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2013年9月 2日 (月)

Jeff Lorber Fusionはいつでも安心して聞ける。

Jeff_lorber_fusion_hacienda "Hacienda" Jeff Lorber Fusion (Heads Up)

Jeff Lorberが"Now Is the Time"を2010年にリリースしてJeff Lorber Fusion(JLF)を復活させて,早くも第3作がリリースされた。その名も"Hacienda"であるが,「農園」とか「牧場」という意味のこのタイトルにLorberがどういう意味を込めたかはよくわからないが,この手の音楽においては抜群の安定感を誇るこのバンドのアルバムだけに期待も膨らむ。そして,こちらの期待に見事に応える相変わらずナイスな作品をリリースしてきた彼らには,やはり「安心印」を授けたくなるような出来である。

現在のJLFの正式なメンバーはLorber,Marienthal,Haslipというかなり強力なメンツなわけだが,それを支えるドラムスはほとんどの曲でVinnie Colaiutaが叩いているということで,安定感が増すのも当たり前である。彼らの音楽のよいところは,凡百のスムーズ・ジャズに流れることなく,決めるところは決め,ムーディに行くところはムーディに行くというバランスのよさにある。冒頭の"Corinaldo"等は,おそらく意図的にColaiutaが激しく叩いているし,Larry Koonseという渋い人選をした2曲目"Solar Wind"のユニゾンもフュージョン好きにはたまらないものである。そして4曲目の"The Steppe"のムーディなサウンドを聞けば,私の言わんとしていることが理解して頂けるはずである。

そして,それらに挟まれているのが,今回のアルバムのおそらくは目玉であるJean-Luc Pontyをゲストに迎えたFrank Zappa作の"King Kong"であるが,これはそれほど驚きはなかったものの,やはりナイスな演奏である。5曲目のタイトル・トラック"Hacienda"はこれこそまさにドライビング・ミュージックという感じで,フリーウェイを快調に飛ばしたくなる音楽である(もちろん,日本の首都高だっていいんだが,これはやっぱりUS101向きだな)。

6曲目の"Fab Gear"と7曲目の"Raptor"は緩めのファンク調で心地よいグルーブを生み出し,8曲目"Everlast"でゆるいグルーブ転じて,ソロ交換で賑々しく盛り上げるところも芸を感じる。やっぱりいいねぇ。全体がそんな感じなのである。タイトさとルースさをうまい具合に混ぜて,結局一枚聞かせてしまうのが彼らの技なのだと思う。まぁ,このメンツであれば,これぐらい当たり前だろうって話もあるが,がっくりくるフュージョン・アルバムも多い中で,彼らのクォリティの維持能力はやはり認めなければならないと思う。贔屓し過ぎだろうか...?いずれにしても,いつもの彼らのアルバムと同様の評価として星★である。何もこれを上回らなくてもいいのだ。平均点が高いことが彼らの美徳である。

贔屓ついでに言っておけば,もうそろそろ来日しても罰は当たらないと思うけどねぇ(苦笑)。

Personnel: Jeff Lorber(key, g), Eric Marienthal(as, ss), Jimmy Haslip(b), Jean-Luc Ponty(vln), Larry Koonse(g), Paul Jackson, Jr.(g), Michael Thompson(g), Vinnie Colaiuta(ds), Dave Weckl(ds), Gary Novak(ds), Lenny Castro(perc), David Mann(sax, brass, fl), Ed Mann(marimba)

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コメント

親戚の行事で長野県に来て、悪天候予想も曇り走行で助かりましたが、高速走行に合います。晴れていたら、もっと素敵でしょうね。
Fab Gearは、トンネル内で、たまたまかかり、長野近辺、トンネルも多いですが、R&Bのリズム感が、楽しい!Hacienda、私も農場、すごいタイトルと思いました。
コーンや、小麦、って曲があるかな?とか、たまたま、見付けたJLFの新作予告のビデオで、ご本人達が出ていて、ニューオーダー(グループの名前)イングランド、マンチェスターのクラブ、Hacienda、ダンスロックのジャンルで流行っていたけど、クラブの名前がカッコ良かったから、に、、そうなんですか?でした。
ビデオには、建物と、ニューオーダーの写真も添えられてました。出先で、携帯なので、添付の仕方がわからず、今、張り付けが出来ず、ごめんなさい。
このアルバムは、Fusion Jazzの中で21世紀の形として、あらゆる面で前進していると思うよ、とご本人も満足そう、、音楽狂さんのコメントは、うれしいでしょうね。
GALAXYのツアーで海外を周り、お客さんのエネルギーにたくさん影響を受けて(Jeff)ツアーから戻った時、曲のモチベーションになった(Jimmy)Jeffは、いろんな幅広い素材を理論的にまとめて音楽として心地良く流れるように創る方法論を持っている人(Eric)
Fab Gearのコードは、JeffとJimmyで1、2ヶ月後に全く変えちゃって、独自な感じにしちゃった、と書いてあるので、退屈なトンネルが、楽しくなったのかなぁ。
いろんな所で、演奏するチャンスがあることは、僕にとって、うれしいことだよ、に、、日本に来て、来て、です。
訳は、間違っていたらごめんなさいね。帰り、来日を楽しみに、安全運転で帰ります。本当に、そろそろ来日して欲しいです。3作目です!

ひまわりさん,こんばんは。

確かにPVにNew Orderだの,The Haciendaというライブハウスも出てましたねぇ。チェックが甘かったです。その点,ひまわりさん,さすがです。

「いろんな所で、演奏するチャンスがあることは、僕にとって、うれしいことだよ」って言うならさっさと来いよ!なんて言いたくなります。一体何年来ていないのか。今日,見に行ったEnrico Pieranunziは9年振りだとか言ってましたが,それと同じぐらい信じられん!!と思っています。

このメンツのブート音源を聞くと,やっぱり見たいよなぁって考える私です。

http://www.youtube.com/watch?v=fd6X0sSJmcc
上のビデオです。
Haciendaや、バラードを聴きながら、長野道や、群馬の県境方面にも行きましたが、以前は、中央道はマイカー、東名はトラック、の認識でしたが、今は、高速道路も様々な路線がつながったからでしょうね?
トラックの数が多く、日本の流通を支えるトラックの運転手さんには、悪天候の中の運転、感謝しました。物が手に届くこと、お百姓さんに一粒のお米を感謝するのと、同じくらいの気持ちがいるわ、と思いました。
 Enricoさんのコンサート、来日して下さったからには、必ず行かないと、ですね。人生の時間、このような時に使わないと。写真、後ろ姿ですが、うれしいのが伝わってますよ。
Enricoさんも、うれしかったはずです。コンサートの後、多少お疲れはあるでしょうが、自分を応援してくれるファンの笑顔を見ることを楽しみに、サイン会を開いてくれる、それだけでも、ハートが伝わるし、お互いにエネルギーをもらっていますよね。
私も、アルバムいくつか持っています。今夜、Cottn Clubですね。
 Jeff Lorberにも、来日して欲しいです。昨年、韓国、台湾まで来て、日本に来てくれなかったですから。
  

ひまわりさん、こんばんは。運転ご苦労様でした。最近は私は自分で運転する機会がほとんどないので、現状はよくわかりませんが、インフラはどんどん整備されてるってことでしょう。通行料金は高過ぎますが。

写真はお恥ずかしい限りです。

Jeff Lorberについては、どうせなら日本にも寄ってよって感じですが、こればかりは待つしかないですよね。

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