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2014年9月10日 (水)

今更ではあるが,Jimmy Scottを追悼する

Heaven "Heaven" Jimmy Scott(Sire/Warner Brothers)

Jimmy Scottが亡くなったのは今年の6月のことなので,何を今更って感じもするのだが,久しぶりに彼の歌声を聞いて,彼を追悼したくなった。そんな中,選ぶとすれば,このゴスペル・アルバムと呼んで然るべき本作しかあるまい。いきなりTalking Headsの"Heaven"で幕を開ける本作は,極めて宗教的な色彩の濃いアルバムであるが,彼を追悼するにはぴったりだと思えるのだ。

Jimmy Scottが再ブレイクしたのは90年代初頭であるが,それから亡くなるまでの20年間は不遇の時代を取り戻すような活躍ぶりを示し,日本にも何回も来ていたはずである。残念ながら,私は彼のライブには接する機会には恵まれなかったが,この中性的な声には惹かれるところも大きく,そこそこのアルバムを保有するに至った。ジャズ・ヴォーカルをほとんど聞かない私ではあるが,Jimmy Scottはジャズ・ヴォーカルのカテゴリーに閉じる人ではないと思えたし,その歌いっぷりには固有の深みがあったと思える。

そんなJimmy Scottがここに並んでいるような曲を歌うのであるから,更に「深い」と言いたくなるような感じである。そして,Jacky Terrasson以下のトリオによる伴奏も控え目ながら極めて適切。こんなアルバムをプロデュースしたCraig Street(さすがである)に感謝したくなってしまったが,ここに含まれた"People Get Ready"の歌詞の意味を改めて噛みしめるとともに,この素晴らしい歌手を改めて追悼したい。万人向けのアルバムだとは思わないが,今は"Heaven"に召されたJimmy Scottの深みを感じるには適していると思ってしまった。

R.I.P.

Recorded in March and April, 1996

Personnel: Jimmy Scott(vo), Jacky Terrasson(p), Hilliard Greene(b), Joseph Bonadio(perc)

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コメント

私はまだ行ったことはないのでしが…大切な人、もう一度会ってお話したい人が大勢?いるから いつか行きたいです!

私が泣くときは…そう、貴方が涙に溢れた時…
言わずと知れた 良いアルバムですね×5♪

シマチャンさん,おはようございます。

本作は決してメジャーなものにはなりえないとは思いますが,見逃すには惜しいアルバムですし,Jimmy Scottは亡くすには惜しい歌手でした。

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