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2014年6月30日 (月)

濃いメンツを揃えたDavid Binneyの変態ファンク・アルバム

Anacapa "Anacapa" David Binney(Criss Cross)

David Binneyという人は神出鬼没と言ってもいい活動ぶりで,いろんな人のいろんなアルバムにも客演しているし,自分のアルバムも結構な枚数をリリースしているはずである。この人のアルバムは,私もWayne Krantzの参加ゆえにアルバムも何枚か買っているのだが,この人の場合,あまり自分自身に華がないって感じのところが,どうにも印象を弱めている気がしてならない。そんなBinneyがCriss Crossからアルバムを出すってのは,以前の"Aliso"でも同じだったのだが,またまた同じようなメンツを集めてのCriss Crossからのアルバム・リリースである。

David Binneyには申し訳ないが,今回も私の購入動機はWayne Krantzの参加だったのだが,今回はファンク度がかなり高くて,今までのBinneyのアルバムよりはずっと楽しんでしまった私である。まぁ,この人のアルバムとなると,KrantzやらJohn Escreet等のメンツが集まってくるので,似たような感覚の音が増えるのは仕方がないが,それでもここまでファンク度が高かったことはないようにも思える。全部が全部,ファンク度が高いわけではないが,変態変拍子ながら,ビートもしっかりしていて,ファンク/フュージョン系のアルバムが好みのリスナーでも受け容れやすいかもしれない。タイトル・トラックはファンク度薄めにスタートしながら,ロック的なアプローチが強まっていく劇的展開を示し,今までのBinneyなら地味なまま終わっていたのではないかという曲でも,聞き手の高揚感を維持してくれる仕掛けを提供していて,これはやはりなかなかいいと思う。

ただ,曲の魅力という点では,Binneyの書く曲はどれを聞いても同じように聞こえてしまうのは,本作もこれまで同様なのだが,それでも演奏の感覚がいつもよりいい作品に聞こえさせているような気がする。ということで,私はいつも彼の作品には星★★★☆とするのが常だが,これなら星★★★★だ。って,それぐらい微妙な違いって話もあるが(笑)...。まぁ,でもこれは結構好きだなぁ。しかし,これほどわけのわからない感覚も強い変態アルバムを1日で録音してしまうってのは,ある意味凄い面々である。

Recorded on February 13, 2014

Personnel: David Binney(as, ts, ss, vo, synth, b), Wayne Krantz(g), Adam Rogers(g), John Escreet(p, rhodes), Matt Brewer(el-b). Obed Calvaire(ds), Dan Weiss(ds, tabla), Sergio Krakowski(pandeiro), Louis Cole(vo), Nina Geiger(vo)

2014年6月29日 (日)

久しぶりの音楽ネタ:Ari Hoenig@Cotton Club

Ari_hoenig001 先日開催されたAri Hoenig Trioのライブに行ってきたのだが,やはり日本ではAri Hoenigクラスでは集客が厳しいかな~と思わせるような客入りであった。ディスカウントのクーポンが出回っていたのにもかかわらずである。Metroの時と同じぐらい,あるいはそれ以下であったかもしれない。そんな客入りでも,演奏はきっちりこなすのがプロたる所以であるが,なかなかいい演奏だっただけにもったいない気もする。

Ari_hoenig_and_i_mosaic 今回はLage Lundを含んだトリオ編成というのが,これまた地味な感じを増幅させていたものの,毎度おなじみドラムスでメロディ・ラインを叩きだす"You Are My Sunshine"等も交えたものとなっていた。振り返ってみれば,私はコンベンショナルなギター・トリオ編成のライブってMike SternやWayne Krantzのようなギタリスト以外ではほぼ経験がないように思える中,Lage Lundはフルアコに控え目にエフェクターを掛けたサウンド,そしてベースのOrland Le Flemingは堅実なバッキングに徹するって感じで,Ari Hoenigも決して叩き過ぎることがない。そういう非常に落ち着いた感じのライブであったということになろう。Lage LundはAri Hoenigとアイ・コンタクトを取っているのかわからないが,常に左斜め前を見つめる姿勢で,首が疲れないのかねぇなんて余計なことを考えていたが,Jim Hall直系のような感じのフレージングを聞かせていたのは,Smallsで彼のバンドを聞いた時と似た感覚であった。

Orlando_and_i_mosaic 私はこの日のライブ前に,会社での飲み会があり,相当量の日本酒を飲んでいたこともあり,一瞬ではあるが,演奏中に「落ちた」が,それでもいい演奏だったということはわかっている。ただ,いつも私が行っているようなライブの「イケイケ感」があるものではないので,そうなってしまったのもまぁ仕方がないってことかもしれない。

演奏後のサイン会では,Lage Lundは姿を見せなかったが,HoenigとFlemingは非常に好感の持てる人当たりで,ナイスな人たちだと思わせた。ということで,当日の戦利品(Flemingのサインがにじんだのが惜しいが...)と彼らと撮った写真をアップしておこう。

Live at Cotton Club東京 on June 26, 2014, セカンド・セット

Personnel: Ari Hoenig (ds), Lage Lund (g), Orlando Le Fleming (b)

2014年6月28日 (土)

ここまでのW杯を振り返る

Photo 日本代表がわずか勝ち点1に終わり,期待を裏切ったことは残念だが,ザックの采配の迷いや,選手たちの不調を責めても結果が変わるわけではない。結局はまだまだ日本の実力は世界と大きな差があったというだけである。今回の結果を踏まえて,今後の代表強化をどう進めるのかという点を考えるべきである。批判をするのは容易であるが,将来に向けてどうするかを考えることの方がはるかに有意義である。だが,ザックと日本代表には「お疲れ様」と言っておきたい。下を向く必要はない。これを糧とすればいいのだ。

今回のグループ・リーグでは,アジア代表各国チームの弱体ぶりを見せつけられたが,それによりFIFAが次回以降アジアの代表枠を削ることは十分に考えられるはずである。結果が全てなのだから,それは受け入れなければならない現実だと思える。

日本代表の敗退はさておき,スペイン,ポルトガル,イタリア,イングランドという欧州列強がグループ・リーグで敗退したことには驚いたが,特に私が贔屓にしているイングランドは全くいいところがなかったのが残念である。しかし,世代交代を進める上では,今回の敗退が将来の糧になるという考え方がイングランドにもあるだろうから,私は今後もイングランドは応援するのだが,それでも英国内のショックは日本代表の敗退どころではないはずである。いずれにしても,組合せにも恵まれなかったことがイングランド敗退を招いたことは間違いないところであるが,発展途上なのだから,これはこれでよしとしよう。

南米で開催されるW杯においては,南米のチームが活躍するというのが定説のようになっているが,だからこそ,私は今回は欧州で勝ち上がっているチームを応援したい。いつもいいところまで行って勝てないオランダと,さすがの実力を見せるドイツには大いに期待しているが,特にオランダには頑張って欲しいものである。決勝トーナメントになれば,一発勝負の戦争状態になるわけで,グループ・リーグとは激しさが違ってくるから,本当のサッカー好きにとっての楽しみはこれからということになるわけだが,まずは緒戦のブラジル~チリ戦は日曜日の午前1時,そしてオランダ~メキシコ戦は月曜日の午前1時からだが,この2試合は何としても観戦しなければならないな。またまた寝不足が続くが,それは嬉しい悲鳴ってことにしておこう。

