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2013年9月30日 (月)

Elvis CostelloとThe Rootsって本当に合うのかと思ったが,これがいけている。

Wise_up_ghost "Wise Up Ghost" Elvis Costell & the Roots(Blue Note)

私はThe Rootsがソウル界の人たちと共演したアルバムは押し並べて高く評価している。John Legend然り,Booker T. Jones然り,そしてBetty Wright然りである。The Rootsの?uestloveによるプロデュースは非常に適切,的確で,こうしたミュージシャン達の魅力をあぶり出していたと思う。しかし,今回はElvis Costelloである。ちょいと畑が違うだけにCostelloも結構好きな私としては若干の危惧もあったが,それは完全に杞憂に終わった。

そもそもこの人たちは,The Rootsがハウス・バンドを務める"Late Night with Jimmy Fallon"での共演で意気投合したらしいので,まぁ相性はよかったんだろうと思うが,これが想定外のよさなのである。ここではElvis CostelloがThe Roots寄りにソウル的な感じで歌っていて,ロック的な要素は希薄である。だが,The Rootsの面々の伴奏に乗って,これがしびれる出来なのだ。Costello,ある意味ではチャレンジャーであるが,見事に楽々クリアしてみせた。さすがだ。

私はDeluxe Editionをオーダーした自覚はなかったのだが,私のところに届いたのは15曲入りのDeluxe Editionであった。ジャケからしてまるでブックレットのような感じで,そこにCD盤が刺さっているような感じである。こういうのはあまり見たことがないが,そんなことはどうでもよく,ここでの音楽は新たな領域に取り組んだCostelloこそが最大の注目点であり,そして成果である。さすが,才能のある人は何でもできるのねぇと感心してしまうが,いいものはいいのである。

私はCostelloが結構好きとは言え,熱烈なファンとは言えないレベルである。もしこの作品を,Costelloの本流のファンが聞いたらどう思うのかについては非常に興味深い。Costello自身はBill Frisellとやったり,Burt Bacharachとやったりと,相当芸風は幅広いがそれでもやはりこれはびっくりさせられるだろうなぁ。通常盤の最後に入っているはずの12曲目"If I Could Believe"はまさにCostello節で,これでファンは溜飲を下げる思いをするのかもしれないなぁと思いつつ,私は本作での新しいCostelloを十分に楽しんだ。非常に優れたアルバムとして星★★★★☆

Personnel: Elvis Costello(vo, org, p, key, b, g, melodica), Kirk Douglas(g, vo), Ray Angry(key), James Poyster(key), Kamal Gray(key), Mark Kelley(b), Pino Palladino(b),  ?uestlove(ds), Frank Knucles(perc), Korey Riker(ts, bs), Chris Farr(sax), Matt Cappy(tp), Damon Bryson(sousaphone), Diane Birch(vo), La Marisoul(vo) & the Brent Fischer Orchestra

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コメント

エルビス・コステロ氏とチェット・ベイカー御大 アルバム 共演!? されてるの知りませんでした~ 甘いんですかねぇ 笑 smile

ジョン暖簾さん,こんばんは。

Chet Baker?これはBurt Bacharachのことをおっしゃってますか?

彼らの"Painted From Memory"というアルバムはとてもスイートで素晴らしいアルバムですよ。元はと言えば「オースティン・パワーズ」での共演がきっかけだったはずですね。

先日のコメント 説明不足で失礼致しました.只今「終わりなき闇」と云うチェット・ベイカー氏の自伝的本を読書中でしてその中にコステロ氏との共演写真が出ておる次第でしたが少しピントズレててスイマセンでした。どのジャンルもこなす多才な方は凄いと思いました。

ジョン暖簾さん,こんばんは。

そうでしたか。CostelloとBakerって絶対結びつきそうにないだけにびっくりしてしまいました。

それにしてもCostelloも間口が広いと思えますね。

中年音楽狂さん、はじめまして。
「Wise Up Ghost」のCDレビューを求めてたどり着きました。

そこそこにCostelloファンをやってきたものです。
Chet BakerとCostelloは関係(共演作)ありますよ。
というのは、
Costelloが晩年のChetに「Almost Blue」という曲を提供しているからです。
そのお返しに、Costelloのアルバムにも参加しています。
探してみたら『Punch The Clock』(1983)ですね。
http://www.allmusic.com/album/punch-the-clock-mw0000740816/credits
記憶が正しければ「Shipbuilding」のトランペットが
Chet Bakerです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Shipbuilding_%28song%29

ロンドンのライブハウス(Ronnie Scott's)での共演もありますよ。
http://www.youtube.com/watch?v=E6IiFpOVBjU

ご存知でしたら、よけいな講釈でした。
すみません。おじゃまいたしました。
ついつい気になったもので。

普請虫さん,はじめまして。情報ありがとうございます。

頂いた情報,全く存じませんでした。そうなんですか。Chet BakerとCostelloが共演ですか。びっくりです。YouTubeのぞかせて頂きます。Costelloってやっぱり間口が広いです。

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