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2014年8月16日 (土)

実家で聞いた懐かし盤:まずはRicky Peterson。

Image_3 "Smile Blue" Ricky Peterson (Go Jazz)

実家からソフトの類を売却のため発送したことは昨日記事に書いたとおりであるが,まだまだ売らずに残っているものもあるということで,そういうものについても書いておこう。

Ricky Petersonと言えば,一時期,David Sanbornの番頭のような役割を務めていたが,彼の初リーダー作"Night Watch"はTommy LipumaとBen Sidranプロデュースによるナイスなアルバムであった。最近では廉価盤で再発されたので,随分買いやすくなったものである。

本作はそのRicky PetersonがBen SidranのGo Jazzレーベルからリリースした2ndアルバムであるが,ヴォーカル曲が増えて,1stよりAOR化した感覚が強い。まぁ,この人,常々歌いたがるところはあったが,冒頭の"Goodbye"からして,Bobby Caldwellを彷彿とさせる歌いっぷりだと思ったら,3曲目でCaldwellの"What You Won't Do for Love"をやっていて,やっぱりなぁって感じがする。その一方で,中盤には"Lost in the Stars"や"Out of This World"のような古い曲を持ってきながら,コンテンポラリーなAORに仕立てるところに,この人の嗜好を強く感じてしまった。ここでのアレンジを聞いていればこの2曲を1940年代の曲とは思わないだろう。

まぁ,私としては"Night Watch"の方が好みであることには変わりはないが,久しぶりに聞いて,結構よくできていたなぁなんて思ってしまった。制作されてから20年以上経っているが,古びた感覚がないのにもびっくりである。AORってそういうものなのかなぁ。

ただねぇ,終盤の"King of the World"は,アルバムのカラーから浮いてしまっている。悪いとは思わないんだが,これだけPrince,あるいはCandy Dulferの"Sax a Go Go"みたいな感じになってしまうのはどうも座りが悪い。そもそもPart 1/2に分けるほど違いが感じられないしなぁ(笑)。ってことで,画竜点睛を欠く感もあり,星★★★☆ぐらい。でも自分の中の感覚よりは楽しめた。記憶なんてそんなものかもなぁ。

Personnel: Ricky Peterson(key, vo), Hiram Bullock(g), Levi Seacer(g), Jim Berringer(g), Biily Franze(g), Dick Oatts(sax), Bob Malach(sax), Eric Leeds(sax), Paul Peterson(b, g, vo), Billy Peterson(b), Vinnie Colaiuta(ds), Michael Bland(ds), Gordy Knudtson(ds, perc), Don Alias(perc), Tom Barnard(vo), Patty Peterson(vo)

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