それにしても,ウルグアイのSuárezはバカなことをしたものである。さすがの決定力を見せつけて,その実力を証明しながら,噛みつきで出場停止とは,ウルグアイにとっては痛い。監督がFIFAに文句を言いたくなるのも当然だが,しかし,何回もやっている以上,これはまぁ仕方なかろう。処分が重いとかいう話もあるが,彼の行動にはやはり問題が大き過ぎるというのが事実であって,スポーツマンシップという観点からも今回の処分はやむを得ないものと思う。

2014年6月27日 (金)

言い訳

2日続けてサボるわけにもいかないと思いつつ,飲み会,ライブなどでPCに向かう時間なし。ちなみに,現在は福島に向かう新幹線の車中である。

昨日はAri Hoenigのライブを見に行っていたのだが,恥ずかしながら,一瞬落ちた(苦笑)。お疲れモードの私である。報告は改めてってことで。

2014年6月25日 (水)

今日はこれだけ(笑)

頑張れ,日本代表‼︎ 悔いを残さないよう戦おう‼︎

2014年6月24日 (火)

唾棄すべき男

このようなタイトルでの記事が誰を指すかは明らかだろうが,日本の恥,東京の恥を全世界へ発信したうつけ者である。しかも「嘘つき」である。自らの品格もへったくれもない発言で東京都政を「停滞」させた責任についても,ちゃんと落とし前をつけてもらわなければならないだろう。こういうのを税金泥棒というのだ。

しかも,その後の記者会見では今回の一件を,「少子化、晩婚化の中で,塩村議員に早く結婚して頂きたいという軽い思いで発言した」等と恥知らずも甚だしい発言をするこの男,バカにつける薬はないとしか言いようがない。そもそもこの発言もセクシャル・ハラスメントだと言われれば否定できないのだ。本当のアホである。だが,この男が内心は絶対反省してないと思っている東京都民は,私を含めて少なからずいるはずだ。

今回の発言で,もはやこの男の政治生命は絶たれたに等しいのだから,ちゃんと責任を取って辞職するというのが真っ当な政治家のやることである。ということで,この男は真っ当な政治家でもなんでもなく,単なる下品なおっさんでしかないのである。「原点をみつめさせていただき、誠心誠意働いていきたい」とは片腹痛いわ。都議という地位にすがりつくこの男に誰ももう期待しまい。

しかし,これで一件落着と思ったら大間違いである。東京都議会議場で,この男のヤジに対して,大声で笑っていた議員諸君,へらへら笑っていたらしい舛添都知事含めて同罪なのだということをわかっているのだろうか。こんな奴らに東京都政を任せているのかと思うと,まじで虫酸が走る。こうなったら都議会をリコールするしかないとさえ思えるぐらい,今回は東京都民は恥をかかされているのである。

結局政治家なんてそんなもんよって考え方が,こういうバカどもを必要以上にのさばらせるので,怒るべき時ははっきりと怒らせてもらう。都議会には自主解散って道もあるってことはわかってるんだろうねぇ。まぁ,自民党の諸君は一人が責任を取れば,自分には関係ないもんねと思ってるんだろうから,絶対ないだろうが。それにしても腹が立つ。

2014年6月23日 (月)

誤解を恐れずに言うが,私はKarajanが苦手である。でも例外もあるってことで。

Karajan_bpo "Also Sprach Zarathustra" Herbert Von Karajan / BPO (Deutche Grammophon)

私のクラシック音楽に対する審美眼なんてはっきり言って大したことはないが,それでもやはり好き嫌いがあるのも事実である。例えば,ピアニストで言えば,Argerichは好きでもPolliniには入れ込めないということもあるのだ。そんな中で,私にとって長年微妙であり続けてきたのがKarajanである。この人のやっている音楽はレベルが高いのはわかるのだが,平均的に優れているという感じがしてどうもダメなのである(私の天邪鬼ぶりの炸裂)。極論承知で言えば,例外は「ばらの騎士」と「惑星」ぐらいかなんて思っている。その他にもBernsteinのマラ9が出るまではKarajan盤がいいと思っていたが,苦手なものは苦手なのだ。そんな私でも,この人でなければダメだって言う演奏もあると思わせるのが本作である。後のデジタル再録音盤ではなく,「ツァラトゥストラ」に限ってはこの「1973年盤」でなければならないのだ。

「2001年宇宙の旅」のおかげで,クラシックを聞いたことがない人間でも,この曲の冒頭は知っているって感じになっているが,私にとっては,曲を通しで聞けば,それほどの名曲か?とも思えるというのが正直な感想である。しかし,そんな私でも,この曲を真っ当に聞き返してもいいと思えるのはこの演奏ぐらいではないかと思う。私も,この曲については何人かの指揮者による演奏を聞いてはいるものの,この1973年盤に聞かれるような緊張感はほかのどの指揮者でも,彼本人のアルバムでも聞けたことはないと言いきってしまおう。別のアルバムとの抱き合わせで買って,久しぶりに聞いたのだが,まじでこれは大したものである。

いやぁ,それにしてもよく出来たCDである。LPとは異なり,「ツァラトゥストラ」のみならず,「ドン・ファン」も「ティル」も入っているのだ。まぁ,リヒャルト・シュトラウスの管弦楽作品を聞くのであれば,これから間違いなくこれに依存するだろうって演奏である(そもそもそんなに持ってないが...)。基本的にはKarajanが好きになれなくても,これに関しては間違いなく星★★★★★と言えるものである。

2014年6月22日 (日)

Mike Stern / Randy Brecker / Bill Evans Super Bandライブの戦利品ほか

Mike_stern_standards001_3 Soul_bop_band001_3 Chris_minh_doky001Bill_evans_blue_note001_2 6/20のBlue Note東京で行われたライブに参戦してきた。毎度お馴染みのサイン会でのおねだりモードに入った私だが,今回はライブのメンツが参加しているアルバムを組み合わせて持ち込みである。その一部をご紹介しておこう。ちなみに,戦利品はこれだけではなく,ほかのアルバムにもサインはもらっているし,今回もまたまたマイキーにギター・ピックをもらってきた私である。我ながら相変わらず図々しいねぇ。

Dennis_chambers しかし,今回のライブで何に驚いたかって,Dennis Chambersの変貌ぶりである。でっぷりした体型から物凄いリズムを叩きだしていたDennis Chambersが激ヤセしているのである。叩き出すリズムそのものには大きな変化はないが,まじでびっくりした(写真はBlue NoteのWebサイトから拝借)。意図的なダイエットだったらいいのだが...。演奏そのものはこのメンツから当然想定される音であったが,Chris Minh Dokyがあんなファンク・ベースを弾いてしまったのにもこれまたびっくり。でも楽しかったねぇ。

2014年6月21日 (土)

