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2013年10月21日 (月)

"Alone Together":Jim Hallのおかげって話もあるが,まだこの頃のRon Carterの音は許せる。

Alone_together_hall_carter "Alone Together" Jim Hall & Ron Carter (Milestone)

私はこのブログにも何度も書いているが,Ron Carterが嫌いである。彼の増幅されたベース音を聞くだけで,それこそ虫酸が走るぐらいなのだ。もはやこれは生理的に受け付けないってことになる。Milesのバンドにいた頃にはそんなことはなかったが,彼がCTIやMilestoneからリーダー作を出すようになってから,どうも私とは縁のない世界に行ってしまったと言ってもよい。

だが,このアルバムでのRon Carterはまだ聞ける。それはパートナーであるJim Hallのギター・プレイに耳が行ってしまうからだということもあるが,まだここでの増幅感ならば,私でもぎりぎり許容できるって感じなのである。

このコンビによるデュオ・アルバムは3枚リリースされているが,現在真っ当に手に入るのは本作だけという感じになっている。残りの2枚はConcordレーベルからなので,今やジャズ界のビッグ・ネームと化した同レーベルからは,そんなに売れそうにないものは,なかなか再発されないというのも致し方ないところであろう。私にとってJim Hallとベースのデュオと言えば,何と言ってもArtist HouseレーベルにおけるRed Mitchellとのアルバムになる。それはそれは渋い演奏であり,かなり前にこのブログでも記事にしたことがある(記事はこちら)。私はそちらの作品を愛聴してきたので,このアルバムを買ったのは随分後になってからである。それも中古で安く見つけたからという理由によるものだから,動機は不純である。

しかもRed Mitchell盤と決定的に違うのは,ほとんどの曲が大スタンダードだってことだろう。Jim Hallという人は進取の精神に富んだ人と思えるので,こういうスタンダード大会というのが実は意外性が強いだろうと,私個人は考えている。だが,ある意味Ron Carterのような下世話なミュージシャンとやるというシチュエーションではむしろよかったのではないかと思える。アドリブをしまくろうと思えば,いくらでも出来そうな"Softly"でさえ,彼らは長尺のソロを取ることもなく,ソロは小節交換だけで終わらせて,演奏時間は3分未満ってのもおそらくは確信犯だろう。

いずれにしても,ここでもこの二人の演奏は渋いものだが,相応の曲をやっているので,非常に聞き易い感覚を与えることは認めて然るべきものと思う。星★★★★。でも私はやっぱりHall~Red Mitchell盤の方が好きである(きっぱり)。

Recorded Live on August 4, 1972

Personnel: Jim Hall(g), Ron Carter(b)

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