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2015年4月30日 (木)

中年音楽狂の入院日記:その2

早いもので入院も4日目である。食事は3日目の夕食から普通食になっており,普通の生活への歩みを始めたって感じはするが,痛みはまだまだ残っている。できるだけ痛み止めに頼らないようにしたいが,無理は禁物ってことで,是々非々で対応しよう。

入院中は音楽と読書で時間を過ごそうと思っていたのだが,読書は横になった体勢では無理があり,ほぼ音楽漬けである。しかし,世の中の動きにもついて行きたいと思った場合,新聞はあるものの,そっちも読む体勢が取りづらいので,7時のニュースだけTVで見ている。そもそも私はTVをあまり見ない人間なので苦にはならないが,そんな私も音楽だけでは辛く感じる時があり,そういう時に役に立つのがiPhoneアプリで聞くラジオである。

私がラジオを聞くなんてのは,今や床屋かタクシーかって感じであるが,入院しているとラジオも面白いと思ってしまう。ぼーっとしながら流していても,邪魔にならない。視覚に影響しないってのは結構重要だと思った私である。ってことで,ラジオばかり聞いているわけではなく,音楽も聞くことは言うまでもないが,楽しみは複数あっても問題なしである。

全然知らなかったJerry Bergonzi入りのライブ・アルバム

_20150406"Live" Dave Santoro Trio Featuring Jerry Bergonzi and Adam Nussbaum(A.V. Arts)

入院中ぐらい安静にしておけばよいのだが、何分痛みはあっても暇な私である。ストック記事に若干加筆してのアップである。

以前,全く同じようなタイトルで記事をアップしたことがあり(記事はこちら),私も主題の付け方に芸がないと言わざるをえないが,またまた新橋のテナーの聖地,Bar D2で聞かせて頂いて,即ネットで発注するという,いつものパターンでゲットしたアルバムである。もちろん,キモはJerry Bergonziのテナーである。だが,このアルバム,ジャケを見たのも初めてであり,存在すら全く認知していなかったのだが,演奏が素晴らしいのである。

マスター曰く,90年代前半のJerry Bergonziは絶好調であり,その流れを引き継いでいる本作も悪いわけがない。約5年前に取り上げた"Open Architecture"もメンツは違えども,同じ編成のピアノレスのトリオでのライブであり,そちらを私が絶賛したことはリンクした記事の通りである。そして,"Open Architecture"の録音は本作の約3~4か月前ということからしても,本当にBergonziが絶好調だったというのは間違いないと感じさせるものとなっている。

リーダーのDave Santoroはバークリーで教鞭を取っており,Jerry Bergonziとも長年の共演歴を持つ,まぁボストン人脈と言ってよい人だと思う。だが,リーダーには悪いが,彼のアルバムを買うのは偏にBergonziが入っているからという理由になってしまうのは仕方ない。ここでも,全7曲中,スタンダードが2曲,残り5曲中,Bergonziオリジナル3曲,Santoroオリジナル2曲という構成で,Bergonziのリーダー作と言っても全然問題はないものである。そして,ピアノレスで吹きまくるBergonziを聞いて,膝を乗り出さなければもぐりだと言ってしまおう(笑)。入手できた嬉しさ込みで星★★★★★。

Recorded Live at Nuovo Teatro di Catania on March 2, 1993

Personnel: Dave Santoro(b), Jerry Bergonzi(ts) Adam Nussbaum(ds)

2015年4月29日 (水)

中年音楽狂の入院日記(笑)

今回、4/27に入院し,28日に手術、全て合わせて10日間の入院予定の私である。

ということで,手術はもう終わってしまったのだが,あっけないほど痛みもなく楽勝じゃんなんて思っていた私がアホであった。本番の痛みは麻酔が切れた後にやってきたが、とにかく痛い。寝ていても目が覚める痛さが,否応無しに襲ってくるのである。これには心底まいった。痛みで昨夜はほとんど眠れなかったと言ってもいいぐらいである。

それにも増して辛かったのは,麻酔のせいで尿が出なくなってしまい,尿管にカテーテルを突っ込んで,膀胱から直で吸引するというものだ。あの異物感,違和感と言ったら...って感じである。今は尿は出るようになったので,もうあれはやらなくていいというのが救いだが,まだなんとも言い難い残尿感に悩まされている。

とは言いながら,昨晩に比べれば,状態ははるかにマシになりつつあるが,あのカテーテルは二度とやりたくないなってことで,まずはご報告でした。皆さんも痔は放置せずさっさと治しましょう(笑)。

2015年4月28日 (火)

全く面白くないCDを買ってしまった。

Polo"Back Home" poLO(CAM Jazz)

結構な枚数のCDソフトを買っていれば,その全てが当たりという訳にはいかないが,その一方で直感を信じて購入して,望外の素晴らしさを提供してくれるアルバムもあれば,その真逆の場合もある。今回のアルバムはまさに後者である。

今回,試聴もせずにこのアルバムを買った私が悪いのだが,ジャケのセンス,あるいはバンドの編成からして,楽器は違っても,Paolo Fresu Devil Quartet的なもう少しハイブラウなサウンドを期待していた。しかし,出てくる音楽が何ともゆるく,緊張感も何もない。これは失敗だとすぐに思ってしまった。プログレ的なサウンドも交えてはいるものの,あらゆる意味で中途半端。鋭いリズムもなければ,魅力的なメロディ・センスも感じられないし,そもそも音楽に刺激がなさ過ぎるのでは,どういう層に訴求したいのかも全く不明である。