あらゆる意味でストレスのたまった日本~ギリシャ戦

Photo 6/20朝の日本~ギリシャ戦は松江への出張と重なってしまい,前半こそ移動前のホテルで見られたものの,後半は空港への移動のバスの中で,Radiko.jpのアプリを使って聞くこととなった私である。

iPhoneのアプリだけにバッファ中に音はブツブツ切れるわ,圏外では聞けずだわと,ストレスのたまるかたちとなってしまったが,試合そのものもストレスがたまるものだった。コートジボワールがコロンビアに敗れて,得失点差ゼロとなっていたので,ここは日本は2点差以上をつけて,ギリシャに勝利したかったところだが,昔の日本代表の得点力不足のようなかたちになってしまったのは残念である。しかも,相手は前半38分に退場者を出し,数的優位に立って,ボール支配率も7割近かったことを考えれば,攻撃は仕掛けていても,攻めあぐねたというのが実態である。

前半を見る限りでは,いい感じでボールは回っていても,決定的なチャンスというのはそんなになかったようにも思える。むしろ,ギリシャは数的不利にありながら,自分たちの強みである高さを活かした攻撃を徹底しており,戦術が明確で,フォーカスされていた。

今回のスコアレス・ドローにより,予選リーグ突破の可能性が消えたわけではない。日本代表にも,ギリシャにも,コートジボワールにも予選突破の可能性が残っている。コートジボワールが勝てば,それで終わりだが,日本の3戦目はコートジボワール~ギリシャ戦と同時刻に試合が開始されるはずであるから,コロンビア戦では何が何でも2点先に取って,コートジボワールにプレッシャーをかけなければならない。しかし,それが非常に難しいであろうことは,6/20早朝のコロンビア~コートジボワール戦を見れば明らかだ。とにかく,コロンビアは強くて,速い。しかし,コロンビアは既に予選リーグ突破を決めているから,3戦目は控え選手主体で臨んでくる可能性もあるが,控えと言っても,コロンビアはコロンビアである。いずれにしても,日本にとっては相当厳しい。

いずれにしても,コートジボワールは勝ちに来るだろうし,ギリシャとて得失点差を考えれば3点差以上でコートジボワールに勝たなければならない。そして,日本は2点差以上の勝利が必要ということで,今回のゲーム運びから見れば,コートジボワール優位は揺るがない。

だが,一縷の望みが残っている以上,私は日本代表を応援する。とにかく,リスクを取って,得点を取りに行かなければ,このまま敗退となると肝に銘じ,攻めて攻めて攻めまくる以外にはないのだ。次戦では超攻撃的布陣での対応が求められるが,岡崎がもう少し活躍しないと,攻撃力が上がってこないように思える。とにかく,悔いを残さないように戦いきって欲しいものである。そして,もっとシュートを放つこと。シュートしなけりゃ得点にはならないのだ。

逆にここでまさかの予選リーグ突破となれば,運は日本に味方するということになるのだ。可能性がある限り,頑張れ,日本代表!! そして,上を向け,日本代表!!

2014年6月19日 (木)

やってきました,AbbadoのRCA/Sonyボックス(39枚組)!

Abbado_compete_rca_sony "The Complete RCA Sony Album Collection" Claudio Abbado (Sony Classical)

先日届いたマーラーの全集もほとんど聞けていないのに,今度は更にそれを上回る39枚組ボックスが届いてしまった。はっきり言って,聞きたかったのはこのうちのロッシーニ,ヴェルディの序曲集と,Lazar BermanとのラフマニノフのP協奏曲3番の3枚なのだが,1枚当たり200円という価格が大いに魅力で,ついつい買ってしまった。「いつ聞くの?今でしょ。」とは絶対になりそうにない(苦笑)が,ゆっくり取り組むことにしよう。

取り敢えずは上記の3枚をリッピングして,出張の友とする私である。

2014年6月17日 (火)

音楽ネタも書きます(笑):Benmont Tenchの初ソロ作は渋いねぇ...

Benmont_tench "You Should Be So Lucky" Benmont Tench(Blue Note)

サッカーのことばかり書いていては,「中年音楽狂日記」と呼べなくなってしまうので,音楽の記事もアップである。リリースされてから暫くになるが,今年発売のものなので,新譜として取り扱わせて頂く。Benmont Tenchと言えば,Tom Petty & the Heartbreakersの番頭と言ってもよいが,ほかのミュージシャンのアルバムにも結構参加して,いいプレイを聞かせる名バイ・プレイヤーである。そんなTenchが還暦を過ぎてリリースした初リーダー作である。しかもBlue Noteレーベルからのリリースなので,一体どんな音になってしまうのかと思ってしまうが,アメリカ的な響きの強い渋いアルバムとなっている。

本作のプロデュースはGlyn Johnsが務めており,その縁でかどうか知らないが,彼の息子のEthan Johnsが全面参加しているのに加え,現在はBlue Noteの社長に収まっているDon Wasがベースを弾いている。バンマスのTom Pettyも1曲でベースで地味に参加している(笑)。こういう音が,現代においてどういう層に訴求するかと言えば,ある程度年季の入ったロック・ファン,即ちはTom Petty & the Heartbreakersを聞いてきた世代というところになり,若い衆には何がいいのかわからんという感じになってしまうのではないだろうか。だが,私のような中年のオヤジにとっては,こういう音楽はまじで落ち着く。確かに刺激はほとんどないと言ってもよいし,今の世代にはこれがロック?と言われてしまう可能性だってあるだろう。だが,ベテラン・ミュージシャンの来日公演に,多くの中年が駆けつける事実からも明らかな通り,中年と言ってもロックへの情熱は失っていないから,Tom Pettyにしろ,本作にしろ,そうした年齢層には十分訴求する「ロック」だと思える。

確かに相当音は渋いので,ブリティッシュ系の音を求めるリスナーにはちょっとイメージが違うと言われるかもしれないが,最後をBob Dylanの"Tempest"に収められていた"Duquesne Whistle"で締めるところにこの音楽の本質が表れていると言ってもよいかもしれない。いずれにしても,ややノスタルジックな響きすら感じさせるアルバムであるが,私のようなアメリカ的な音を好むリスナーにとっては好ましい音楽である。

初リーダー作にしては,何の気負いもなく,非常に肩の力を抜いて作られた佳作。星★★★★。やっぱ渋いわ。

Personnel: Benmont Tench(vo, p, org, g), Ethan Johns(g, ds, perc), Blake Mills(g), Gillian Welch(g, vo), David Rawlings(g, vo), Ryan Adams(g), Don Was(b), Tom Petty(b), Jeremy Stacey(ds, perc), Ringo Starr(tambourine), Eric Gorfein(vln), Daphne Chen(vln), Lauren Chipman(viola), Richard Dodd(cello)

2014年6月16日 (月)

ネットを眺めていて,やっぱりそう思うよなぁって感じの記事...

