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2013年9月 4日 (水)

Enrico Pieranunziライブ参戦記

Enrico_and_i 昨日,Enrico Pieranunziのライブでの戦利品についての記事をアップしたが,今日は演奏について書くことにしよう。

何せPieranunziの来日は2004年以来のことである。Enrico Pieranunziは十分日本においてもポピュラリティを確保したピアニストだと思っている私にとっては「かくも長き不在」ということにしかならないだけに,まさに待望の再来日である。そして,バックがなんとLarry GrenadierとJeff BallardというBrad Mehldauトリオの面々なのだから,やはり私は異常に期待値が高まっていた。

そして,冒頭から「く~っ」を連発するような美メロの連続に,私を含む聴衆はメロメロになったはずである。完全に期待通りなのだ。そして,Grenadier~Ballardとの相性もよかったと思う。Pieranunziは1曲ごとにGrenadierに譜面を渡していたところからすると,ほとんど初共演なのではないかと思わせたが,その割にコンビネーションもバランスもよく,GrenadierとBallardにもちゃんとソロ・スペースも割き,彼らもナイスなソロで応えるという本当にいいライブであった。私はこれなら,このメンツですぐにレコーディングしてもいいぐらいだとさえ思っていた。

今回のセットではアンコール含めて全9曲だったと思う("Everything I Love",完全即興の6曲目,そしてアンコールの"Hot House"以外はPieranunziのオリジナルのはず)が,その完全即興でやった6曲目は正直言って全くいけていなかったため,私を含む聴衆の頭の上をクエスチョン・マークが飛び交っていたようにさえ感じる。だが,それを除けば大変素晴らしい演奏であった。まぁ,Pieranunziは時にハードな演奏や,フリー的な演奏さえすることがあるから,こういう曲が入るかもしれないなぁと予想はしていたが,この1曲だけは正直言って蛇足だったと思う。だが,その後のアンコール前の曲としてやった"Castle of Solitude"はまさに哀愁度炸裂,強力なメロディ・ラインを聞かせて,私はここでまた「く~っ」となっていたわけである。

今回は比較的日本の聴衆に受けるような演奏にしていたのかもしれないが,それにしても大したピアニストである。にもかかわらず,こんな素晴らしいメンツによるこんな素晴らしいライブに集まった聴衆が,キャパの半分ぐらいというのはあまりにももったいない。私はPieranunziはもっと人気があるのだろうと思っていたのだが,あの客の入りはあまりに寂しい。ライブハウスは不況ということか?それとも私の愛する音楽はマイナーなのか?それとも日本のジャズ・ファンには審美眼がないのか?特にコットンクラブではそういうことが多いなぁ。クリポタ,Fred Hersch,Metroのどれもがフルハウスにならない。そして今回のPieranunziトリオ然りである。本当にもったいない。

それはさておき,先日のMike Sternとの2ショットに続き,またもPieranunziと私の2ショットである。顔の角度からして,今回はモザイク必要なしということで,そのままアップである。いかにもイタリア人の英語って感じのPieranunziだったが,人当たりは本当にナイスなおっさんであった。

Live at Cotton Club on Septermber 2, 2013, 2ndセット

Personnel: Enrico Pieranunzi(p), Larry Grenadier(b), Jeff Ballard(ds)

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コメント

え……。ピエラヌンツィ、客入り悪いのですか? TwitterのMy TL眺めていたら、Toshiyaさまと同じ日の同じセットに行かれている方、とても、というか、"かなり多い" と感じたんですが(苦笑)。 サインをいただいているToshiyaさまのお姿、とてもステキです♪♪ ……というわけで、Shogahでした。ひょっこり登場、失礼いたしました! またお邪魔させてくださいね♪

Shogahさん、おはようございます。これから北京に出張です。

Pieranunziのライブですが、私が見る限り、自由席スペースしか埋まってない状態で、サイド、バックはスカスカでしたからよく見積もっても6割の入りってところでしょうねぇ。

