2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

2015年おすすめ作

2015年おすすめ作(本)

無料ブログはココログ

« ダニグリ@武蔵野市民文化会館:ナイスなライブであった。 | トップページ | 賛否両論の「風立ちぬ」だが,これはこれでいいんじゃないのと思う。 »

2013年8月24日 (土)

John Mayerの新譜は渋過ぎて,彼のギタリストとしての腕が活かされていないのがちょっとなぁ。

Paradise_valley "Paradise Valley" John Mayer (Columbia)

Derek Trucksに続いて,今回届いた新譜として取り上げるのがJohn Mayerである。私は結構なJohn Mayerのファンで,ライブも2回行っている。歌って弾けるミュージシャンとして,Claptonの後継者は彼しかいないとさえ思っている私である。そんな私もJohn Mayerの前作"Born & Raised"はフォーク/SSW的な世界にアプローチし過ぎて,それはそれで悪くはなかったのだが,もっとギターを弾いて欲しいなぁなんて思っていた。その結果,このブログにも記事をアップしないままで終わってしまったのである。タイトルが"Born & Raised"なんていうぐらいだから,そういう音楽を聞いて育ったってことなのかもなぁとも思いつつ,リスナーなんて贅沢なものである。

だから,今回の新作についてはもう少しロック的なアプローチが取られるのかと思っていたし,共同プロデュースはDon Wasだからきっといい作品だろうと思ったのだが,聞いてみると,今回の新作は前作に輪を掛けて渋いのである。フォーク&カントリー的と言ってもよいぐらいの音楽になっているのには驚いてしまった。出来が悪いというのではない。シンガー,コンポーザーとしてのJohn Mayerの魅力は相応に感じられるものとなっているが,私にとって何より残念だったのがギタリストとしてのJohn Mayerの魅力が薄れてしまっていることである。Tedeschi Trucks Bandにおいて,Derek Trucksがギターを鬼のように弾きまくるのと落差が大きかったことも私にとっては痛かった。

John Mayerと言えば,Trucks及びJohn Fruscianteと並んで,現在の3大ギタリストに数えられる名手である。私はライブにおいても,そのギターの手腕に賞賛を惜しまなかっただけに,ここのところのJohn Mayerのアルバム作りにはちょっと疑問を感じるというのが正直なところである。これが彼がやりたい音楽だとしても,ギタリストとしての腕をもっと聞かせて欲しいのである。もちろん,アコースティック・ギターのうまいところは聞けるのだが,やっぱりこれだけじゃなぁって感じである。

そうした中で,今回のアルバムの中で最も面白かったのが先日亡くなったJ.J. Cale作"Call Me the Breeze"である。これは誰がどう聞いてもJ.J. Caleへのオマージュである。歌いっぷりまでまるでJ.J. Caleなのである。John MayerまでもJ.J. Caleの影響下にあったということがわかったのは非常に面白かった。

だが,全体としては悪くないアルバムではあったとしても,これが私がJohn Mayerの音楽に求める音楽のすべてではないだろうということで,点も上がらず星★★★☆どまり。だが,彼の名誉のために言っておけば曲は結構いいのが揃っているが,それでもこれだったら,前作の方がよかったような気さえしてしまう。喉の手術の影響もあるのかもしれないが,次はもう少しロックな路線に戻って欲しいものである。

このアルバムに続いて,iPodで"Room for Squares"が掛かったら,やっぱり落差が大きかったなぁ。

Personnel: John Mayer(vo, g), Katy Perry(vo), Frank Ocean(vo, key), Aaron Sterling(ds, perc), Sean Hurley(b), Romi Jaffe(key), Chuck Leavell(key), Zane Carney(g), Paul Franklin(pedal steel), David Ryan Harris(vo), Lisa Fischer(vo), Bernerd Fowler(vo), Larry Williams(ts, fl), Dan Higgins(ts, fl), Gary Grant(fl-h), Bill Richenback(tb, t-tb, b-tb, alto horn)

« ダニグリ@武蔵野市民文化会館:ナイスなライブであった。 | トップページ | 賛否両論の「風立ちぬ」だが,これはこれでいいんじゃないのと思う。 »

SSW/フォーク」カテゴリの記事

ロック」カテゴリの記事

新譜」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/58048931

この記事へのトラックバック一覧です: John Mayerの新譜は渋過ぎて,彼のギタリストとしての腕が活かされていないのがちょっとなぁ。:

« ダニグリ@武蔵野市民文化会館:ナイスなライブであった。 | トップページ | 賛否両論の「風立ちぬ」だが,これはこれでいいんじゃないのと思う。 »

Amazon検索

2017年おすすめ作

2016年おすすめ作

2016年おすすめ作(本)