コートジボワール戦の敗戦ショックがまだ尾を引いているが,この試合に関する論調を見ているとやっぱり思うところは一緒だなぁという記事があったので,ご紹介したい。

スポーツ専門局ESPNが、コートジボワール戦を評して次のように伝えている。

「8年前のドイツ・ ワールドカップで日本代表にとっての初戦、オーストラリア戦の様だった。」

「ディディエ・ドログバが後半から入るのは明らかだった。(中略) 自信を持ってピッチへ出てきたドログバだが、日本には全く自信が感じられなかった。しかしドログバはそんなに特別な事をしていなかった。ただ彼がドログバであるということだけだ。日本はドログバをとても恐れ、まるで他の選手がいるのを忘れているかの様だった。(中略) コートジボワールはドログバが入ると同時にギアを上げていったが、日本はより深く自陣に後退していくだけだった。もっと点が入ってもおかしくなかった。」

更に,「本田を含めた日本代表の(後半の)プレーにはがっかりした。(中略) 香川真司がゲームメイクで本田と協力しあえたらもっと試合は違っていた。香川は自らの良さを消し、臆病だった。(中略) (この試合で)がっかりさせた香川真司や岡崎慎司の2人はもっと攻撃的なプレーに貢献する必要がある。またディフェンスも、よりうまく、シンプルにボールを処理することが必要だ。」

私が昨日アップした記事と相通じる部分もあるよなぁと思いつつ,全くその通りである。そして,批判の矛先が香川に向いているのが象徴的である。確かにコートジボワール戦の香川はおかしかったし,岡崎,大迫ともどもシュートがゼロなのである。いかに日本の攻撃が機能していなかったかはこの数字が何よりも明確に物語っている。日本国民としては,中四日での立て直しに期待するしかないが,次のギリシャ戦で負ければ予選リーグ敗退確実なのだから,開き直って戦って欲しいものである。

しかし,ギリシャにも同じように右サイドから攻められたら同じことになってしまうのではないかという不安はどうしても消えないが,それも修正するのがプロってものである。頑張れ,日本代表!!

2014年6月15日 (日)

コートジボワール戦ははっきり言って完敗だ。

Photo W杯,日本代表の初戦のコートジボワール戦が終わった。本田のゴールで先制したものの,結果的には日本自慢のオフェンス陣はほとんどいいところなく終わったような気がする。長友がサイドから鋭く切れ込むことも,岡崎が裏を取ることも,香川がゴール前に走り込むこともほとんどなかったと言ってよいのではないか。しかも逆転のされ方が悪過ぎである。Drogbaが入っただけで,コートジボワールの攻撃陣が連動し始めて,2分間での2失点はドイツ大会のオーストラリア戦の悪夢のような連続失点を思い出させるものだった。

日本代表のディフェンスに弱点があることはわかっているのだから,それをカヴァーするのがオフェンスということになるが,今日の試合のオフェンスは本田の得点はさておき,全然いいところなしである。一番の問題は,ほとんど効果のない短いパス回しにプレスをし掛けれらて,ボールをインターセプトされ,全く攻撃に日本代表らしい連動性が見られなかったことである。それは前半から明らかになっていたが,後半の序盤は多少持ち直したかに見えたものの,全くそれが継続しないのではどうしようもない。

正直言って,前半の内田のシュート以降,大した攻撃が見られなくなり,防戦一方となった試合展開はまじでフラストレーションのたまるものだった。そこで試合の流れを多少なりとも変えるミドル・シュートでもあれば多少は違ったのかもしれないところに,日本代表はボールが足についていない状態が極端であった。香川のパス・ミスは言うに及ばず,本田のスルー・パスも精度を欠いては,日本の攻撃力は発揮できない。私は試合を見ていて,スペインがオランダに大敗したのと同じような状況だったのではないかと思っている。スペインはVan PersieやRobbenの突破力の前に,そのパス・サッカーの威力を発揮する以前に,ディフェンスが崩壊したが,日本代表はDrogbaのポジショニングや突破力に気を取られ過ぎて,右サイドのディフェンスが甘くなってしまったように感じられる。ある意味で,Drogbaに「名前負け」したと言ってもよいかもしれない。

この敗戦で日本代表にとっては非常に厳しい状況となったが,残す2戦で頑張るしかない。次戦は同じく初戦に敗れたギリシャとの戦いになるが,負ければ予選リーグ敗退は決まるも同然なので,日本代表だけでなく,ギリシャ代表も必死で来るはずである。しかし,ギリシャはコロンビアとの戦いを終えており,正直なところ日本代表の方がはるかに精神的なプレッシャーはきつい。しかもギリシャ代表はディフェンスが強いだけでなく,楔に打ち込んでからのカウンターの展開も速いので,日本代表は苦戦必至であるが,それでも気合を入れて戦ってもらわなければならない。これで敗退が決まったわけではないので,次戦もちゃんと応援はするが,オフェンス陣の復調なしに予選突破はありえない。

コートジボワール戦では,期待の大久保は残念ながら見せ場を作れず,柿谷はボールにすら触っていないのではないのか。コートジボワールに時間潰しに入られたこともあったが,前線にボールが供給されないのではどうしようもない。それだけコートジボワールは最後までプレスを掛け続けていたということもできるのだが,いずれにしても,今回の試合は「惜敗」ではなく,「完敗」であったと肝に銘じるべきだ。ザックがギリシャ戦までにどう修正するのかを見守りたい。とにかく,「攻め勝つ」というテーマはほとんど果たされなかったのだ。

私は,本当に「攻め勝つ」のであれば,ちまちました,かつ無意味なパス回しではなく,もっとイマジネーションに溢れるプレーが見たい。サイド・チェンジ然り,ロング・フィード然り。パス・サッカーが通じない時にでも,ほかに取れる手段はあるってことだ。イングランドはイタリアに敗れ,日本はコートジボワールに屈した。今日はこれから一日,淀んだ気持ちで過ごさねばならない。はぁ~。

Adidasの策略にはまりながら,日本代表応援モードに入る...

Photo_2 W杯は4年に1度のお祭りだということはわかっているが,これまでは冷静に試合をTV観戦するように対応してきた私である。だから,私は日本代表のレプリカ・ユニフォームって買ってまで応援に臨んだことはなかった。

しかし,公共交通機関の駅頭で応援グッズを売られては,私の物欲に火がついてしまったではないか。まんまとユニフォームの生産者であるAdidasの策略に引っ掛かってしまった気がするが,それはそれということで,今回私がゲットしたのは13番,大久保嘉人のユニフォーム・レプリカである。今回の日本代表で私が最も期待しているのは大久保の活躍であり,ザックが彼を先発で使おうが,ジョーカーとして使おうがそんなことは関係ない。大久保の試合の流れを変えうる動きというのが重要なのだ。ということで,無駄遣いとは思いつつ,かつAdidasに乗せられているなぁとわかりつつ,ゲットしてきた私である。日本~コートジボワール戦はこれを着て応援することにしよう(笑)。

しつこいようだが,初戦は極めて重要なので,何が何でも絶~対勝つ!!