どこかにいいところを見つけようとして,何度かプレイバックしてみたものの,結局印象が改善することはなく,むしろ,聞けば聞くほどイライラしてくるという駄盤。星を付けることすら拒否したくなると言っては言い過ぎか。だが,CAM Jazzもこんなアルバムを出すぐらいなら,もう少しましな仕事をしないと,ほかの出来のいい盤も無視されることになりかねない。まぁ,ここまでの大したことのなさというのは,ある意味珍しいと言ってしまおう。

念のために言っておくが,これは私が入院していることにより,フラストレーションがたまっているからこうした反応をしているわけではなく,あくまでもこれは入院前に書いたストック記事であり,冷静さを欠いているとは思っていない。

Recorded between September 2 and 5, 2014

Personnel: Paolo Porta (ts,bcl),Valerio De Paola (g,electronics, vo), Andrea Lombardini (b), Michele Salgarello (ds)

2015年4月27日 (月)

中年音楽狂,入院す(苦笑)。

このブログに,私がHemorrhoids持ちであることを告白したのが2月のことであった。その後,検査を繰り返し,結局は手術が必要と早い時期から診断されており,予定される入院期間は10日前後と言われ,そうなると,それだけの期間を病院で過ごすためにはGWの休みに合わせるしかないということで,ついにその時がやってきた。

会社の有給休暇も付けて16連休だというのに,家族サービスもできないとはまさに情けない限りであるが,まぁこればかりは仕方ない。今回の入院において徹底的に治し,絶対再発のないようにしたいものである。

ということで,本人は至って元気,しかも痛みも何もないので,病院では超ヒマである。読書と音楽鑑賞の傍ら,マメに入院日記でも書くことにしよう(笑)。もちろん,術後の痛みがなければだが(苦笑)。

Laura Marlingのライブ盤が素晴らしい出来。

Laura_marling"Live from York Cathedral" Laura Marling(Virgin)

先日,彼女の新作について記事をアップしたが,この人はなかなかに魅力的なシンガーである。その彼女の"A Creature I Don't Know"にボーナス・ディスクを付けたバージョンがあるとはつい先日まで知らなかった私である。本作は,そのボーナス・ディスクであるが,出来がいいので,本国では2枚組のLPとして単体で発売されているようである。それも当然と思わせるような立派な出来である。

この人のよいところは,フォークとトラッド風味を感じさせながら,シンガー・ソングライターとしての資質を強く感じさせるところにあるが,このライブ盤でも,そうした魅力は十分に感じられる。素晴らしい。詳しいデータがないので,録音やミュージシャンに関するデータはわからないが,見逃すにはあまりにも惜しい出来なので,今回記事にした。これはいいものを聞かせてもらったってことで,評価も甘くなり,星★★★★★。

2015年4月26日 (日)

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」:確かによく出来た映画である。

Birdman「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(”Birdman: Or (The Unexpected Virtue of Ignorance)”」(’14,米,Fox Searchlight)

監督:Alejandro González Iñárritu

出演:Michael Keaton,Edward Norton,Emma Stone,Naomi Watts

今年のオスカーで,作品,監督,脚本,撮影の主要部門を受賞した作品である。この映画の下馬評は当初から高かったが,確かによくできている映画だと思った。Michael KeatonとEdward Nortonが大した演技を示し,彼らが演技部門を受賞できなかったのは何とも残念に思えた。そして,この映画で優れていると思ったのは撮影技術であるが,これには技を感じさせられたので,撮影賞の受賞も当然であろう。

だからと言って,映画として私が推していた「6才のボクが、大人になるまで。("Boyhood")」とどっちが好きかと言われれば,私は"Boyhood"の方が好きだが(笑)。しかし,業界ネタを扱っているところからしても,アカデミーはこちらに肩入れしてしまうことがあっても,それは仕方あるまい。

私としては,たびたび登場するNYC,特にブロードウェイ界隈の様子に,懐かしさを感じていたわけだが,やはり今見ても刺激的な街並みである。そういう舞台の中で,やはりMichael Keatonの怪演が異彩を放っている。パンツ一丁の映像はそういうことだったのかと笑ってしまったが,彼やEdward Norton以外の役者も総じて素晴らしい演技を示していることが,この映画の勝因だろう。

だが,その中で,決して忘れてならないのはAntonio Sanchezによるドラムスにより構成された音楽であろう。映像とのリンクぶりが素晴らしい。確かに舞台のシーンにはクラシックのスコアが使われているとしても,これを評価対象から外したアカデミーはアホだと言いたくなってしまった。Sanchezの音楽なしに,この映画が成立しないとまでは言わないが,それでもかなり重要な構成要素になっていることは間違いないからである。この映画を見るときには,是非Antonio Sanchezの音楽に注目すべきであると強調しておきたい。

いずれにしても,非常に面白く見られる映画である。だが,しつこいようだが,私にとっては"Boyhood"の方がずっと印象深いと改めて言っておこう。星★★★★☆。

2015年4月24日 (金)

TOTOの新作は悪くはないと思うが,決定的なキラー・チューンがないかなぁ...。

Toto_xiv_2"TOTO XIV" TOTO(Frontier Recordings)

TOTOの新作がリリースされて,チャート・アクションも上々のようである。このアルバム,店頭でも,ネットでも結構品薄状態が続いていて,価格も妙に高いので,私は格安のアメリカのセラーから飛ばしていたため,デリバリーには時間が掛かってしまった。しかし,デリバリーされてから結構な時間が経っているにもかかわらず,なかなか記事にする時間がなかったのだが,ようやく記事のアップである。よかった,よかった(笑)。

