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2014年9月25日 (木)

Baptiste Trotignon,13年ぶりのトリオ作。

Baptiste_trotignon "Hit" Baptiste Trotignon(Naive)

Baptiste Trotignonのトリオ作と言えば,多くの人が緑が印象的な"Fluide"を思い出すはずである。私がまだ欧州ジャズをちゃんと聞いているとは決して言えない頃,"Fluide"を買ったのは,あのあざやかな「緑」に目が惹かれたからであったが,出てきた音楽はジャケのイメージ通りと言ってもよい感覚だったと言ってよいだろう。

その後,彼のアルバムは何枚か買っているし,このブログにも記事をアップしていて,非常にレベルの高い作品が多い。一方,いろいろな人のアルバムにも顔を出し,Stefano Di BattistaのアルバムではハモンドB3を弾いていたこともあり,フットワークの軽さも感じさせる人である。そんなBaptiste Trotignonのトリオ作は13年振りだそうだが,先日の東京Jazzでもトリオで来日していて,見たいと思っていたが,日程的に無理があり,泣く泣く諦めた私であった。そういう意味では結構好きなのだ。

そして,今回のアルバムであるが,ピアノをMIDIにつないだような演奏もあって,ピアノ・トリオとしては響きはよりコンテンポラリーな感じがする。Baptiste Trotignonは,ライナーにここのでの音楽のインスピレーションとなっているのはポップ,ラテン的なメロディ,ワールド・ミュージック,更には70年代の音楽であり,それがアフロ・アメリカン音楽(つまり純粋ジャズってことだろう)と結びついたものと書いている。様々な音楽的な要素を吸収し,ジャズ的なものへと転換させていると言ってもよいだろう。そう言えば,Baptiste TrotignonはAldo Romanoらと60~70年代のポップ曲に挑んだ"Flower Power"ってアルバムも出しているから,そういうバックグラウンドを持っているのだと考えてよい。だからこそ,私のようなそうした時代を同時代としてきた人間が,彼のやる音楽にシンパシーを感じてしまうのかもしれない。

それでも,強烈なアピール力があるかと言えばそうでもないような気がするし,彼の作品ならば"Suite..."の方が優れているようにも思えるが,トリオ・アルバムとしては十分楽しめる出来の佳作。星★★★★。しかし,それでも先日のライブは見ておきたかったと思わせるものではあるので,念のため。いずれにしても,ファンには嬉しい作品である。

Recorded on March 28 & 29, 2014

Personnel: Baptiste Trotignon(p), Thomas Bremerie(b), Jeff Ballard(ds)

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コメント

わたしも 泣く泣くあきらめました。
高崎で、上原ひろみさまと一緒に聴こうともくろんでおりました。

華麗なテクニックでいろんなことを卓越してる人は、頭先行になりやすいのだとおもいますが、それだけでなくて歌心も感じます。
わたしも 結構ブログに登場回数が多いので、我々のような人種のチェックに入りやすいのでしょうねえ。

とらばしました。

Cotton Clubの1st観ました。パリで見た時同様に早弾きが半端なく曲が進むごとに疾走していきました。新譜からも数曲やってましたね。この人は、本当にライブの人だと思います。

Suzuckさん,おはようございます。返事が遅くなり,も王氏訳ありません。また,TBありがとうございます。

華麗なテクニックって印象はあまりないんですけど,よくよく聞くとそうなのかもしれないなぁなんて思ってしまいますが,そう感じさせないのも技かもしれませんね。「我々のような人種」には笑ってしまいました。

ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。

カビゴンさん,おはようございます。返事が遅くなりまして申し訳ありません。

いいですねぇ。ライブ行きたかったんですが,休日のライブはハードルが高いんです。今度はゆっくりとクラブ・デイトを設定して欲しいなぁと思います。

最近のピアノトリオのスタイルをいろいろ寄せ集めたような印象ですが、
その中から自信の個性を導き出そうとしているような気もしています。
だからといって、散漫な内容になっていないところが、実力故と認識
しております。
良いアルバムです。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん,こんにちは。TBありがとうございます。

寄せ集めとは私は感じませんでしたが,まぁ,いろいろなスタイルを吸収したと解釈したと言うことにしましょうか(笑)。

サイドマンとして参加した作品には?なものもないわけではないですが,総じてレベルは高いですね。リーダー作もこれからも定期的にリリースして欲しいですね。次回は行けるように,また日本にも来て欲しいものです。

音楽狂さん、こんばんは。
当方ブログへのコメント&リンクありがとうございました。
エレピでなくピアノにエフェクトかけたり、ロック的なビートがあったり彼なりの実験的なところも感じながら、でもやっぱりこの人のつくる旋律はエレガントなんですよね。
そこが安心できるし、リピートに耐えられる作品を出しているんだと改めて実感しました。
というわけで、こちらからもリンクを貼らせて頂きます。

http://musicpromenade.blogspot.com/2014/08/baptiste-trotignon-hit.html

とっつぁんさん,こんばんは。リンクありがとうございます。

おっしゃる通り,MIDIの使用により,コンテンポラリー感は増しながら,ちゃんと彼らしいフレージングは披露していますよね。まぁ,今っぽいとも言えますが,ストレートにピアノだけで勝負しても問題ないかなぁって気もします。でも,本人がやってみたかったんでしょうね(笑)。

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先日から、、「祝来日シリーズ」になってるわね♪ 静寂な間合いで夜の静寂が似合う感 [続きを読む]

» Baptiste Trotignon Hit [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
Baptiste Trotignonの新作は全編トリオでのアルバムなんですが、これが2001年のアルバム Sightseeing 以来の13年ぶりなんだそうです。 と、彼のhp(http://www.baptistetrotignon.com/music.php)を見てきたら、そのアルバムは持ってないその前の Fluide は澤野リリースで有名な盤なので、これはしっかり持ってます。聴いてます。 Baptiste Trotignonというピアノトリオの印象が強いような印象を持っていたんですが、..... [続きを読む]

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