2014年6月14日 (土)

しばらくはサッカー・ネタが続くかもなぁ:スペイン~オランダ戦の衝撃

Photo W杯が開幕して,いきなりの好カードが組まれたものである。前回大会の決勝戦と同じ組合せのスペイン~オランダ戦が予選リーグから見られるというのは,いささかもったいない気もするし,組合せ抽選の妙という気もする。もちろん,この対戦であるから拮抗した試合になるものと予想していたのだが,終わってみれば5-1でオランダの大勝というのはまさに想定外であった。

前半から,オランダは5バックで守備的陣形を取りつつ,非常に強いプレスで,スペインのパス・サッカーをうまく封じていた。先取点となったPKにしても,意図的なファウルではなく,たまたま足が掛かってしまったようなものであった。いずれにしても,前半はある程度スペインのオフェンスが機能する瞬間もあったが,Van Persieの同点ゴールで完全にオランダが勢いづいてしまった。それも当然のような,Van Persieの見事なジャンピング・ヘッドであり,あれを決めるか~と私はTV観戦しながらひとりごちていたのである。先日の日本代表とザンビアのテスト・マッチにおける大久保のボレーと同じような感覚であったが,まさに見事な飛び出しと対応能力である。そして,後半は一方的な展開となってしまったが,スペインのディフェンスがあそこまで崩壊すると誰が想像しただろうか。

Robben その契機となったのがVan Persieのゴールであることは事実だが,スペイン・ディフェンスに心理的なダメージを与えたのがRobbenの物凄いスピードの,切り裂くような突進力だったことは間違いない。完全に置いて行かれている状態のスペイン・ディフェンスだったのである。そして,リードを許して前がかりになったところにカウンターを食らって,オランダにいいように攻められ,ミスも多発させた結果,まさかの5失点。この得失点差マイナス4は厳しい。その後のチリ~オーストラリア戦でチリが終盤に追加点を入れ,3-1で勝ったことは,次のチリ戦におけるスペインに大きなプレッシャーとなるはずである。いずれにしても,現在のチリとの得失点差6というのは何とも厳しい。チリは既に勝ち点3をあげているので,スペイン戦はディフェンシブに戦うであろうことを考えると,本当にスペインにとっては厳しい状態に追い込まれたものである。

まぁ,次のチリ戦では絶対に勝ちに来るスペインを見ることができるはずなので,それもまた楽しみであるが,それに対して集散のスピードが異常にはやいチリがどう対応するかも見ものである。ただ,オーストラリア戦では勝ったものの,チリも攻めあぐねる時間が結構続く状態だったので,次戦でスペインにどう対抗するかは注目しなければならない。ということで,彼らの属するグループBの試合も見逃せないってことになっちゃったなぁ。

いずれにしても,明日6/15は日本対コートジボワール,そしてその前にはイングランド対イタリアなんて試合が組まれているから朝7時からの連続観戦ということにしよう。こんな状態では音楽を聞いている余裕なんてほとんどないだろうと思えた土曜日の早朝であった。

そして,明日は日本代表を応援することは言うまでもない。絶~対に勝つ!がんばれ,日本!!

祝FIFA W杯開幕ってことで,Maria Ritaで盛り上がろう!!

Corao_a_batucar "Coração A Batucar" Maria Rita(Universal)

いよいよサッカー・ファンにとっては4年に1度の祭典,FIFA W杯が開幕した。今回の開催地はブラジルってことで,当然ブラジルは優勝を狙っているだろうが,参加国には頑張って欲しいものである。もちろん,私は日本代表を応援するが,毎度のことながら私はイングランド代表を徹底応援モードである。今回はウルグアイ,イタリアと同組という厳しい組だが,予選リーグの突破はもちろん,相応にいいところまで行って欲しいし,サッカーの母国たるイングランドには何とか頑張って欲しいものである。とにかく私はイングランド・サッカーが昔から好きなのだ。日本~コートジボワール戦の前にはイングランド~イタリア戦という強烈な対戦もあるので,日曜日は朝から大変である。

それはさておき,Maria Ritaである。今回はサンバ,サンバ,サンバである。冒頭の"Meu Samba Sim Senhor"を聞いて,私はElizeth Cardosoが歌っているかのような錯覚にとらわれてしまったが,これぞまさにブラジル音楽の王道である。W杯の開催と同期を取るようにデリバリーされたこの音源を聞いて,私のW杯へのモードはまさに本番突入である。6/14の早朝にはオランダ~スペインというこれまた強烈な一戦も控えており,向こう4週間は寝不足確実である。でもいいのだ。それが4年に1度の祝祭なのだ。

ということで,音楽についてはほとんど書いていないが,これはいいねぇ。最高のブラジル音楽である。詳しくはまた書くことにしたいが,まずは星★★★★★。そうだとしても,音楽はここでのサンバを最高だと思っても,私はサッカーはイングランドを応援するのだが(爆)。

2014年6月13日 (金)

会社を休んだ日の宴(笑)

昨日は会社で休暇を取って,家人とゴルフに出掛けてきた。私は娘が生まれて以来,それまでからすれば,全く考えられないようなペース・ダウンぶりで,たまに会社のコンペに行っても,日頃練習していないものは仕方がないと,ブービーを引いても,メーカーを引いても開き直ってきた。しかし,ここに来て,ゴルフを封印していた家人が,ゴルフに復帰するに及び,私も最近では練習の鬼のようになってしまった(笑)。

ということで,昨日は家人とツーサムでラウンドしたのだが,よくよく考えれば家人とラウンドするのは14年半ぶりのことであった。久しぶりに回っても,家人の強気のパッティングは健在で,ロング・パットのみならず,チップ・インまでやられてはこっちは意気消沈って感じであった。

Photo ってことで,ゴルフはさておき,打ち上げのようなモードに突入した家人と食したのが生牡蠣である。一般的には季節はずれかもしれないが,少なくともアメリカでは1年中食しているのだから,日本でもできないわけはないというところである。ちなみに今回食したものの産地は,熊本,徳島,兵庫,長崎,北海道,千葉であったが,まさにボストンならばUnion Oyseter Barで食する牡蠣が,それこそ全米各地に留まらず,カナダやチリなどに及んでいるのと同じ感覚であった。嬉しくなってしまった私はついつい食べ過ぎて散財してしまったが,まぁたまにはってやつである。それにしてもうまかったぜい(笑)。あまりにうまかったので,日頃飲まない白ワインもガバガバ飲んでしまったではないか。

ちなみにこの店はNYCのオイスター・バー系列の店ではないので,念のため。ちゃんと日本にもあるところにはあるのである。

2014年6月12日 (木)

今日は体力が残っていないので...

Dado_moroni001 Max_ionata001_2 イタリア文化会館での戦利品の写真をアップして許してもらうことにしよう(笑)。でもMaxは"With Jazz"って書こうとしたんだろうなぁ。

2014年6月11日 (水)

Dado Moroni & Max Ionataライブ参戦記(続)

昨日,ビビッドな記憶の中で記事を書こうと思って書いていたら,Firefoxがクラッシュして,記事が消えてしまったので,気を取り直しての再投稿である。

今回,イタリア文化会館でDado MoroniとMax Ionataの無料コンサートが開催されるということを聞きつけ,夜の部活メイト,rhodiaさんにエントリーをお願いし,400人弱のラッキーな聴衆の一人となることができた。この二人,"Two for Duke"というデュオ・アルバムをリリースしているが,今回はそのライブでの再現ということになろう。そちらのアルバムは未聴のまま臨んだが,非常に楽しめるライブであった。えてしてDuke Ellingtonというのは,そればかり聞いているのは難しいところがないわけではないと思っているが,彼らは歌心を注入して,非常に魅力的な演奏を聞かせたと言える。後でこの作品についてはゆっくりと記事を書くことにしたい。

Max_ionata_and_i_2_mosaic 私はMax Ionataに関しては彼がプロモーションで来日した折の,ディスク・ユニオンにおけるインストア・ライブで生を見ている。早いもので,それはもう5年近く前のことになるが,その後も彼のアルバムはちょこちょことは買っていたのだが,ライブはそれ以来ということになる。そして,今回,更に成長したというか,成熟度合いが進んだ彼のテナーを聞くことができた。素晴らしい歌心,そしてフレージングである。さすがイタリア・オペラの国の人だと思いたくなるような吹きっぷりで,こういうのを「朗々たるテナー」と言うなぁなんてライブの最中に思っていた私である。今回の演奏を聞いていると,彼の最新作であるライブ盤も早く聞かねばと思いたくなる。Albore Jazzの豊田さんとも前回のユニオン以来の再会となったが,きっと今回のライブ盤も間違いないと思わせるMax Ionataの吹きっぷりであった。