このアルバムのリリースと相前後して,Mike Porcaroが亡くなったが,その代役を多くのベーシストが務めており,その中には懐かしやDavid Hungateも含まれている。そして,ドラムスはKeith Carlockが昨年のライブの流れを引き継いで,継続参加している。Carlockは我々の世界では有名人だが,一般的な知名度はまだまだということで,去年のライブでもSimon Phillipsの不在を嘆く人も多かったわけであるが,ライブの場でもそうだったし,レコーディングにおいても,その親和性には全然問題ないってことは,ここでの演奏を聞けば明らかである。

冒頭の"Running Out of Time"のハード・ドライビングな演奏が聞こえてきて,これはなかなかいいと思わせる。歳を取っても,TOTO節健在である。だが,聞き進むにつれて,レベルが高い演奏であることは認めつつも,やはり昔のような曲の魅力があまり感じられないと思ってしまう。これは私の頭の中に擦り込まれてしまっている往年の曲の数々の魅力を,このアルバムに収められた曲が上回れないということにほかならない。

"Chinatown"のような曲を聞いていると,既視感に襲われる瞬間もある。だからイメージは壊れるものではないとは思うのだが,決定的なキラー・チューンがないように思えてしまうのがちょっと残念である。だからと言って,このアルバムが悪いということではない。水準は保っているのは間違いないが,更に上を求めてしまうのが,我々年寄りってことになる。もちろん,今後のライブにおいては,このアルバムからの曲も演奏するだろうが,やはり受けるのは昔の曲になってしまうんだろうなぁと思ってしまった。まぁ,それは本人たちもわかっていることだろうが。ってことで星★★★☆。

ちなみに,TOTOは今年の夏はYESとダブル・ビルでライブをやるそうである。会場には年寄り大集合になってしまうねぇ(爆)。ついでに言っておくと,TOTOのアルバムでMichael McDonaldの声を聞くとは思っていなかったなぁ。

Personnel: Steve Lukather(vo, g, b), Joseph Williams(vo, key, perc), David Paich(vo, key, b), Steve Porcaro(vo, key), Keith Carlock8ds, vo),with David Hungate(b), Tal Wilkenfeld(b), Leland Sklar(b), Tim Lefebvre(b), Lenny Castro(perc), Martin Tillman(cello), C. J. Vanston(synth, vo),Michael McDonald(vo), Amy Keys(vo), Mabvuto Carpenter(vo), Jamie Savko(vo), Emma Williams(vo), Tom Scott(sax)

2015年4月23日 (木)

旅の道連れのSOS

Image

"Live at the Jazz Cafe" Swing Out Sister (Fontana/Mercury)

相変わらず出張中の私なので,シリアスな音楽は聞いてられないということで,移動の道すがらチョイスしたのが本盤である。私はSwing Out Sisterのデビュー作を高く評価しているが,それと同じぐらいのプレイバック回数を誇るのが本作である。10曲入りフル・バージョンは当初日本でリリースされて,海外では短縮バージョンが別のCDのオマケでついていたように記憶する。

私がSwing Out Sisterのアルバムが出るたびに買っていたのも,もはや過去のことになってしまったが,優れたポップ感覚を有するバンドだったことは事実であり,今,本作やデビュー盤を聞いてもそうした印象は揺るがない。だが,本作を聞いた時に驚いたのは,ライブでも十分行けていたということだ。チャラいポップ・バンドではないということは確実に実証されている。だからこそ,私は長年この作品をことあるごとに聞いてきたのだ。

改めて今回聞き直してみて,つくづくいい曲が多いということに気づかされるし,これまで未聴の皆さんにはこれからでも聞いて欲しいと思ってしまうナイスなアルバム。その後マンネリ化したのは仕方ないとしても,その前には本当にいいバンドだったと思う。星★★★★★。マジでいいですわ。

2015年4月22日 (水)

出張続きで記事が書けない...

日曜日から出張に出ており,全く記事をアップする余裕がない私である。まぁこういうこともあるってことで。明日は何か書きたいなぁ。

2015年4月20日 (月)

久々のDavid SanbornとMarcus Millerのコラボ作

_20150414"Time And the River" David Sanborn(Okeh)

David Sanbornの音楽において,Marcus Millerが果たした役割は大きかったと思う。私にとっての彼の最高作は,今も昔もMarcusプロデュースの”Straight to the Heart"であり,Marcus がプロデュースに関わった"Change of Heart"冒頭の"Chicago Song"は,その後のSanbornの人気曲になったからである。その後も"Close Up"やら"Hearsay"があるが,私はやっぱり前掲の2作の印象が強い。そして,プロデューサーではないが,"Double Vision"でベースを弾いていたのはMarcusだしねぇ。

そんな彼らはライブの場では,故George Dukeも交えたDMS等で共演を続けてきたが,MarcusがSanbornをプロデュースするのは久しぶりだし,CDでの共演も15年ぶりになるらしい。本作は,まずはそのことが話題の第一となるわけだが,正直言って昨今の渋みを増したSanbornの音楽に昔ほどの魅力を感じなくなっていた私でも,このアルバムのリリースを知って,即発注してしまったのであった。

