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2013年11月16日 (土)

Chris Potter入りワンホーン・クァルテットのライブ作は,クリポタ吹きまくりモード。

Live_at_mupa "Live at Mupa" Lakatos / Potter / Veal / Carrington (BMC)

このアルバムのリリースがアナウンスされた時に相当期待したリスナーは多いはずである。リーダーのLaktosは澤野紹介からアルバムをリリースするRobert Lakatosの父で,相当の歳(今年で古希)である。昔はGRPからアルバムもリリースしているが,そちらは私は全く関心がない(笑)。いずれにしても,母国ハンガリーにおいては相応のポジションにあるであろうことはこれだけのメンツを集めることからも想像に難くない。

それでも,今回このアルバムを購入したのは当然クリポタの参加が一番の要因である。そしてこちらの期待通りに吹きまくっている。演奏自体はモーダルな感覚が強い中,ほとんどが10分を越える長尺で演奏される。リーダーのピアノも録音当時65歳にしては十分若々しく,Keith Jarrettの"Rainbow"も演奏していて,非常に楽しめるアルバムである。クリポタはテナー一本での勝負で,まさに吹きまくっており,これはファンにとっては嬉しい。クリポタがいいのは当然だが,このアルバムをよりよいものにしたのはTerri Lyne Carringtonのシャープなドラミングのように思える。彼女の実力はBob Bergとの共演作"The Truth"や彼女のリーダー作を通じて実証済みであるが,ここでの演奏を聞いて,その思いを更に強くした。誠にいい具合に演奏をプッシュしていると思える。

それにしてもクリポタである。この人には駄演はないと言ってよいが,それにしても,これだけ吹いてくれれば,招聘したリーダーとしても本望であろう。極度のイケイケ感があるわけではないが,それでも聴衆を熱くするに十分な演奏ぶりである。リーダーの書く曲が全部面白いってわけではない気もするが,演奏に関しては十分星★★★★☆に値すると思う。

Recorded Live at MUPA,Budapest on October 1, 2008

Personnel: Bela Szaksci Lakatos(p), Chris Potter(ts), Reginald Veal(b), Terri Lyne Carrington(ds)

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