Dado_moroni_and_i_mosaic_2 更に驚かされたのがDado Moroniである。彼はTom Harrellとの共演盤を通じて,優秀なピアニストであることは重々承知していたが,今回は結構なハード・スウィンガーぶりも聞かせただけでなく,しっとり締めるところは締めるていたが,ピアノだけでなく,ベース,歌,更にはヴォイス・パーカッションまでやってしまったのには本当にびっくりした。これは天性のエンタテインメント性と言ってもよいと思えるが,本当に多才な人である。しかも英語は非常に滑らかだし,日本語もカンペは見ていたが,しっかりした発音をしていて,この人の耳のよさをうかがわせたと思う。

選曲は超有名曲はアンコールに集中させたって感じだったが,本編の基本は"Two for Duke"からの選曲だったと思う。いずれにしても,この人たちの実力は大したものであり,こんな楽しい演奏が本当に無料だなんて,まじでラッキーであった。ということで,いつものように終演後の本人たちとの会話の様子をアップしておこう。なかなか本人たちが出てこなくてやきもきしたが,粘り勝ちである。と言いつつ,Dado Moroniは相当お腹が空いていたようなので,引きとめて悪かったような気がしないでもないが,まぁ,ファンとの交流は大事ってことで...(笑)。

Max_ionata_and_dado_moroniat 毎度のことながら,写真に写っている私の顔にはモザイクをかけておいた。ちなみに今回の戦利品は上述の"Two for Duke"へのご両人のサインとMaxの新譜への彼のサインである。ってことだが,会場ではこんな写真も。明るい人たちである。さすが,イタ~リア(笑)。

2014年6月10日 (火)

素晴らしかったDado Moroni & Max Ionataデュオ

Max_ionata_and_dado_moroni という記事をアップしようと思っていたら,PCの不具合で,保存する前に書いた記事が消えてしまった~。仕方がないので,今日はSuzuckさんから拝借したライブの模様の写真をアップするだけにしておこう。

しかし,楽しいライブであった。こんなライブが無料とは無茶苦茶うれしいねぇ。詳しくはまた明日以降ってことで。

2014年6月 9日 (月)

久々にGetz / Gilbertoを聞いた。

Getz_gilberto "Getz / Gilberto (Expanded Edition)" Stan Getz and Joan Gilberto (Verve)

私はこのアルバムのLPは長年保有しているが,最近,LPを聞く機会は非常に減っているので,このアルバムも随分長い間聞いていなかったが,今回,リリース50周年に合わせたであろうExpanded EditionがCDでリリースされたので,購入である。今回のExpanded Editionはステレオ版とモノ版を同時に収録し,シングル仕様の2曲も加えたバージョンとなっている。モノ版のCD化は初めてのことだそうである。

私が長年聞いていたのはステレオ版であるから,今回はモノ版を聞いてみた。随分感じが違うようにも感じた(特に音圧が相当違うように思える)が,私が聞いているのはPC環境であるから,音がどうのこうのというのは全くもって不適切なので,音楽の話に徹しよう。ブラジル音楽好きからすると,このアルバムには違和感を覚えるらしいのだが,私としてはまぁいいんじゃないの?って感じである。Getzの音圧がちょっと高いことによる違和感もあれば,ボサノバの感覚とはちょっと異なるフレージングもそうだと言われれば,そうだと思わないこともないが,これは小難しいことを言うよりも,単純に心地よい音楽を楽しめばいいのではないかと思える。

まぁ,Stan Getzにとってはボサノバだろうがなんだろうが,曲はあくまで素材に過ぎず,そこにどうアドリブを乗せるかという点が重要なわけで,Getzがブラジル音楽の本質を理解して吹いているかどうかなんて,彼には問題とならなかったと思える。そう思って聞けば,これはクォリティの高いブラジル風味のジャズである。しかし,結果的にこのアルバムが売れたことにより,ボサノバという音楽はより多くの人に知られることになったし,その結果,ブラジル音楽への理解も進んだということを考えれば,決して悪いものだったとは思えない。

元来がStan Getz好きの私なので,ここでの演奏も好きである。だからと言って,これがStan Getzの最高傑作だと言うつもりはない。だが,時代の流れを捉えた(というか,売れるものに対する嗅覚が鋭いGetzならではの)アルバムとして,ポップ・チャートの2位まで上がってしまったのだから,時流には適っていたのである。そして,多くの一般大衆にブラジル音楽の魅力を広めたという点で評価しなければならないと思う。それにしても,何たるくつろぎ,何たるリラクゼーションって感じである。そして,この名曲の数々を前にすれば,小難しいことは言っても無意味であって,星★★★★★以外の評価はない(きっぱり)。いいものはいつまで経ってもいいという証しである。こういうのをエヴァーグリーンというのだ。

尚,ライナーにはこのアルバムを録音順に聞くならばということで,並べ替えの順番が書いてある。プログラムしてまで録音順に聞き直す人がいるかはわからないが,ご参考までにオリジナルLPに収められた曲を6-1-8-4-5-3-2-7と並べ替えれば録音順になるそうである。

Recorded on March 18 & 19, 1963

Personnel: Stan Getz(ts), Joao Gilberto(g, vo), Antonio Carlos Jobim(p), Sebastiao Neto(b), Milton Banana(ds), Astrud Gilberto(vo)

2014年6月 8日 (日)

見たいと思っていた「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」を見た。

Inside_llewyn_davis 「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌("Inside Llewyn Davis")」('13,米,StudioCanal)

監督:Joel & Ethan Cohen

出演:Oscar Isaac, Carey Mulligun, Justin Timberlake, John Goodman, F. Murray Abraham

公開されることを知ってから,見たくてうずうずしていた作品である。昨年のカンヌでパルム・ドールを取った作品だが,パルム・ドールを取っても,昨年見て全然面白くなかったTerence Malickの「トゥ・ザ・ワンダー」のような例もあるから安心はできない。批評家筋の受けも無茶苦茶高いと言ってよいが,これを一般の人が見たら,どう思うのかなぁと考えながら見ていた。私はどちらかと言えば,この映画はT Bone Burnettがプロデュースしたサントラがどういう感じになるのか,即ち,現代において,約50年前のヴィレッジ界隈(並びにその音楽)を描くとどうなんだろうという興味が勝っていたと言ってもよい。

そうした意味では,ここで演奏される音楽の数々は,どれもがよくできている。特に主演のOscar Isaacの演奏,歌唱は本当にこの人って役者専門?と思わせるものだったが,よくよく調べてみれば,やはりバンド活動をやっていて,ミュージシャン経験ありである。そうでなければ,あれだけの歌やギターは聞かせられまい。まずは音楽という点ではびっくりさせられるぐらい素晴らしい。