私はPledgeMusicでSanbornのサイン入りのCDを発注したが,事前にダウンロード・ファイルが届いたことはこのブログでも既に記事にした通りだが,先日,現物がデリバリーされたものである。まぁ,このジャケはどうなのよって気もするが,まぁそれはそれとして,今回のアルバムは,ほぼ固定メンツで録音されており,最近のソウル・フレイヴァーが勝りがちのSanbornのアルバムの中では,比較的コンテンポラリー度が高いのは,Marcus Millerプロデュースゆえと言えるかもしれない。

そうした中で,音は結構デッドな響きを有しており,サウンド的にはいかにもフュージョンっていう感じにはなっていないが,むしろこういう音楽には装飾を華美に施すより,こういうトーンの方が合っているような気もする。よくよく考えてみれば,Sanbornも今年で70歳であるから,そりゃあ昔とは違って当たり前であり,むしろ年相応の音であり,演奏ぶりと言えるかもしれない。現在のSanbornに何を求めるかにもよるが,まだまだ現役で行けることは十分に実証されていると思う。星★★★★。

Personnel: David Sanborn(as), Roy Assaf(p, key), Ricky Petersen(org), Yotam Silberstein(g), Nicky Moroch(g), Marcus Miller(b), Marcus Baylor(ds), Javier Diaz(perc), Peter Hess(ss, b-cl, a-fl), Justine Mullens(tp), Tim Vaughn(tb), Larry Braggs(vo), Randy Crawford(vo)

2015年4月19日 (日)

Paul Walkerを偲んで「ワイルド・スピード Sky Mission」である。

Furious_7「ワイルド・スピード Sky Mission("Furious 7")」('15,米,Universal)

監督:James Wan

出演:Vin Diesel,Paul Walker,Jason Statham,Michelle Rodriguez,Kurt Russell

前作から約2年,その間に交通事故で主役の一人,Paul Walkerを失い,どうなることかと思わせたが,かなりの部分はPaul Walkerの生前に撮り終えていたようである。一部,代役を立てている部分があるようだが,映画としては彼が亡くなったことを感じさせないものとなっている。今後のシリーズの継続はどうなるのかと思わせるが,Paul Walker演じるBrian O'brienは足を洗って家族と平和に生きるってことになるのではないかと思う。キャスト陣も,彼に代わる役者を立てることはよしとしないだろう。

それはさておきであるが,この第7作,かなり無茶苦茶な話であり,荒唐無稽度は更に上がっている。シナリオの穴を探せば突っ込みどころ満載であるが,とにかくまぁよくも壊すわってぐらいいろいろなものを破壊している。そうした話を作る上で,Jason Stathamが悪役として目立ちまくっている。「そんなアホな」みたいな感じも,Jason Stathamならありだなと思ってしまうから不思議である。

とにかく,話は前述の通り無茶苦茶である。よくもまぁここまで壊すわって感じだが,前作のエンド・ロールで出てきたようには東京のシーンは出てこない。まぁ,それは既に第3作「Tokyo Drift」で描いているからってことになろうが,それにしても,いろいろなところを舞台にするものである。今回最も笑えたのはアブダビのシークェンスであったが,実際私はゲラゲラ笑いながら見ていた。そして,出てくる人間が全部強過ぎだろうと思いつつ,映画では不死身のようなPaul Walkerが,現実社会ではあっさり自動車事故で死んでしまうことを皮肉と思わずにはいられない。

いずれにしても,この映画についてはどうこう理屈を述べるのは馬鹿げていて,単純にこのアホらしさ加減を楽しめばいいのだと思ってしまう。そして,ラストのシークェンスにおいて,Paul Walkerの死を惜しんでいた私であった。いつもああでもない,こうでもないとしょうもないと思った映画をけなしている私だが,このシリーズについては許してしまう自分が笑える。一貫性がないねぇ。でも星★★★がいいところだろうな。

それにしても,公開翌日ということもあり,劇場は相当混んでいたなぁ。当たり前か(苦笑)。

2015年4月18日 (土)

京都の夜

Photo_7先日,ポーランドからのお客さま共々,京都で仕事があった(決して観光が目的ではない)のだが,当日の懇親会の後,移動の道すがら,エキゾチックな雰囲気を味わって頂こうということで,移動の車のドライバーにお願いして,祇園を訪れた時の写真である。辰巳神社界隈で撮影した写真だが,こういう感じって日本人でもエキゾチズムを感じるんだから,外国からのお客さんは尚更だろうなぁ。

川面と葉桜の組み合わせがいいねぇ。

2015年4月17日 (金)

Antonio Sanchez@Cotton Club参戦記

Antonio_sanchez 約1ヶ月ぶりにライブに行ってきた。今回はAntonio Sanchezである。Antonio Sanchezは私はPat Methenyとのライブで何回か見ているが,それはそれはシャープでソリッドなドラミングを聞かせてくれる。今年は映画「バードマン」のサウンドトラックでも話題になったが,リーダーとしても優れたアルバムをリリースしているから,彼のバンドであるMigrationでの来日は非常に楽しみであった。

結論からすれば,期待通り,あるいは期待を上回る演奏だったと言ってよい。リーダーを支えるメンツも,すべて自らのリーダー作を持つ実力者ばかりであるから,おかしな演奏になることはないと思ったが,ライブの場でもその実力は発揮されていたと言ってよい。

今回,ライブを見ていて,演奏そのものは極めて現代的な響きの強いジャズであったが,何が強烈かと言えば,Antonio Sanchezの煽りだと思った。バックから強烈にフロントを煽るって感じなのである。手数は多いのだが,テクニックの品評会のようなかたちにはなっておらず,音楽的な魅力を保っていたのは立派である。今回私が見に行ったセットはアンコール含めて,約90分で5曲という長尺の演奏だったと言えるが,アンコールのThelonious Monkの曲(多分"Hackensack"だったような...)のややいじり過ぎたアレンジを除けば,非常に高揚感に満ちたいいライブであった。