むしろ熱心なファンが多くて環境は悪くはなかったですが、それでもより多くの人の耳に触れるべき音楽だったと思います。やはりもったいないです。

Toshiyaさま、北京ご出張、おつかれさまです。コメントお返事ありがとうございます。東京・丸の内の「コットンクラブ」って、NYCの旬のクラブなみにアサイン内容は良いのですが……、あのハコのキャパ、立地、法人会員の"客層"と"利用目的"、などを考えると、毎公演、コンスタントに8割以上集客するのは難しいのかなあ、と。 また、実際、私たち、熱心なコンテンンポラリー・ジャズ・ファンが「旬」と思えるアーティストは、NYCでもハコいっぱいに埋められていないですもん(汗。……とは、私の経験より)。 このままだと、欧米のアーティストたちはみな、自国でも活動できず、日本はすっとばして、ソウルや上海、ジャカルタばかりへ行ってしまいそうな……。日本(なかでも、東京・大阪)へのアーティスト、イベント誘致活動をプロモーター/レコ社の方々にはがんばってほしいものですね。
という私は、今週、ソウル仕事なので、うまくいったら、「ピエラヌンツィ・トリオ」、フェスで観てくるかもです。感想は某所にて!
[今回は時間がなく、ただいま開催中の「ECM Music Festival」は断念。これこそメンツが日本に来ないので観たかった……(涙)。ECM展示会鑑賞は 次回の来韓時に]。
Toshiyaさま、北京でのお仕事、がんばってやり遂げてきてくださいね!

4日(水)Firstを見に行きました。三人の息はバッチリ合っていましたが、合わせるのが容易な曲構成とも言えるかなと。ただ、エンリコと他の二人の相性は悪くないように感じます。演奏曲目はEverything I love、La Strada、Castle of Solitudeなど、1日目と大体同じようですね。Improvisationも一曲ありましたが、私は気に入りました。それにしても客の入りが少なかった。自由席もすべて埋まらないのでは、演奏者はさみしいだろうなあ。無料券配ってでも入れた方が良いような気がしますが、、、。

Shogahさん、こんばんは。来週のKendrick Scottはもっとひどいことになるんじゃないかと心配しています。日本中抜き現象は結構起こっているかもしれませんね。ミュージシャンではないですが、Eicherなんてそうですもんね。

ところで、先ほど北京のイベント1日目が終了しましたが、立ち通しでしたので、足が相当痛いです。あと3日もあるんですが、膝がおかしくなりそうです。

カビゴンさん、こんばんは。最終日もダメでしたか...。私も無料券でも配った方がいいとも思いますが、座席の選択が難しいですよね。不公平感が出ないようにするのは結構難しいと思います。

インプロビゼーションは出来、不出来が激しいでしょうから、まぁ仕方がないでしょう。それでも私はこのトリオでのレコーディングを期待しちゃいます。

確かに合わせやすいレパートリーと言われればその通りですね。

中年音楽狂さん、エンリコのライブもしっかりと押さえておられましたか。さすが!
返信、遅くなりすみません。私は浜離宮での初来日コンサートを逃しているだけに、今回はもう嬉しくて。
確かにお客の入りに関しては、彼に限らず、う~ん。。と思うことも。
本当に好きじゃないとコットンクラブやBNでのライブは難しい面も。
特にBNに関してはリニューアルの度、座席料が上がり、お料理の値段も少しづつ上がり、と。
気楽には友人を誘えません。あ、TBさせていただきました。
ところでマイクスターン、ということは小曽根真さんとのBNライブに行かれたのですね。
面白そうだな、と食指は動きましたが、財布がいうこと聞かず(苦笑)
それでもこういうライブをやってくれるのはやはり感謝。

madameさん,こんばんは。TBありがとうございます。

ここのところ,私はライブづいておりまして,ほとんど部活の「夜練」状態でした。そうした中で,Enrico Pieranunziのライブは,来日が決まった瞬間から非常に楽しみにしていました。そして期待通りでした。文句なしです。

マイキーはマイキーでよかったですし,MarcusはMarcusでよかったですが,やはりライブへの渇望感はPieranunziが一番だったかもしれません。ライブ・ハウス,特にBNの最近の席料の高騰ぶりはさすがにきついものがありますが,好きなミュージシャンはやはり見に行ってしまいますよね。次回はRitenour~香津美のバトルです。確かに財布には厳しいですね(笑)。

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» Enrico Pieranunzi @ Cotton Club [JAZZ & BOSSA]
数年前に初めて来日、浜離宮コンサートホールでライブ。 事前に情報を入手していましたが、行くことできず。 そして11年3月来日予定も、例の大震災でキャンセル。 今回、3度目の正直でやっと彼の生演奏を聴くことができました。 苦節○年? 素晴らしいライブでした! 最初の1曲、いえ、1音で、エンリコの音だ、と。美しい抒情をたたえた音。 美しさだけではなく..... [続きを読む]

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