Inside_ld_lp

ストーリーは極めて淡々としている。そうした中でゆったりした展開と言ってもよいが,日常の積み重ねのようなストーリーである。そして,描かれるミュージシャンの「性(さが)」が非常に面白かった。ラスト・シーン近くにBob Dylanらしき姿が映し出されるところも,時代感をうまく描写していると思う。まぁ,ヴィレッジ界隈ってのは昔も今も大して変わらない部分があるから,自動車だけの考証を合わせれば,ロケも比較的楽だったかなぁなんて思いつつ,やっぱりよく出来ているのである。

Inside_dave_van_ronk

それにしてもOscar Isaacである。いい歌を歌っている。あまりにいいので,思わずサントラを発注してしまった私である。尚,映画のタイトルであり,劇中に出てくるアルバムのジャケット(↑参照)がDave Van Ronkの"Inside Dave Van Ronk"(→参照)にならっていることを理解し,誰が演じているのが誰をモデルにしているかを想像することができると,この映画はもっと楽しめるはずである。そして,Dave Van Ronkのアルバムのジャケの片隅に「猫」が写っているのを見れば,この映画における「猫」の役回りを考えると,芸が細かいなぁと思うわけだ。時代へのオマージュが素晴らしい一作。だが,どうにも地味だから日本でのヒットは難しいかもなぁ。星★★★★☆。

2014年6月 7日 (土)

7月来日!Me'Shell Ndegéocelloの新譜は結構ヘヴィーだ。

Comet_come_to_me "Comet, Come to Me" Me'Shell  Ndegéocello(Naive)

定期的にアルバムをリリースしているMe'Shell  Ndegéocelloであるが,この人の音楽もアルバム毎にいろいろな個性を発揮していて,捉えどころがないと言えば,まさにその通りである。しかし,私は彼女の本質は私が彼女の最高傑作と推す"Peace beyond Passion"で聞かせたヘヴィーなファンクだと思っている。届けてくれるアルバムのクォリティは毎度高いのだが,そうしたヘヴィーさが若干薄いなぁなんて思っていたのも事実である。

だが,今回の音は結構ヘヴィーで,私の望む彼女の音に近づいてきた感がある。こういう感じってのは久しぶりのような気がするが,熱狂的あるいは躍動的なリズムとかはないのだが,それとは異なるかたちで,彼女の世界を表現しているこのアルバムは,近年で一番好きなアルバムとなったと思う。

冒頭はスパニッシュ・ギターのような音が聞こえてきて一瞬びっくりするが,すぐにMe'Shell Ndegéocelloらしい曲想に変わる。意外だったのがDoyle Bramhallの客演だが,2曲の参加ながらちゃんといい仕事をしているのは立派である。相変わらず渋いギターである。えぐいファンクという感じではないが,これはいいねぇと思わせる一作である。星★★★★☆。

Personnel: Me'Shell Ndegéocello(vo, b), Chris Bruce(g, b), Jabin Bruni(key), Sylvester Earl Harvin(ds, perc), Amp Fiddler(synth-b), Kaveh Rasteger(b), Gabe Noel(cello), Johnathan Wilson(g), Doyle Bramhall(g, vo), My Brightest Diamonds(vo)

2014年6月 6日 (金)

早く聞きたいCSNY、1974年ライブのボックス・セット

Csny_live 5月の下旬に雑誌Rolling Stoneのサイトで見たのが最初だと思うが,CSN&Yの1974年の再結成スタジアム・ツアーのライブが7月にDVD付きのボックスでリリースされる予定となっている。。私をアメリカン・ロックの世界へ誘ったのは彼らの"4Way Street"である以上,これは早く聞きたい。そして期待してしまう。しかも全40曲という超弩級のボリュームである。期待するなって方が無理なのだ。

今のところは国内盤の方がDVD付きということもあり,値段が安めになっているが,リリースの早い輸入盤の価格と比較しながら,どっちを注文するか決めることにしよう。今のところ私は国内盤を予約しているが,さて。写真はボックスにも使われている写真であるが,まさに本当のスタジアム・ライブである。ファンのみならず,アメリカン・ロック好きは必聴のボックスとなるだろう。

2014年6月 5日 (木)

6/1は入場料割引の日だったので映画をはしご:その2は「X-Menシリーズ最新作」

Xmen_days_of_future_past 「X-Men:フューチャー&パスト("X-Men Days of Future Past")」('14,米,FOX)

監督:Bryan Singer

出演:Hugh Jackman, James McAvoy, Micheal Fassbender, Jenniffer Lawrence, Halle Berry, Nicholas Hoult, Ellen Page

入場料が1,100円ということもあり,観に行った作品の2本目。夫婦で見に行く限りは「夫婦50割引」が使えるのだが,私一人だとそうはいかない。ということで,2本目は実は私一人で観たものである。

「X-Men」シリーズも,スピン・オフ作品を入れると本作が8作目になるのだろうか。本編としての前作「ファースト・ジェネレーション」がなかなかよく出来ていたので,今回も結構期待して見に行ってしまった私である。このシリーズ,登場人物が多岐に渡るので,段々頭がグチャグチャになってきたが,まぁそれでも主要な人物は一定なので,そんなに混乱はしない。

今回のストーリーは「タイム・パラドックス」が問題になることは最初からわかっていたが,ネタバレになるので,これ以上は書かないが,本来ならばこれで完結させてもいいような話である。だが,本国での公開後の興行も絶好調とあっては,エンド・ロールを見ながら,まだまだ続くんだろうなぁなんて思っていた。ちゃんと最後の最後に次への布石も打ってあるしなぁ。

あらゆる意味で娯楽映画としては楽しめるものだと思うのだが,この先,本当にどうすんのよ?と思えてきたのも事実である。そうは言っても,今回はJennier Lawrenceの活躍度が高かったが,次はどういう展開かになるかは興味深いところではある。次作(2016年公開らしい)がリリースされればまた観に行ってしまうとは思うが,次は「ファースト・ジェネレーション」系の話に戻るとしても,今回のラスト・シーンとどう結び付けるか楽しみに待つこととしたい。

本作の映画としての評価は星★★★ぐらいと思うが,正直言って,この映画の3Dの効果は限定的なので,2Dで十分である。

2014年6月 4日 (水)

Simon Phillipsライブの戦利品と参戦記

Simon_phillips_drums_set 自らのバンドで新譜をリリースしたSimon Phillipsがレコーディング・メンバーを伴って来日,Blue Note東京とCotton Clubでのライブを敢行した。今回のアルバムがかなりカッコいいアルバムだったこともありライブにも期待していたが,予想通りのぶちかましっぷりであった。そもそもこのドラム・セットである。演奏も猛爆になるだろうってのは予想がつくが,バンドもタイトで非常によかった。

Simon_phillips002_2 毎度のことながら,ライブの楽しみは演奏後のサイン会における本人たちとの会話であるが,私は今回は結構酔っ払っていて,会話というところまで行かなかったのは残念であるが,ちゃんとゲットすべきものはゲットしているというのが私の図々しさである。今回持ち込んだのは4種類だったが,今日はそのうち,2つだけ画像をアップしておこう。一つはもちろん,彼らの新譜"Protocol II"である。

