,J.K. Simmonsがオスカーを獲得したのも納得できるってものである。

ストーリーについては詳しく書かないが,この映画に関して菊地成孔が痛烈批判をしていることには,正直私は違和感を覚える。所詮,この映画はフィクションである。それを,菊地は無理やりジャズ側からの論点で語ろうとしているように感じられるからである。私はジャズを生業とはしていないものの,ジャズが音楽の中で最も好きな人間だが,菊地が言うほど,目くじらを立てるほどのものかと思うのだ。菊地には菊地の言い分があるのは当然だが,菊地の論点がすべての人に適用されるわけではないし,理解されるものでもなかろう。私は映画は映画,音楽は音楽でいいと思っている。よって,私はこの映画を見ていて,楽しむことはあっても,菊地のような怒りをおぼえることはなかったということは言っておかねばなるまい。

もちろん,この映画にはデフォルメされたところも多々あるが,私にとっては一本のよく出来た映画という評価であり,シナリオには気に入らない部分があったとしても,やや甘めと思いつつ,星★★★★☆としてもいいだろう。

最後に言っておきたいのだが,この映画に「セッション」という邦題をつける意味が全くわからない。映画の本質的なストーリーラインをぼかすだけのタイトルとしか言いようがない。まじでセンスないわ。これなら原題"Whiplash"の方がずっと雰囲気がわかろうというもの。だからと言って,適当な邦題を私が思いついているわけではないが(爆)。

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