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2014年7月12日 (土)

追悼,Charlie Haden

Charlie_haden Charlie Hadenの訃報がネット上を駆け巡ったのは日本時間7/12早朝だと思うが,彼の逝去を逸早く伝えたのがECMレーベルであった。そのステートメントには次のように書かれている。

It is with deep sorrow that we announce that Charlie Haden, born August 6, 1937 in Shenandoah, Iowa, passed away today at 10:11 Pacific time in Los Angeles after a prolonged illness. Ruth Cameron, his wife of 30 years, and his children Josh Haden, Tanya Haden, Rachel Haden and Petra Haden were all by his side.

先日,私はこのブログでHadenとKeith Jarrettのデュオ作"Last Dance"を取り上げたばかりだが,はからずも生前最後のリリース作が"Last Dance"と題され,その終盤3曲のタイトルが"Where Can I Go Without You","Everytime We Say Goodbye",そして"Goodbye"というのはあまりに象徴的に過ぎるように感じるのは私だけだろうか。私の思い込みかもしれないが,Keith Jarrett,そしてこのアルバムをリリースしたECMのオーナーであるManfred EicherはCharlie Hadenの病状を認識し,Hadenの「白鳥の歌」としてこのアルバムをリリースしたように思えてならない。だからこそ,今までのECMでは考えられない"Where..."と"Goodbye"の別テイクが収録されているという構成になっていたのではないだろうか。偶然の一致なのかもしれない。だが,この偶然あるいは必然と思えるような作品のリリースには私は特別な感慨を抱かざるをえない。

Charlie Hadenという人はフリー・ジャズから,Quartet Westによるストリングス入りのスイートな作品まで,非常に幅広い音楽に対応できるとともに,デュオ名人として,多くのデュオ作をリリースしてきた。そうした滋味溢れるデュオ作とLiberation Music Orchestraのような作品との落差にはびっくりしてしまうが,それを全て飲み込んでしまう懐の深いミュージシャンだったように思える。

First_song 今回の訃報に当たり,私が追悼のためにプレイバックしたのは,Hadenのオリジナルであるタイトル・トラックで幕を開ける"First Song"(Sooul Note)であった。訃報に接して,まず私の頭をよぎったのがこのメランコリックで美しい曲で始まるこのアルバムであった。全編を通じて,彼を追悼するに相応しい美しい曲と演奏が並んでいる。いつまでも若いと思わせたCharlie Hadenも,実は既に76歳であったということには驚きをおぼえるが,それにしてもジャズ界はまたも惜しい人を亡くしたものである。

いずれにしても,Charlie Hadenは惜しくもこの世を去ったが,彼が残した数々の傑作群はこれからも多くの人を魅了し続けることには何の疑念もない。R.I.P.

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コメント

こんにちはchick
わたしも、朝Twitterで ヘイデンのことを知りました(T T)
そして、閣下と同じこと思いました。「Last Dance」というタイトルといい、曲の最後のGood byといい、なんかあるのかなぁと思っていたら。偶然かもですが、こうなることを予期してアルバム出したのかなぁ と、思ってしまいます。
でも、ヘイデンも最期に このような形でリスナーにお別れが言えてよかったですよね。

これからもヘイデンのたくさんある作品が多くの人に聴かれるといいですね。
わたし、まだ数枚しか聴いていないので、よいアルバムがありましたら また教えてくださいね。

Marlinさん,こんにちは。アルバムが出ていなかったわけではないと思っていたので,今回の訃報は私にとっては突然のものでした。

まぁ,後にして思えばってことはありますが,今回の"Last Dance"はでき過ぎですよね(いい意味で)。

私は彼のアルバムはいろいろ好きなものがありますが,今日アップした作品とか,Kenny Barronとのデュオでやった"Night and the City"なんかは特に好きですねぇ。Majicoもその他もアルバムももちろんいいので,なかなか難しいです。ブログにアップしたものですと,あとはChristian Escoudeとのデュオ作,"Gitane"あたりでしょうか。ほかにもいろいろあり過ぎて難しいです。それほどのミュージシャンだったということだと思います。

こんにちは、お暑うござます。
私は今日このアルバム聴いておりました。
リンク貼らせていただきます。
http://ameblo.jp/otremazul/entry-11892983697.html
ジャズの闘士は最後まで病気とも闘っていたのでしょう。

Izu-Ochoさん,こんにちは。

なるほど,そちらの線で行かれましたか。と言いつつ,件のアルバムは私は久しく聞いていないので,いい機会なので聞いてみます。

温かな音色と叙情的なメロディー♪ 多くのジャズメン、アーティストとの共演
2007ヴィンテージ二枚組♪ゆったり酔わせる ストック品かなぁ?

EVAです、今日は。

先日来彼の新譜(LP)いつ発注しようか逡巡しているところでした。

私はこの記事で訃報を知りましたのでホンとびっくりしています。

過去の作品は結構持っていますので今回のLPはまさにLASTと言うことで先程発注しました。

それとジョン・マクラフリンは素晴らしい弾け方でノックアウト食らいました(気持ち良く昇天出来ました)。

シマチャンさん,こんばんは。

ECMの2枚は"Last Dance"の方はやっぱり今となっては追悼盤みたいになってしまっていますが,やはり"Swan Song"だったのではないかと思っています。

私はHadenのアルバムは結構保有していますが,聞き易いものからそうでないものまで多岐に渡る中,基本的にクォリティは高い作品を出し続けた人でした。やはり惜しいです。

EVAさん,こんばんは。

最近はLPが同時発売になるものが多くて,EVAさんにとってはそちら優先ということになるでしょう。ECMはドイツ・プレスでしょうし,まず安心ですね。

McLaughlinについては別途コメントさせて頂きますね。

今晩は!
先程仕事から帰りニュースをチェックしていたら訃報に接しました。残念です。

takeotさん、こんばんは。Charlie Hadenの逝去には私が想定していた以上にショックを受けた方が多かったと思います。彼の音楽が日本人の琴線に触れるものだったように思えます。

改めてご冥福をお祈りしたいと思います。

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