今日アップするもう1枚は昨年のTOTOとのツアーの模様を収めたBlu-rayディスクのバック・インレイである。ライナーでもよかったのだが,こっちの写真が雰囲気があると思ってのチョイスである。ついでに言っておくと,残りの2枚は"801 Live"とJeff Beckの"There And Back"である。なぜ,ここにJeff Beckのアルバムかと思われるかもしれないが,ライブにおけるアンコールでも演奏された"Space Boogie"のまさに爆演が収められているからである。今回の演奏でも,私の興奮はこの"Space Boogie"でピークに達したのであるが,やっぱり凄い演奏である。これぞSimon Phillipsの真骨頂。

ちょいと飲み過ぎ状態の私ではあったが,まさに目も覚めるような快演とはこれのこと。聴衆の興奮ぶり,あるいはスタンディング・オヴェイションも当然と思えるCotton Clubの一夜であった。

Simon_phillips001

2014年6月 3日 (火)

6/1は入場料割引の日だったので映画をはしご:その1は「万能鑑定士Q」

Q 「万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-」('14,東宝)

監督:佐藤信介

出演:綾瀬はるか,松坂桃李,初音映莉子,村上弘明,Pierre Deladonchamps

毎月1日は映画が1本1,100円で観られるので,家人と連れだって出掛けることにしたのだが,私は「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」がよかったのだが,私には選択権がない(爆)ので,選んだ映画がこれ。私は正直言って,綾瀬はるかの主演映画にはろくな記憶がないので,正直気が重かったのだが,やっぱり大したことがなかった。

正直言ってしまえば,この程度の話ならば2時間ドラマでも出来るだろうという感じである。ルーブル美術館での大々的なロケという要因やフランス語のセリフの多用という要素が,映画として製作した理由としか思えないのである。それぐらいストーリーはしょぼい。そもそもモナ・リザなんかを題材にすれば,ストーリーの先は読めてしまうってものである。もちろん,映画の設定にも相当の無理があるので,やっぱりこれはTVドラマに毛の生えた程度のものでしかない。松坂桃李なんて,どうしてそうなるの?という展開ばかりである。

今回,綾瀬はるかはさておき,見ていてこの映画のしょうもなさを激増させたのが初音映莉子という人の演技である。下手。とにかく下手。このセリフ回しはないだろうと感じられて,これは演技というレベルではなかろうと上映中ずっと思っていた私である。村上弘明のくささも相当であった。

私からすれば,見どころも何もない空虚な一作と言わざるをえない。星★。もう綾瀬はるかの主演映画は見る必要がないと確信した私である。

2014年6月 2日 (月)

週末に見たDVD:Alfonso Cuarónが「ゼロ・グラビティ」の前に撮った「トゥモロー・ワールド」

Children_of_men 「トゥモロー・ワールド("Children of Men")」('06,米/英,Universal)

監督:Alfonso Cuarón

出演:Clive Owen,Julienne Moore,Micheal Caine,Clare-Hope Ashitey,Chiwetel Ejiofor

雑誌Rolling Stoneに「21世紀のSF映画ベスト20」という記事が出ていて,堂々1位となっていたのがこの映画である。「ゼロ・グラビティ」で監督賞でオスカーを取ったAlfonso Cuarónがその前に撮ったのが本作で,Rolling Stoneでは「ゼロ・グラビティ」が5位に留まっているのに対し,これが1位というのがどうにも気になってDVDを購入して見たものであるが,確かにこれはよく出来たSFスリラーである。

舞台は2027年,人間が生殖能力を失ってしまっているという背景で描かれるのだが,その理由などは明らかにされない。そうした中でロンドン,あるいは英国内を舞台に,進化を止めたのような街並みの中で進行するこの映画は,雰囲気は暗いが,「子供」が人類にとってどのような意味を持つのかを考えさせられる映画でもある。少子化の進む日本という国において,この映画はメッセージ性のある映画だったと思うのだが,このわけのわからん邦題ではなんのことだかさっぱりわからん。

それはさておき,この映画で特筆すべきは凝りに凝った撮影技術と思うが,オスカーにノミネートされながら,惜しくも受賞は逃している。しかし,ストーリーの推進力だけでなく,長回しを多用した撮影技術もこの映画の見どころとなっていることは間違いない事実である。主演のClive Owenはしょうもない映画にも出ているが,この映画での演技は結構いい。そして,映画を締める役割を果たしたのがMicheal Caineだろう。本当に何でもできる人だと感心してしまう。

果たしてこの映画がどの程度の人に見られているのかはよくわからないが,いろいろな点で見逃すには惜しい一本である。使われる音楽も極めて魅力的。星★★★★☆。DVDの特典ディスクには,いろいろな撮影技術のネタが満載で,そっちも相当楽しめてしまった。

2014年6月 1日 (日)

昨日のAylerボックスに続いて,今日はAbbadoのMahlerボックスが...。

Abbado_mahler "Gustav Mahler Symphonie" Claudio Abbado / CSO, VPO, BPO(Grammophone)

昨日,Albert Aylerのボックスが到着したと書いたばかりだが,本日は今年惜しくも亡くなったClaudio Abbadoのマーラーの交響曲全集が届いてしまった。我ながらいつ聞くのかと思いつつ,この全集,Abbadoの再録音盤(全部は聞いていないが...)にはどうもピンと来ていなかった私にとっては嬉しいものである。この全集に入っている演奏は単独では再発はされていたのだが,全集としてのリリースがされたかどうかはよくわかっていない。しかし,今回,韓国のGrammophoneから全集として発売されたものを購入と相成った。8番だけはベルリン・フィルとの演奏で,時期的なラグがあるが,こうして,シカゴ,ウィーンとの演奏が,激安とは言わないが,まぁ許せる価格でちゃんとセットで聞けるようになったのはありがたい。

ということで,5番から聞いてみたのだが,ゆったりした第1楽章から始まり,躍動させる部分は躍動させ,しびれるようなアダージェットを聞かせるこの演奏は非常に素晴らしいものだと思った。5番と言えば,ロンドン交響楽団と来日したAbbadoの演奏を,楽器搬入のバイトの特権を活かし,舞台袖から眺めていたことは以前にも書いたが,その時は実は私はマーラーの音楽に目覚める前だったのが返す返すも惜しい。思い入れを持って聞いていれば,全然違う感慨があったはずだろう。おそらくはここで聞かれるようなトーンでの演奏をしていたのだろうと思うと,惜しさ,悔しさ倍増って感じである(苦笑)。まぁ,あの頃私も若かったってことで...。

それはさておき,私としては再録音の5番も聞いたが,絶対こっちの方がいいじゃんと思わせる演奏であった。なるべく早いうちに聞いてしまいたいところだが,さていつ聞き終えるんだろうか?(笑)

いずれにしても,シカゴやウィーンと吹き込みをしている頃のAbbadoというのは,巨匠に向かっての助走期間だったかもしれないが,一番充実していたのではないかと思わされた5番であった。近々,RCA/Sonyの39枚組ボックスも届くことになっているが,箱ものばかりで,段々頭が痛くなってきた。そっちにしたって,実はロッシーニ,ヴェルディの序曲集と,ベルマンとやったラフマニノフのP協のために購入するようなもので,ほかはいつになったら聞くのやら。そもそもAbbadoだったら,さっさとヴェルディのオペラ・ボックスを全部聞けよという話もあるな(爆)。

物欲が勝った大人買いで,自分の首を絞める中年音楽狂である。

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