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2014年6月 8日 (日)

見たいと思っていた「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」を見た。

Inside_llewyn_davis 「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌("Inside Llewyn Davis")」('13,米,StudioCanal)

監督:Joel & Ethan Coen

出演:Oscar Isaac, Carey Mulligun, Justin Timberlake, John Goodman, F. Murray Abraham

公開されることを知ってから,見たくてうずうずしていた作品である。昨年のカンヌでパルム・ドールを取った作品だが,パルム・ドールを取っても,昨年見て全然面白くなかったTerence Malickの「トゥ・ザ・ワンダー」のような例もあるから安心はできない。批評家筋の受けも無茶苦茶高いと言ってよいが,これを一般の人が見たら,どう思うのかなぁと考えながら見ていた。私はどちらかと言えば,この映画はT Bone Burnettがプロデュースしたサントラがどういう感じになるのか,即ち,現代において,約50年前のヴィレッジ界隈(並びにその音楽)を描くとどうなんだろうという興味が勝っていたと言ってもよい。

そうした意味では,ここで演奏される音楽の数々は,どれもがよくできている。特に主演のOscar Isaacの演奏,歌唱は本当にこの人って役者専門?と思わせるものだったが,よくよく調べてみれば,やはりバンド活動をやっていて,ミュージシャン経験ありである。そうでなければ,あれだけの歌やギターは聞かせられまい。まずは音楽という点ではびっくりさせられるぐらい素晴らしい。

Inside_ld_lp

ストーリーは極めて淡々としている。そうした中でゆったりした展開と言ってもよいが,日常の積み重ねのようなストーリーである。そして,描かれるミュージシャンの「性(さが)」が非常に面白かった。ラスト・シーン近くにBob Dylanらしき姿が映し出されるところも,時代感をうまく描写していると思う。まぁ,ヴィレッジ界隈ってのは昔も今も大して変わらない部分があるから,自動車だけの考証を合わせれば,ロケも比較的楽だったかなぁなんて思いつつ,やっぱりよく出来ているのである。

Inside_dave_van_ronk

それにしてもOscar Isaacである。いい歌を歌っている。あまりにいいので,思わずサントラを発注してしまった私である。尚,映画のタイトルであり,劇中に出てくるアルバムのジャケット(↑参照)がDave Van Ronkの"Inside Dave Van Ronk"(→参照)にならっていることを理解し,誰が演じているのが誰をモデルにしているかを想像することができると,この映画はもっと楽しめるはずである。そして,Dave Van Ronkのアルバムのジャケの片隅に「猫」が写っているのを見れば,この映画における「猫」の役回りを考えると,芸が細かいなぁと思うわけだ。時代へのオマージュが素晴らしい一作。だが,どうにも地味だから日本でのヒットは難しいかもなぁ。星★★★★☆。

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