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2014年1月31日 (金)

ECM再発シリーズの2枚目はGary Burton

Gary_burton_7_songs_for_quartet_cha "Seven Songs for Quartet and Chamber Orchestra:Music by Michael Gibbs" Gary Burton(ECM)

ECM初CD化作品で,今回私が購入したのは3枚だが,その2枚目である。もう1枚は"Five Years Later"だが,それは別途記事にするとして,このBurton盤は,冒頭の現代音楽的な響きに最初は驚かされるが,私にとっては別に抵抗のないレベルの音楽である。まぁ,ややオーケストラの露出度が高いのも事実であり,Gary Burtonのヴァイブがもっと目立ってもいいようにも思えるのだが,コンセプチュアルな作品だと思えば,特に腹も立たない。

この作品もなぜCDになっていなかったのかという感じの作品だが,Gary Burtonの場合,ECMレーベルでは"Easy as Pie"や"Picture This"もCD化されていないはずで,この辺りはManfred Eicherの気まぐれのような気がする。Richie Beirachの場合,Eicherともめた末,Eicherの逆鱗に触れてリーダー作のみならず,多くの参加作もカタログから消されるという憂き目に遭ったわけだが,Burtonの場合はそういう話はないにもかかわらず未CD化の作品が結構あるところに不思議さがあったわけである。Steve Kuhnもそういうところがあったが,彼はボックス・セットで結構救われていたのと異なり,Burtonには救済策が必要だったのである(笑)。

だが,改めて聞いてみると,やはりこの作品,やや地味と言えなくもない。その要因は,リーダーであるBurtonがミックス的にもあまり前に出てこない場面が多いからのようにも思える。私としては,特にこの作品に違和感はないものの,やはりクァルテットがより前面に立って,オケは伴奏に徹するというスタイルの方がわかりやすいと思う。よきにつけ,悪しにつけ,時代が生んだチャレンジ作だったということができるのではないか。それにしても,Mick Goodrickの活躍の余地が小さいし,ドラマーは本当に必要だったのかとも思える。その分,Steve Swallowの出番は結構あるところが面白かった。星★★★☆。

Recorded in December 1973

Personnel: Gary Burton(vib), Michael Goodrick(g), Steve Swallow(b), Ted Seibs(ds), Members of the NDR Symphony Orchestra, Hamburg

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コメント

昔もサード・ストリーム・ミュージックとかありましたけど、このアルバムはまさに当時のECM的なチャレンジかな、と思いました。もっとジャズ・ミュージシャンが前に出ても良かったのでは、というのは同感です。ただ、ECM的には、今まで発売されてなかったのが不思議なアルバムではありました。

TBさせていただきます。

910さん,続けてこんばんは。こちらもTBありがとうございます。

サード・ストリームって言葉自体がもはや...って感じになってしまいましたが,ちょっとこのアルバムはクラシカルな要素が強過ぎた気がします。でもまぁ,これはこれでありだと思いますね。

ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。

工藤さんの記事から辿りました。
同時期のオーケストラとの共演というと、セベスキーのCTIモノが下品(だと思う)な味を出していた時期ですよね。だから、この質はいいなあ、と思います。
スワロウがグルーヴする、若干の箇所を除き、ですね。PMGの源流的な、音だなあ。

kenさん,こんばんは。Don Sebeskyはいけません(笑)。

このアルバム,非常に現代音楽的な感じがしたように思います。そうした中でBurtonのヴァイブの魅力が一番表れるのがこういうものだとは思いませんけれども,これはこれでいいのではないかと感じます。はっきりしない感想なところが,私のアンビバレントな感情を表していますね(笑)。

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