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2015年5月17日 (日)

私が行った紀尾井ホールの音源も入ったKeith Jarrettの新作

Creation"Creation" Keith Jarrett(ECM)

Keith Jarrettももう70歳だそうである。それを記念してBartok等が入ったクラシック盤と同時リリースされたピアノ・ソロだが,複数のヴェニューでの演奏を収録したソロは久しぶりではないか。ただし,今回のように小曲のみで構成されつつ,複数の収録地というのは初めてのはずである。中でも私が嬉しかったのは,大枚はたいて行った紀尾井ホールでの演奏が2曲収められていることである。

約1年前の2014/5/9の紀尾井ホールでの演奏を聞いて,二部の演奏が特によかったなんて書いている私(記事はこちら)だが,今回収められた2曲がどのタイミングで演奏されたかは実はよくわかっていない(爆)。だが,演奏の雰囲気からすると二部で演奏された曲だと考えて間違いないと思う。いずれにしても,そこに私もいたってことが重要なのである。我ながらミーハーだとも言えるが,オーチャード・ホールの音源も2曲(収録日は別)入っていて,同じように感じている日本の聴衆も多いのではないかと思う。

昨今のKeithのライブは,昔のような長大なソロ演奏はなくなり,今回収められているような長さの曲を複数演奏するというのが通常のアプローチとなっている。だが,私が聞いた際には,序盤は非常に現代音楽的なアプローチを感じさせるものが多かったのだが,紀尾井ホールで聞いた時も同じような感覚であった。しかし,第二部では非常にメロディアスな演奏を聞かせており,このアルバムもライブの場で言うならば,第二部の演奏を集めたって感じではないだろうか(ローマでのPart VIIIはやや現代音楽的だが...)。そういうわけで,このアルバムには聞きにくさは全くないと言ってもよい。むしろ,メランコリックなメロディも交えながら,非常に美しい作品となっており,近年のソロ活動は"Rio"あたりから,ライブの構成がこういう路線を取っているようにも感じるが,全編こういうピアノを聞かされては,またまたしびれるリスナーも多いことだろう。もちろん,これをKeithの最高傑作というつもりはないが,それでも非常に訴求力の高いアルバムとなっていることは間違いない。星★★★★☆。

Recorded in 東京(2014/4/30,5/6,5/9),Toronto(2014/6/25),Paris(2014/7/4), Rome(2014/7/11)

Personnel: Keith Jarrett(p)

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コメント

何と、現場に居合わせたのですか。でもこうやっていろいろなところでの録音をつなぎ合わせると、また違った感じで聴けるでしょうね。聴きやすくて、多くの人が手に取るアルバムではないかなあ、と思います。

TBさせていただきます。

910さん,こんにちは。TBありがとうございます。

本作においてKeithはプロデューサーとしてクレジットされていますが,曲順も考えてこうなっているんだろうなぁなんて思っていました。そうした中で,比較的耳ざわりのよい演奏が収められているような気がしました。

"Creation"とはベタなタイトルだと思いますが,そういう場に居合わせることができたのはラッキーでした。いずれにしても,本人にもそういう思いはあるんでしょうね。70歳を一つの通過点として,まだまだ頑張って欲しいです。

 こんばんわ。
 中年音楽狂さんは、このアルバムを聴いてみて解りますが、最も良いところにライブ参加していたんですね。羨ましい限りです。

風呂井戸さん,こんばんは。TBありがとうございます。

紀尾井ホール・ライブの記事にも書きましたが,二部の演奏のリリシズムは素晴らしかったです。それがこのディスクに収められていると思いますが,私にとっては非常に嬉しい作品となりました。

ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。

トラバありがとうございました。
早々に入手はしてたのですが、あれやこれやでブログアップがおそくなりました。
でも、外すわけにはいきません。

本当にこのライブに参加してたって、、うらやましすぎます。

Suzuckさん,こんにちは。TBありがとうございます。

ライブの時の記事にも書いたと思いますが,GWにかかるようなタイミングでの来日でしたので,私としては日程的に無理かなぁと思っていたところに,紀尾井ホールの追加が決まって,財布には痛かったですが,こうして音源化されると,行ってよかった~と思ってしまいます。

いずれにしても,もはや巨匠の領域ではありますが,まだまだいけるというところを示したアルバムだと思います。

アルバムになったコンサートを目の当たりにしているってのは、ありそうでなさそうで。。。自分は記憶にはありませんでした。

本作は、Charlie Hadenを気遣って耽美な演奏が多いなんて自blogには書きましたが、
Keith JarrettがProduceに名を連ねて(=選曲に絡んで)いることと、
ソロ作をこれまでで初めて複数か所での演奏からピックアップしていること、
中年音楽狂さん曰く2部からの演奏を集めていると推測するメロディアスな演奏が並んでいること
を考慮すると、、意図的になにかを思考させる選曲にしている気がしてきますが。。。 はてさて

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん,こんにちは。TBありがとうございます。

まぁ,たまたま足を運んだ紀尾井ホールの演奏が入ったってだけですが,実は嬉しいです(笑)。

Keith自身がプロデューサーですから,選曲は間違いなく彼によるものと思いますが,何度か見たKeithの最近のソロは一部が現代音楽的な色彩が相当強く,二部になって,メロディ・ラインやジャズ的な要素を感じさせるって気がしています。なので,私は本盤に収められた曲の多くは二部での演奏と踏んだわけですが,違っているかもしれません。

因みに,私も自分がその場にいたライブ盤って数えるほどしかないですよ。oza。さんがお持ちのもので間違いないのはSmalls LiveシリーズのLage Lund盤でしょうか。出張中,たまたまでしたが,あれもラッキーでした。

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