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2014年2月 4日 (火)

またもや素晴らしい作品を届けたTord Gustavsen

Extended_circle "Extended Circle" Tord Gustavsen Quartet(ECM)

ECMにおけるTord Gustavsenの作品もこれで6作目になるはずである。この人については,私は"Restored Returned"には結構辛口な評価をした以外は,ほぼ全幅の信頼を寄せられると思っている。これこそECMファンの求める音だと思う。今回も不動のクァルテットによる作品のリリースだが,このECMらしいサウンドに接すれば,無条件でOK!と言いたくなってしまうような作品である。

もちろん,この音楽があらゆるリスナーに訴求するものでないことは承知の上であるが,この静謐さと清冽さこそECMが打ち出してきた音楽,そして音である。現在のECMレーベルのカバーする音楽はそれこそ幅が広いが,そうした中でも,長年の同レーベルのファンにとっては本流(決してコンベンショナルなジャズという意味ではなく,ECMとしての本流)と呼んで全く問題のない作品である。

逆に言えば,この作品を聞いてもいいと思えないリスナーはECMレーベルとは相性がよくないと言ってもよいわけで,これまでECMに触れたことのないリスナーにとっては,今後のレーベルとの付き合い方を探る試金石となりうる。大袈裟に聞こえるかもしれないが,そういう音なのだ。私は前作でも感じたが,これはKeith Jarrettのヨーロピアン・クァルテットの21世紀版のように思える。特に終盤の"The Embrace"や"Glow"にはそうした香りを感じさせる。だが,それはそこはかとない香りであって,Keithとはやはり違うのだ。多少の影響はあろうが,決してコピーではない。そう感じさせる美しいアルバム。そして,ラストに収められた"Prodigal Song"を聞いて,何とも言えない美的な余韻を与え,これは本当にいいと思わせる。

やはりTord Gustavsen,素晴らしいピアニスト,そしてこのクァルテットは素晴らしいバンドである。星★★★★★。

Recorded in June, 2013

Personnel: Tord Gustavsen(p), Tore Brunborg(ts), Mats Eilertsen(b), Jarle Vespestad(ds)

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コメント

 中年音楽狂(Toshiya)さん、いやはや早いですね。私は予約しておいたのですがまだ届いていません。今週の到着ようです。
 今回はトランペットが入ってのカルテットですね。多分keithとは違うだろうと思ってますが・・・、私は目下聴きたくてウズウズしているところです。★が五つですか、更に期待してしまいます。

風呂井戸さん,こんばんは。

このアルバムにはトランペットは入っていません。Tore Brunborgはテナー1本で勝負しています。もちろん,Keithと全く同じとはなりませんが,そこはかとなくそういう雰囲気を漂わせています。きっとお気に召すと思います。ご期待下さい。

このアルバムが最近のECMの本流である、というのに同意します。しかも、メロディ等が前面に出る場面が多くて、分かりやすいということもあって、こっち方面が好きな方には売れるんじゃないか、と思います。なかなかいいアルバムに出会いました。

TBさせていただきます。

910さん,こんにちは。TBありがとうございます。

おっしゃる通り,メロディアスな面も,フリーに近い面も示して,アプローチがECMの王道って感じですよねぇ。Tord Gustavsenはほとんどはずれがありません。Eicherも気に入っているんでしょうね。

追ってこちらからもTBさせて頂きます。

閣下、、

仰る事に百点満点。
ほんと、静寂で美しいあるばむでした。
雪景色に似合いすぎて、はまりすぎて映画のBGMのようでしたよね。
この季節は北欧だわ。。

Suzuckさん,続けてこんにちは。TBありがとうございます。

雪景色に似合い過ぎというのはその通りですねぇ。北欧の雰囲気が100%反映されているって感じですよね。やはりこれは好みですねぇ。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

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