最近のトラックバック

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« Chris Potter入りワンホーン・クァルテットのライブ作は,クリポタ吹きまくりモード。 | トップページ | 「スティーブ・ジョブズ」:この尺で彼の人生を描くのは無理があった »

2013年11月17日 (日)

マイナー盤ながら見逃すのは惜しいLeszek Zadloの"Thoughts"

Thoughts "Thoughts" Leszek Zadlo(EGO)

毎度おなじみ新橋のテナーの聖地「Bar D2」で聞かせて頂いて,痺れてしまったアルバムである。そもそもマイナーなアルバムだとは思うが,こういうところまで押さえているマスター,さすがとしか言いようがない。

このアルバムのよさはフリーと保守の中間を行くようなアプローチにあると思うが,この手のサウンドが好きなリスナーには堪えられないはずである。このアルバムは単体でCDはリリースされていないが,4枚組"The EGO Recordings Vol. 2"の1枚として含まれているということで,若干価格面でのハードルは上がるが,その他のAlan Skidmoreのアルバムも非常に興味深いので,私はいつものようにお店からオンラインで即発注してしまった。

そして,今,本作を聞きながら書いているのだが,この音楽は万人向けではなく,聞くことにはハードルが結構高いようにも思える。それでも,欧州フリーの中では非常に真っ当に聞こえるこのバランスがいいのである。フリーに流れそうで,ドイツ的な完全フリーにはならないところが非常に魅力的に響く。そして,この人のテナーの響きの豪快なことよ。テナー好きはしびれる音色だと言ってもよいのではないだろうか。フルートもなかなかであるが,やはりこの人はテナーがよい。

最近の活動は教鞭中心なのかもしれないが,こういうアルバムを残したことは,この人のキャリアにおいて,誇るべきものであると言い切ってしまおう。タイトル・トラックのフェード・アウトは野暮ではあるが,そういう瑕疵はあったとしても,全編を通して楽しめる,まさにこれこそ隠れた佳品と言いたくなる作品である。星★★★★☆。

Recorded in June 1976

Personnel: Leszek Zadlo(ts,fl), Joe Haider(p), Isla Eckinger(b), Joe Nay(ds)

« Chris Potter入りワンホーン・クァルテットのライブ作は,クリポタ吹きまくりモード。 | トップページ | 「スティーブ・ジョブズ」:この尺で彼の人生を描くのは無理があった »

ジャズ(2013年の記事)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/58585784

この記事へのトラックバック一覧です: マイナー盤ながら見逃すのは惜しいLeszek Zadloの"Thoughts":

« Chris Potter入りワンホーン・クァルテットのライブ作は,クリポタ吹きまくりモード。 | トップページ | 「スティーブ・ジョブズ」:この尺で彼の人生を描くのは無理があった »

Amazon検索

2017年おすすめ作