もちろん,ケチをつけようと思えばつけられないわけではない。演奏の構成は,ある意味ワンパターンだと言われても仕方がない部分もあろう。だが,そこから得られる興奮度を考えれば,そんなことは些末なことに思えてしまう。身体が反応してしまうのである。頭をすっ飛ばして,身体に訴求するってのはある意味凄いことであるから,ここは些細なことには目をつぶる(きっぱり)。

いずれにしても,Sanchez以下4人の面々はセットを通じて好演を披露し,非常に満足度が高かった。Ben Wendelはアルバムで聞くより,ずっと魅力的に聞こえたし,John Escreetは,コンベンショナルなフレージングもOK,更にMatt Brewerはナイスなソロを連発という実力発揮のライブであった。私にとってちょっと残念だったのは,Cotton Clubでは恒例の演奏終了後のサイン会が開催されなかったことで,いつもなら「Antonio Sanchezと私」とか,戦利品としてサイン付CDの写真をアップするところだが,それがないのは惜しいとしても,まぁ仕方あるまい。

もう一つ面白かったのは,Antonio Sanchezの聴衆からの拍手への対応っぷりが,Pat Methenyみたいだったことである。拍手に応えての立ち姿は絶対Patに影響されているなぁなんて思っていた。こういう演奏でも8割程度の入りにしかならないのは惜しいが,私は十分に元を取ったと思っている。尚,写真はCotton Clubではなく,4/14のBlue Noteの模様を拝借したもの。まぁ,ポジションも一緒だし,雰囲気ってことで。

Live at Cotton Club on April 15, 2nd Set

Personnel: Antonio Sanchez(ds), Ben Wendel(ts), John Escreet(p, rhodes), Matt Brewer(b)

2015年4月16日 (木)

「風に立つライオン」:家人と見に行った映画。

Photo「風に立つライオン」('15,東宝)

監督:三池崇史

出演:大沢たかお,石原さとみ,真木よう子,石橋蓮司

珍しくも家人自らが見たいというので,週末に見に行った映画である。監督:三池崇史,主演:大沢たかおというコンビには「藁の楯」という愚作があった(記事はこちら)ので,私としてはあの二の舞は嫌だと思っていたから,自分一人なら絶対行っていない。しかし,家人から言われて付き合ったのだが,「藁の楯」よりはましだった(笑)。

このストーリーは,実在の人物にインスパイアされて作られたフィクションだそうである。まぁ,ストーリーがストーリーだから,感動巨編的なつくりにしようというのが感じられるのが,天邪鬼な私のような人間にとってはどうもいかんし,ストーリーもほぼ展開が読めてしまうのはどうかなと思う。もともとがさだまさしを好きになれないんだから仕方ないか(苦笑)。

そして,この映画を見ていて,痛切に感じてしまったのが,この映画のシナリオって,まるで「イミテーション・ゲーム」のような構造ではないかということである。現在,過去,更にその過去の多重構造というのは「イミテーション・ゲーム」と同じような感じがしてしまった。ストーリー展開も淡々としているから,これで139分というのもきつい。まぁ,それでもそれなりに見られる映画にはなっているし,石原さとみが可愛かったので,星★★★。

2015年4月15日 (水)

Cassandra Wilson:どこまでディープになるのか?

Cassandra_wison"Coming Forth by Day" Cassandra Wilson (Sony)

また,記事のアップが滞ってしまった。ようやくiTunesの移行がほぼ完了したので,新譜を確認できる環境が整ったところへのCassandra Wilsonの新譜である。

Billie Holidayの生誕100周年に当たる今年,Cassandra Wilsonがトリビュート・アルバムをリリースするのは頷ける話である。そして,どこまでもブルージーに,どこまでもディープに歌い上げるCassandra Wilsonが強烈である。

ミディアム以下の曲で固められたテンポで,こうした曲を歌い上げるのは実力がないとできないことであるが,いつも以上にCassandra Wilsonの声がディープに響く。この声の深さ,往年のSarah Vaughanのようでもある。そして,誤解を恐れずに言えば,私はこのアルバムを聞いていて,特にVan Dyke Parksがストリングスのアレンジをした"You Go to My Head"を聞いていた瞬間なのだが,昭和歌謡のようだと思ってしまったのである。たとえて言うならば往年の青江三奈みたいな感じだと言えば,わかって頂けるだろうか。

この人が歌うと"All of Me"でさえこうなってしまうのかとびっくりしてしまうが,それにしても強烈な歌唱である。心の奥をえぐられるような作品だが,繰り返し,あるいはしょっちゅう聞くには結構体力と心構えが必要なアルバムである。決して気楽には聞けないが,それは褒め言葉としてである。いや~,やっぱりこの人凄いわ。襟を正して聞きたくなるヴォーカル・アルバム。その志や見事ということで,星★★★★★としてしまおう。

Personnel: Cassandra Wilson(vo, g), Thomas Wydler(ds, perc), Martyn Casey(b), Jon Cowherd(p), Kevin Breit(g), Robby Marshall(sax, cl, b-cl, fl, melodica), T Bone Burnett(g), Nick Zinner(g), Paul Cantelon(accor), Ming Vauz(effects), and strings and orchestra

2015年4月12日 (日)

