今年のオスカーについて。
今年のオスカー・サンデーが終わり,結果的には「バードマン」が主要なところを押さえたって感じである。私としては「6才のボクが、大人になるまで」が映画人の心をもっとくすぐると思っていたが,時間を掛ければいいって思わない人がいても不思議ではない。「バードマン」は日本ではこれから公開なので,観てからちゃんと判断したいが,今年の本命二強だったわけだから,それなりの作品とは思う。だが,「6才のぼくが...」っていう,これまでにない取り組みに対する評価が下がることはないとは言っておきたい。
そうした中で,今回,下馬評と違ったのは主演男優賞のEddie Redmayneではないかと思うが,「博士と彼女のセオリー」でSteve Hawkingを演じるというチャレンジングな役割へのご褒美って感じか(だってアカデミーが好きそうなんだもん)。だが,この「いかにも」アカデミーっていう感じの選出には批判も出るかもしれない。これもちゃんと映画を観てから判断したいが,今回の選出には「バランス」感覚が反映されているように思えてしまった私である。
いずれにしてもこれから公開の映画も多数あるので,私には楽しみが増えただけってことにしておこう。でも,今年観た映画の中での最高作は「アメリカン・スナイパー」なので,それを上回れるかどうかが私の評価尺度である(きっぱり)。
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