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2014年8月11日 (月)

固いことは抜きにして...:「Godzilla ゴジラ」

Godzilla 「Godzilla ゴジラ("Godzilla")」('14,米,東宝/Warner Brothers)

監督:Gareth Edwards

出演:Aaron Taylor-Johnson,渡辺謙,Bryan Cranston,Elizabeth Olsen,Juliette Binoche,David Strathairn

私も子供の頃はゴジラ・シリーズを見に映画館に行ったことがあるが,見た記憶として残っているのは「南海の大決闘」ぐらいかもしれない。オリジナル「ゴジラ」はDVDで見ていて,その後のミニラとかが出てきて訳の分からなくなったゴジラ・シリーズと一線を画した作品だとは思っているが,正直なところ,別にゴジラに思い入れのある人間ではない。だったら,なんで見に行くのよって話もあるが,どういう風にリブートしているのか気になったからである。

結論から言えば,真面目に作った怪獣映画であるが,大人が見てこれをバカバカしいと思うのか,いいねぇと思うのかは人によるのだろう。私は映画を見ていて,おぉっ,怪獣映画だねぇと思っていたのだが,敵役のMUTO(Massive Unidentified Terrestrial Organism)のオスはまるでギャオスだなぁとも思っていた私である。しかも,主役ゴジラの登場まで,引っ張る,引っ張るということで,その辺でイライラが募る人もいるだろうなぁ。

だが,この映画,特撮の物凄さは認めるが,話に無理があると思えるし,ゴジラの立ち位置に疑問を差し挟むこともできるところに弱さがある。あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので,この辺にしておくが,いずれにしても,最後のメッセージはあまりに陳腐過ぎた。

これを年端もいかぬ子どもたちが見る分には,メッセージ性等関係のない怪獣映画として捉えればいいだろうが,大人が見る場合は,何が言いたいのかと考えることからすれば,このストーリーでは納得できない人が多いのではないだろうか。そもそも核や放射能に対する恐怖感がほとんど感じられないのは致命的だったように思う。そういう小難しいことを考えずに見れば,そこそこ楽しめる一方,話を考えてみると,やっぱりこれは無理があるということになってしまう。世界的には興行収入が上がっているのはどういう客層によるものかはわからないが,まぁ,ここは固いことは言わずにってことにするのがいいだろう。正直なところ,渡辺謙の深刻な表情ばかりが出てきて,彼も大変だっただろうなぁなんて思ってしまったが,映画としては星★★☆ぐらいで十分だと思う。繰り返すが,小難しいことを考えずに見ていれば,そこそこは楽しめる。

だが,日本の町にJanjiraって名前はないだろう。何を考えてんねん?こういうところには痛烈な違和感を覚える。

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