続々CDは届くのだが...。

相変わらずiTunesの移行失敗の影響で,なかなか集中して音楽を聞く余裕ができない。そんな中でもCDは続々とデリバリーされてきて,レビューもせねばと思いつつ,ままならないのが実態。この週末で移行を終了させられればいいが,さて結果やいかに...。

2015年4月11日 (土)

リリースから20年以上経っても聞いているSpecial EFX。

Image"Collection" Special EFX (GRP)

Special EFXはギタリストChielli MinucciとパーカッショニストGeorge Jindaの双頭グループ。80年代から活動し,George Jindaが亡くなった後はMinucciが引き継ぎ,現在も活動していると思われる。これは彼らの初期10年の活動から選んだベスト盤。

私がこのCDを購入したのはもう20数年前になるが,今でも出張の道すがらに音楽を気楽に聞きたい時には,結構プレイバックすることが多いアルバムである。スムーズ・ジャズという呼び名ができる前から,まさにスムーズ・ジャズを体現していて,彼らの音楽の持つ響きが私にプレイバックをさせるのだとも思える。

逆に言えば,ジャズ的なスリルなどとは全く無縁の世界であり,人によっては「毒にも薬にもならない」と指摘したくなっても仕方がない。だが私なら「それが何か?」と言ってしまうぐらいナイスな響きである。毒にも薬にもならなくて私には全然問題ない。それぐらいのナイスな曲と演奏である。

私がこのアルバムを買う気になったのは,91年か92年か忘れたが,NYCのBeacon Theaterで3日間に渡って行われた,GRPレーベルのアーティストによるライブで彼らの生を見て気に入ったからだが,それから何年経っても,私の音楽的な好みは変わらないなぁなんてつくづく思ってしまう。

今も,移動の新幹線の中で聞いているが,相変わらずいいねぇ。ってことで,ついつい点も甘くなり星★★★★☆。移動中なのでPersonnelは省略。

2015年4月 9日 (木)

Joey Calderazzoの新作は彼らしさが戻りつつある。

Going_home"Going Home" Joey Calderazzo(Sunnyside)

私はJoey Calderazzoを贔屓にしていた。と,なんでいきなり過去形なんだと言われそうだが,Blue Noteレーベルからアルバムをリリースしていた頃の彼の演奏は,ハード・ドライビングな感覚がなんとも爽快だったのだ。しかし,近年はそういう感覚が失われていき,随分枯れた感じがしてくるようになり,出るアルバムは購入するものの,なんだかなぁって思っていたのも事実である。だから,このブログでも前作のライブ盤を取り上げた時も,かなりアンビバレントなトーンの記事を書いてしまった(記事はこちら)。だから,このアルバムのリリースは認識していても,以前のように即購入ということにはならなかったのである。と言うより買うのを控えていたというのが実態であった。

しかし,本作を信頼できるブログのお知り合いの皆さんが取り上げられ,概ね好意的な評価を拝見して,遅ればせながら発注したもの。結論からすれば,近年の作品では最も気に入ったと言ってもよく,Calderazzoも復調してきたなぁって感じさせてくれる。だが,昔のハード・ドライビングさやスピード感ではなく,成熟に伴うタッチの変化が感じられるのも事実である。それをよしとするか否かはリスナーに委ねられるわけだが,正直言ってしまえば,私はやっぱり昔の方が好きってことになる。これは今回の選曲,あるいは演奏がミディアム中心というところがあるからだと思うが,その中に,彼らしい切れ味鋭いフレーズも織り込まれていて,その瞬間は「いいじゃん」と思ってしまうのだから,私もいい加減なものだ。

本作には一曲現在のバンマスであるBranford Marsalisが客演しているが,あくまでも客演って感じである。Branfordについても,私は積極的リスナーではなくなっていることと,Joey Calderazzoへの関心が高まらなくなったのは,実は同じような理由によるものではないかと思ってしまうが,それでも,本作が私の中でのCalderazzoリバイバルにつながるかもしれない。星★★★★。

本来であれば,間もなく行われる日本でのライブに足を運んで,現在のCalderazzoを確認すべきなのだが,それを許さぬ事情があり,行くことができないのは残念である。行かれる方にその感想をお伺いできればと思う。

Recorded on August 17 & 18, 2014

Personnel: Joey Calderazzo(p), Orlando le Fleming(b), Adam Cruz(ds)

2015年4月 8日 (水)

久々に怒りたくなった。

主題だけ見れば,一体何事かと思われても仕方ない。が,書かずにおれん。

私は,ここ暫く政治について,このブログにおいて書くことを控えてきたつもりである。正直言って,それは私の政治不信の裏返しである。かつ,私は徹底したリベラルなので,ネット上だけで妙に喧しい世の中のネトウヨ君は,私の揚げ足を取っては突っ込みたがるが,そんな輩を相手にすることすらバカバカしいと考えたからにほかならない。

しかし,久々にこればかりは黙っていられない。それは誰がどう見ても人間としての品格の感じられない上西小百合という税金泥棒のためである。維新の党から除籍されても,図々しくも衆議院議員のポジションに留まるこの「下品な顔」の腐女子については論を待たずとも,除名すれば責任が回避されると思っているらしい維新の党,もしくは大阪維新の会の諸君は恥ずかしいと思わないのか?

