2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

2015年おすすめ作

2015年おすすめ作(本)

無料ブログはココログ

« なぜかモーツァルトが猛烈に聞きたくなって...。 | トップページ | 非常によくできていた「アナと雪の女王」 »

2014年4月27日 (日)

Ben Watt,31年(!)振りの新作:変わらぬ瑞々しさ。

Hendra "Hendra" Ben Watt(Unmade Road)

31年前に出たBen Wattの"North Marine Drive"は所謂ネオアコの名盤として,多くの人の記憶に残っているはずだが,その後のEverything But the Girlとしての活動も素晴らしかったので,31年振りのソロ・アルバムと言われてもピンと来ない部分もあるのだが,ソロ名義としてはその"North Marine Drive"以来というのはいずれにしても凄いことである。このブログでも私は"North Marine Drive"に先立つ"Summer into Winter"を取り上げたことがある(記事はこちら)が,いずれにしても好きなミュージシャンの一人である。だが,近年はDJとしての活動に軸足が置かれていて,EBTGの音を懐かしむことが多くなっていた私にとって,このアルバムは本当に待望というか,大きな期待をかけてそのリリースを待っていたものである。

そして遂に,本当に遂に本作がリリースされたわけだが,本人曰く「エレクトロニック世代のフォーク・ロック」だそうである。なるほど。だが,私にとってみれば以前と何ら変わらぬBen Wattが歌っているという感覚である。Ben Wattは既に50歳を過ぎる年齢となったが,声にしろ,歌いっぷりにしても,31年前と同様の瑞々しさを示していることが何よりも素晴らしいことではないか。"North Marine Drive"はボサノバ的感覚を覚えさせるものだったが,本作はバンドとしての演奏で,ビートがはっきりしているため,本人の言う通りどこまでも「フォーク・ロック」的である。なので,"North Marine Drive"の焼き直しでは決してないのだが,それでもBen Wattの音楽なのだ。これこそがキャリアの積み上げだと言いたい。

こうした音楽がアピールするのは間違いなく一定の年齢層以上のリスナーであろうが,私もそのゾーンに見事に入ってしまっている。甘酸っぱい感覚をおぼえると言っては言い過ぎかもしれないが,ここにはBen Wattの音楽のよさが非常にコンパクトなかたちで凝縮されていると言ってよいように思える。私が購入したのはデモやライブ音源が入った14曲入りのデラックス・バージョンだが,通常盤はわずかに10曲の曲集なのだが,どの曲もリスナーに何らかの感慨を抱かせる曲だと言ってよいように思う。伴奏がシンプル過ぎるんじゃないのかと思わせる部分もないわけではないが,これはやはりいいと思う。ちょいと甘いが31年振りということもあるので,星★★★★★としてしまおう。

デモ音源はBen Watt単独での演奏なので,それはそれで別の感慨を呼び起こす。やっぱりいいと思う。そして,Ben Wattはライブも行っているようであるから,是非日本にも来て欲しいものである。Ben WattのサイトでDavid Gilmourとの演奏の模様がアップされていたので,貼り付けておこう。

Personnel: Ben Watt(vo, g, p, key, synth), Bernard Butler(g), David Gilmour(g, b, vo), Ewan Pearson(synth), Jim Watson(org), Steve Pearce(b), Leo Taylor(ds), Martin Ditcham(perc)

« なぜかモーツァルトが猛烈に聞きたくなって...。 | トップページ | 非常によくできていた「アナと雪の女王」 »

SSW/フォーク」カテゴリの記事

ロック」カテゴリの記事

新譜」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/59533250

この記事へのトラックバック一覧です: Ben Watt,31年(!)振りの新作:変わらぬ瑞々しさ。:

« なぜかモーツァルトが猛烈に聞きたくなって...。 | トップページ | 非常によくできていた「アナと雪の女王」 »

Amazon検索

2017年おすすめ作

2016年おすすめ作

2016年おすすめ作(本)