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2014年11月14日 (金)

Pink Floydの新譜は映画音楽?アンビエント?それともプログレ?って感じである。

Endless_river "The Endless River" Pink Floyd(Columbia)

以前,私はこのブログに「Pink FloydはAORだ」と書いたことがある(記事はこちら)。それは決して悪い意味ではなく,大人向けのロックということを,刺激には乏しいかもしれないが,良質な音楽だという意味を込めて書いたつもりである。そして,久々に発売され,そして,Pink Floydとしては最終作と言われているこの新作を聞いても,その気持ちには変化はない。むしろ,これはもうロックというカテゴリーに入れることも難しいのではないかとも思えてしまった。

そもそもが,本作はRichard Wrightが存命中に録音された音源に手を加えたものであり,純粋な新作と呼ぶには無理があるところであることに加え,歌は1曲だけ,ほかはインストという構成がそう思わせる理由となっているようにも思える。私がざっとこのアルバムを聞いて思ったのが,「悠久」というイメージを与える映像を喚起させるようなものであり,まるで映画音楽を聞いているかのようだということであった。あるいは「狂ったダイヤモンド」の焼き直しみたいな感じもする部分もあって,アンビエント的なところもあれば,ロックを感じさせる瞬間もあった。だが,やっぱりこれはもはやプログレッシブ・ロックと言うには無理があるなぁというのが率直な見解である。

だが,それは決して悪い意味ばかりではない。出てくる音はどう聞いても彼らの音である。曲も悪くない。だからこそ,ファンには訴求するだろうが,一体このアルバムを買うのはどういうセグメントなのだろうかなんて余計な心配をしてしまう。結局は長年,彼らの音楽を聞いている特定年齢以上の人間の関心しか喚起しないのであれば,こういう音楽でも十分ありだと思える。一方でロック的な祝祭的な部分,高揚感等とは関係のない世界である。まぁ,パッケージを見れば,どういう音楽が出てくるかは想定できそうだとも言えるが,それにしてもである。

私としては決して嫌いな音ではないのだが,敢えて新作,あるいは最終作としてリリースする必要があったのかなぁという疑問は残る。あくまでもRichard Wrightを追悼し,彼の音楽を残すためにやるという目的ならば,それはそれでOKであるし,パッケージを含めた総合的な作品として評価に値するということも認めよう。だからこそアンビバレントな感想になってしまうのだが,何だかんだと言って,やっぱり好きは好き(どっちやねん?)。まぁ,BDに入っている映像を見たら,感覚も変わるかもねぇ。ということで,星★★★★ぐらいにしておくか(いい加減...)。

Personnel: David Gilmour(g, b, org, vo, effects), Nick Mason(ds, perc), Richard Wright(p, key, synth, org), Bob Ezrin(key, b), Damon Iddins(key), Jon Carin(synth), Andy Jackson(b), Guy Pratt(b), Gilad Atzmon(ts, cl), Youth(effects), Durge McBroom(vo), Louise Marshall(vo), Sarah Brown(vo), Stephen Hawking(voice sample), Escala(strings)

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コメント

 とにかく今年一番の注目盤というのは・・・・やはりピンク・フロイドだからでしょうね。しかしピンク・フロイドって何だったんだろうか?と、余計なことを考えてしまう私にとっては(あくまでもピンク・フロイドのリアルタイム聴き派としての)、あまりにも・・・・空しいんです。
 ここで、リック・ライトを持ち出してくる意味は?、やっぱり”ピンク・フロイド盤を出す為の一手段とした”という解釈に落ち着きました。事実そうであったし。
 ”何故ピンク・フロイド盤をだすのか”と言えば・・・それが最も注目を浴びることが出来る手段であるからです。
 ・・・・・・と、老人は余計なことを感じてしまうのですが、それはそれとして残念ながら良きバック・グラウンド・ミュージツクとして聴きましょう。 

風呂井戸さん,こんにちは。TBありがとうございます。

おっしゃることは非常によくわかります。だってこれは微妙ですもんねぇ。確かに今,Pink Floydとしてリリースする意味を問われれば,私にも「わからん」としか言えません(笑)。

Richard Wrightの威を借るDavid Gilmourってところなのかもしれませんね。言い訳っぽいですもの。

ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。

聴きました。この雰囲気、何処かで聴いた様な、、、、喜多郎、、、。

カビゴンさん,おはようございます。

喜多郎ですか...。まぁ,このアンビエントな雰囲気とかを考えるとそう言われても仕方がないですよねぇ。いずれにしても,このアルバムについては議論百出確実なところでしょうね。Pink Floydだと思わずに聞けば,別になんてことはないんでしょうけど,ブランド・ネームを使ってしまうと,ビッグ・ネームなだけに問題が大きくなる(必要以上に目立つ)ってところですね(苦笑)。

おはようございます。まだ聞いておらず、これから聞くのですが、心配になって来ました(^^;
今日届く予定です。

takeotさん,こんばんは。もうお聞きになったでしょうか?

上質な音楽であることは否定しませんが,Pink Floydのと言われると,違和感をおぼえるリスナーが多いのだと思います。

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ちょっと肩すかしの最終章(解っていても・・・・・・)  いやはや話題性としては今 [続きを読む]

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