除名,除籍処分は当然としても,そもそも前回の衆議院選挙において,このバカ女を推薦していたという事実についてはどうなるのか?人間を見る目もない人間が,選挙向けの党利党略のためにメディア向けパフォーマンスをしたところで,底が知れている。国民をバカにするのもいい加減にして欲しいものである。

今回の一件について,この上西小百合といううつけ者の出身校のOB,OGはどう思っているんだろうか。名門,大阪教育大付属天王寺から神戸女学院というのは,絵に書いたような育ちのよさだろうが,今回,上西小百合という存在が母校にケチをつけたことは言うまでもないだろう。私はそれらのOB,OGでもなんでもないが,彼らに成り代わって久しぶりにこのセルフを言いたくなった 

"Shame on You!!"

ちなみにWikipediaによると,彼女は政治信条に基づいて,次のように考えているらしい。

•憲法改正に賛成。
•集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈を見直すことに賛成。
•原子力規制委員会の新基準を満たした原発は再開すべきとしている。
•女性宮家の創設に反対。
•日本のTPP参加に賛成。
•日本の核武装について今後の国際情勢によっては検討すべきとしている。
•選択的夫婦別姓制度の導入にどちらかといえば反対(どちらかといえば?笑えるねぇ)。

ふ~ん。米国共和党右派的,更に言えばTea Party的単なるがちがちの保守って感じだよねぇ。維新に捨てられたら,アホ晋三くんにでも拾ってもらうつもりかねぇ。虫酸の走る思いとアホさ加減という点では,Sara Palinに似たものを感じるわ。

私は個人の信条は否定しないが,政治家は活動でその存在意義を実証すべきところで,この虫酸が走るような下品なバカ女には,そんな意思はかけらもあるまい。とにかく不愉快なので,早く議事堂とメディアから消えて欲しいもんだ。器じゃないんだからさ。

もう一つ,「浪速のエリカ様」なる呼び名は,現在の沢尻エリカその人に対して失礼千万なので,メディアはこの呼び名を使うのを一刻も早くやめた方がいいと思うのはきっと私だけではないと思いたい。

2015年4月 7日 (火)

Boz Scaggsで"Small Town Talk"を聞くとは思わなかった

A_fool_to_care"A Fool to Care" Boz Scaggs(429 Records)

6月に来日が決まっていて,東京公演2回は早々とソールド・アウトとなり,追加公演も決まったBoz Scaggsであるが,相変わらずの人気はある意味驚きでもある。しかし,現役感たっぷりでやっているので,昔からのファンも楽しめることは前回のライブに行った私にもわかっている(だが,前回行った私は今回はパスだが...)。そのBoz Scaggsの新作がタイミングよく,と言うよりもアルバムのリリースに合わせてのツアーってことになるのだろうが,前作"Memphis"からほぼ2年ぶりに発売となった。前作"Memphis"もそれは渋いアルバムであったが,今回はそれに輪をかけて渋い。ミキシングのせいもあるかもしれないが,Boz Scaggsのヴォーカルをかなり前面に打ち出した音となっているように感じる。

とにかく,以前のAOR的なBoz Scaggsとは相当違う音が出てきて驚くわけだが,彼のルーツに近い音楽に取り組んでいるというのは前作同様である。そして,私が何より驚いたのは,あのBobby Charlesの名作"Small Town Talk"が収録されていることであった。Bobby Charles盤に近い感じのアレンジで歌われているが,Boz Scaggsと"Small Town Talk"とは従来であれば結びつかない組み合わせであるが,それでもこのシンプルな雰囲気は悪くないと思う。素のBoz Scaggsって感じと言ってもいいかもしれない。

正直言って,私にはちょっと渋さが勝ったかなぁって感じであり,私にとってはお久しぶりのBonnie RaittとデュエットしたBozのオリジナル"Hell to Pay"や,ボーナスで収録された"M.P.B."のようなノリの曲がもう少しあってもよかったように思え,一聴した感覚では"Memphis"の方が好きだったような気がする。まぁ,それでも,まだまだ十分にいけているBoz Scaggsであることは間違いはなく,もう少しじっくり聞き込めば,また新たな魅力がわかるかもしれない。

いずれにしても,ほぼ固定されたメンツで作られたこのアルバムは,リラックス感が強く,大人(それも相当年季の入った)のための音楽と言ってよい。星★★★★。ただ,この調子だと,上の2曲以外はライブでの盛り上がりはどうかなぁって感じである。ジャケも含めてどこまで渋くなるのか,Boz Scaggs...。まぁ,年齢も年齢だけに当たり前か(苦笑)。

Personnel: Boz Scaggs(vo, g, b, vib), Bonnie Raitt(vo, g), Lucinda Williams(vo), Ray Parker, Jr.(g), Al Anderson(g), Paul Franklin(g), Reggie Young(g), Jim Cox(p, org, key, vib), Clifford Carter(synth), Willie Weeks(b), Steve Jordan(ds, perc, vo), Seth Asarnow(bandneon, org), Eric Crystal(ts, as), Douglas Rowan(as), Jim Hoke(bs, b-cl, woodwinds, accor, vib), and strings and vocals

2015年4月 6日 (月)

ようやくiTunes移行の目処がついたものの...

