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2014年12月28日 (日)

今年最後の大物(?),D'Angelo,14年振りの新作

Black_messiah "Black Messiah" D'Angelo and the Vanguard(RCA)

先日,Leon Wareの記事をアップした時に,今年最後の大物として書いたアルバムがデリバリーされた。私自身はD'Angeloの"Voodoo"は保有しているものの,彼の大ファンってわけではない。だが,巷では今回の復活劇は大騒ぎになっていて,レビューというレビューが絶賛の嵐である。本当にそうなのか?天邪鬼の私は斜に構えつつプレイバックしてみた。

一聴して,同じソウルでもLeon Wareとは対極にある音楽だと言ってもよいように思う。Leon Wareがスイートだとすれば,D'Angeloはドライである。それもヒリヒリするぐらいのドライさである。だから最初は取っつきにくい印象を与えるし,特に冒頭からの緊張感は聞いていて疲れる。個人的な嗜好からすれば,ソウル・ミュージックとしてはこれはLeon Wareの方が好きだなぁと思わせてしまう部分があったことは告白しておかなければならないだろう。

だが,聞き進めていくうちに,このアナログなサウンドから聞こえてくるのは,サウンドに比べてウルトラ・モダン・ソウルとも言うべき音楽のように思えてくるのである。バックは?uestolove,James Gadson,Chris Dave, Pino PalladinoやRoy Hargrove(RH Factor系のRoy Hargroveと考えるべきだろう)が支えているのだから,古臭いサウンドにならないのは容易に想像できるが,それにしてもである。

サウンドからしても,プロダクションからしても,全く甘いところのない(音的にも甘くなければ,脇の甘さも見当たらない)作品なので,こりゃ~すげぇやと思いつつ,ライブではどうするんだろうなんて心配になってしまうようなアルバムである。モダン過ぎて,私の音楽的な好みからはちょっとはずれるソウル・ミュージックだとしても,好き嫌いは別にして,これはちゃんと評価しなければならないと思わされた。私はダメなものはダメと結構はっきり言うタイプだが,この強力さには私も抗えなかったってところである。これは星★★★★★だな。ファンにとっては14年待った甲斐があったと思えるものだろう。

尚,アルバムは前半5曲がSide A,後半7曲がSide Bとなっているが,ご丁寧に5曲目と6曲目の間には針の上がる音と,落とす音が入っている。

Personnel: D'Angelo(vo, p, org, key, synth, g, b, sitar), Isaiah Sharkey(g, sitar), Jesse Johnson(g), Spanky Alford(g), Mark Hammond(g), Pino Palladino(b, sitar), Ahmir "Questlove" Thompson(ds), James Gadson(ds), Chris Dave(ds), Roy Hargrove(tp, cor, fl-h), Kendra Foster(vo), Jermane Holmes(vo), Ahrell Lumzy(vo), Gina(vo) with strings and horns

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コメント

今日は。

このアルバム早速LP(予約)ポチしました(汗)。

説明を見るとLPのプレス枚数も未定なので発売日は2月ですが予約したからと言って入手出来る保証はないようです(汗)。

後は寝て待てって心境です(爆)。

紹介有難うございました。

EVAさん,こんにちは。本作のLP発売は確実のようですので,暫くお待ちになれば入手できると思います。

そもそも,記事にも書きましたが,アルバムはSideA/Bとして表示されていますし,録音もアナログな仕掛けで行っているとのことですので,相当こだわりがあるはずです。

いずれにしても,お気に召せば幸いです。

TBありがとうございました。
ビートの切れ、のようなものが良かったですね。
思わず、過去のアルバムも注文。
白い音楽が好きで沢山聴いているのですが、黒っぽいもの欠乏症なんです、最近。ということで、キツめのビートをすっかり楽しみました。
コレに近い感じで、最近亡くなったGil Scott-heronも好きで、その延長線のような聴き方です。

kenさん,おはようございます。TBありがとうございます。

このアルバムの「キツい」感覚ってありますよね。私はどちらかというと,よりスウィートな方がソウルとしては好みですけれども,これは音楽的な質として評価せざるを得ないなって感じでした。

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» DAngelo and the Vanguard: Black Messiah (2014) 黒い音楽、白い音楽 [Kanazawa Jazz days]
 同じジャズを聴いているといっても、大括りで見ると、頭の中で黒い音楽と白い音楽の2つの分類があって、それぞれ全く違う関心・好奇心で聴いているように思える。黒い音楽、を聴くアタマでは身体的な躍動・肌にまとわりつくような、汗のような感触を愉しむ。白い音楽、...... [続きを読む]

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