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2014年3月18日 (火)

Victor Bailey:最近はどうしているのやら...

Victor_bailey "Bottom's Up" Victor Bailey(Atlantic)

最近はあまり噂を聞かないVictor Baileyであるが,Lenny Whiteとのバンドやらでは活動は継続しているようであるが,Jaco Pastriousの後任としてWeather Reportに加入した時には注目を浴びた頃に比べると,活動が地味になっているなぁと感じざるをえない。私が1983年に"Live under the Sky"でのWeather Reportのライブを見た時には,Omar Hakimとの超タイトと言ってよいリズム隊に結構興奮させられたものである。ただ,どうしてもWeather Reportの演奏の中では過小評価されがちなのは残念だが,本当にこの時のライブはいけていたと思う。それを実証するために,YouTubeのファイルを添付しておこう。

そんなVictor Baileyの初のリーダー・アルバムが本作である。本作がリリースされたのは1989年であるが,日本はバブル最盛期と言ってもよかった時期である。まさにこの時代らしいというか,フュージョンとブラコンをミックスしたような音楽と言ってよいが,豪華なゲストを迎え,Baileyの初リーダー作を祝福するかのごとしである。だが,Weatherのライブのような強力な演奏というよりも,メジャー・レーベルであるAtlanticからのリリースということもあり,売れ筋の音を追求したような感覚が強いのが評価の分かれ目であろう。

私としては,やはりもう少しキメるならキメるというようなはっきりした姿勢が必要だとは思うのだが,Baileyのベーシストとしての演奏の力量は捉えたものとはなっている。だからこそ,ちょっともったいない気がするわけである。まぁ,時代の産物だと言えば,その通りかもしれないが,やはりこれはもったいないと思う。本人がプロデューサーを兼ねているので,まぁ作りたいように作ったって感じだろうが,私ならほかの人にプロデュースを任せて,よりよいものを引き出したと思う。いずれにしても,この作品の違和感は完全ブラコンと言ってよいタイトル・トラック"Bottom's Up"からその次の,よくわけのわかならない"Hear the Design",そしてその後の"In the Hat"への流れに集約されているように思う。どうせなら"In the Hat"の路線(サックスのBill Evansのブルーノートでのライブ盤に収録されている曲である)でやればよかったのにねぇと思ってしまうわけである。

ということで,何だか惜しいねぇと思いつつ,若き日のWayne Krantzが1曲だけ入っていたりして,興味深いところもあるアルバムである。但し,Krantzもまだまだ個性を表現できていない時期だが...。アルバムとしては次作"Low Blow"の方がいいなぁ(記事はこちら)。ということで,"Low Blow"を星★にしているので,こっちは星★★☆ぐらいだな(笑)。

Personnel: Victor Bailey(b, synth, vo), Clyde Criner(p, key), Jim Beard(p, key), Richard Tee(org), Wayne Shorter(ss), Branford Marsalis(ss), Michael Brecker(ts), Alex Foster(ts), Bill Evans(ts), Najee(ts), Donald Harrison(as), Terence Blanchard(tp), Wayne Krantz(g), Kevin Eubanks(g), Mike Campbell(g), Rodney Jones(g), Jon Herington(g), Marcus Miller(b), Lonnie Plaxico(b), Omar Hakim(ds), Dennis Chambers(ds), Rodney Holmes(ds), Poogie Bell(ds), Jeff Watts(ds), Richie Morales(ds), Mino Cinelu(perc), Steve Thornton(perc), Mark Ledford(vo), Clarence Robinson(vo),  and Others

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コメント

http://www.youtube.com/watch?v=ItHG13VqHu0
私が最近見たYoutubeを貼付けておきますね。
実際、NYCのIridiumでお客さんとしてみえている所を、お見かけしました。出演している若手のベーシストに、休憩の時、アドバイスしてみえました。とても、物静かな控えめな印象を受けていたのですが、近くで見ると、読売巨人軍の長嶋さんのようなオーラがあり、容易に近づけないような、風格のある人でした。

ひまわりさん,こんばんは。まだ画像は拝見しておりませんが,アップしたWeatherの演奏は今でも好きです。

ミュージシャンには相応のオーラがあるんだろうなぁと思いつつ,彼ぐらいならもっと活躍していいと思ってます。でも,最近はOmar Hakimの噂も聞かないですね(苦笑)。

画像、見てみて、下さいね! 私の大好きなバンドです。数年前のヨーロッパツアーだと思います。Weatherの演奏、脳裏にアフリカ大陸が浮かび、砂漠や、ジャングル、サバンナを吹き抜ける風、太陽、野生動物、そこにいる人々が、聴いていると想像されます。

ひまわりさん,こんにちは。出張から戻り,映像を拝見しました。う~む,なかなかいいメンツですねぇ。今となってはJLFのベースはJimmy Haslipですから,このメンツ,結構貴重かもしれません。

Victor Baileyはこういうファンクな感じがやっぱりいいですね。

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