随分苦労したが,ようやくiTunesの移行の見通しが立ったって感じである。そうは言いながら,ライブラリは未整理の状態なので,なかなか厳しい部分もあるが,さっさとiPod Classicと同期できる状態まで持って行かねば。

本日は朝一番から出張なので,今夜はさっさと寝ないと影響が出かねない。ということで,本日の出張には既存の状態のままでiPodを持って行くことにせざるをえない。私が移行方式をちゃんと理解していないからというのが最大の原因だが,それにしても面倒くさかったわ。あとは現在の外付けハードディスクがクラッシュしたときに備えて,早急なバックアップが必須だな。

ってことで,暫くは新譜に関する記事はお預けかもなぁ(苦笑)。

2015年4月 5日 (日)

iTunesの移行で苦しむ中年音楽狂

先日,PCを買い替えたということは記事にも書いたとおりだが,システム的な移行はほぼ問題なく完了しているのだが,肝腎の(笑)iTunesのプレイリストの移行で失敗してしまい,結構苦労している私である。

そんなこともあって,まずは既存のファイルを移行することを優先しているため,新しい音楽をリッピングしている余裕がないというのが実態である。もう暫くはファイルの整理に時間が掛かるかもしれない。大体ファイル・サイズがでか過ぎるからそうなるんじゃないのと言われれば,返す言葉なし。いずれにしても,早くなんとかせねば。

2015年4月 4日 (土)

またも中古盤の話:全然知らなかったJeff Beckトリビュートだが,これが結構面白い。

Theloneratributetojeffbeck"The Loner: A Tribute to Jeff Beck" Various Artists (ESC Records)

世の中にはJeff Beckへのトリビュート盤っていうのは今までもあった。"Jeffology"然り,"Freeway Jam: To Beck And Back"然りである。それらも保有している私だが,このアルバムについては全く知らなかったもの。先日の病院帰りの中古ショップへの寄り道でゲットしたものだが,Tribal Tech音源が入っていることもあって,ゲットしてきたものである。そして,このアルバムがプレイヤーのJeff Beck愛が感じられて,非常に面白い。と言うか,必ずしもJeff Beckの曲をやっているわけではないのに,Jeff Beckのタッチや,「どこかで聞いたようなフレーズ」が次々に飛び出す演奏が多いのである。これを「愛」と言わずして何と言う(笑)。

参加しているミュージシャンは有名どころばかりとは言えない。だが,各々のミュージシャンは,Jeff Beckのレパートリーと自作曲の中で,Jeff Beckからの影響と「感謝」を表しているように思えてならない。それぐらいどの曲もJeff Beck的なのである。Niacinによる"Blue Wind"だけがギターが入っていないことにより,演奏そのものはオリジナルをなぞったものに近いにもかかわらず、その影響度が薄く感じられるという部分もある(とは言いつつ,途中のシンセ・ソロなんて,Jeff Beckのギターを真似た感じでやっている)のだが,ギターの入っている曲はBeckの曲ではなくても濃厚にBeck的なのだ。だからこそこのアルバムは面白いのである。

一番笑えるのはSteve Lukather,そして実際のアルバムでもドラムスを叩いたSimon Phillipsも参加したDerek Sherinianをリーダーとする"Star Cycle"の,もろBeckバージョンの完全コピーみたいな演奏だろう。これって"There & Back"での"Star Cycle"そのものやんけ!と言われればその通りの,確信犯的演奏である。Lukatherもそこまでやる?って感じだが,いずれにしても,ここに参加しているギタリストは,どちらかと言えば,テクニカル系のバカテク・ギタリストが多い中で,Steve LukatherもBeck影響下にあったのかぁというのがわかったのも面白かった(あるいは合わせただけかもしれないが...)。星★★★★。

Personelはまた後ほどってことで。

2015年4月 1日 (水)

ゆったりと時の流れるようなTore Brunborgの音楽

Gravity"Gravity” Tore Brunborg(Vossa Jazz)

これも先日中古でゲットしてきたものである。これは700円だったかなぁ(笑)。Tore Brunborgと言えば,Tord GustavsenやKetil BjørnstadとのECMでの共演盤でおなじみであるが,私がこのアルバムを購入したのは,偏にメンツに惹かれてのことである。リーダーの良さも認めつつ,ピアノがBugge Wesseseltoft,ベースがLars Danielssonでは大体想定のつく音が出てきても不思議ではない。そして,まさしく予想通りの音楽って感じである。

このメンツから想像される音が冒頭から出てきて,「そうよ,そうなのよ~」とつぶやいてしまった私だが,どうしても熱くなることがない,静謐でありながら,それでも温かみは失わない音楽とでも言えばいいかもしれない。まさに冬の厳しさゆえに,何らかの温かさを求める北欧のミュージシャンらしいという感じの音が全編で展開されていて,この手の音が好きなリスナーにとっては,好物を目の前に出されてしまった子供のような反応を示さざるをえない(笑)。

北欧にはそれこそ音の極北を目指すミュージシャンもいるだろうが,その対極にあるのが彼らの音楽と言えばよいだろうか。6曲目の"Material Balance"という曲がやや異色,あるいは実験的に響くのが,私個人的には惜しいが,それ以外はまさに彼ららしい演奏だと言ってよいだろう。決して刺激的な音楽ではないが,時としてこういう音楽に触れたくなるのも人情であり,落ち着いて時間を過ごしたいと思った時に非常にフィット感のある音楽だと思う。星★★★★。やはりこのメンツであれば,裏切られることはない。

それにしても,最近つくづく思うのだが,昔だったらECMレーベル以外であれば,決して手を出さなかったような欧州ジャズへ,私も随分と反応するようになったものだ。人間変われば変わるのか,元からそういう嗜好があったのかと聞かれれば,多分後者なんだろうねぇと答えざるをえないな(笑)。

Recorded in February, 2003

Personnel: Tore Brunborg(ts, ss), Bugge Wesseltoft(p, synth), Lars Danielsson(b), Anders Engen(ds, perc, vo)

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