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2013年7月15日 (月)

「真夏の方程式」:ガリレオは好きだが,やっぱりこれは無理があるかなぁ。

Photo 「真夏の方程式」('13,東宝)

監督:西谷弘

出演:福山雅治,吉高由里子,北村一輝,杏,風吹ジュン,前田吟,白竜,塩見三省

TVドラマをほとんど見ない私が,例外的に見ていたのが先日まで放送していた「ガリレオ」シリーズである。東野圭吾の小説も何だかんだで読んでしまうこととも関係があるかもしれないが,まぁそこそこ楽しんで見ていたクチである。TVのシリーズが終わるのと前後して,この映画の公開というのも,フジも商売っ気たっぷり過ぎるなぁと思いつつ,ついつい劇場に行ってしまった私である。

私は本作の原作も読んでいて,記事もアップしている(記事はこちら)が,そこでストーリーについては文句も言っているし,「ドラマ化を意識したようなあざとさ」についても指摘しているが,今回の映画化もやはりってところではある。しかも子供が絡んでいるしねぇ。原作に関する記憶は希薄だが,記事を見返す限り,ストーリー展開の中には同時パラレル型ストーリー展開(湯川側と警視庁側)があったはずである。しかし,今回の映像化の中では,完全に湯川側に軸足が置かれていて,吉高由里子演じる岸谷刑事の捜査シーン等もないわけではないとしても,ちょいと端折り過ぎだろうと思わせる。結局は福山雅治演じる湯川学がこの映画の明確な主役であって,ここでは吉高由里子あるいはその他の警察関係者は脇役に過ぎないのである。

その一方で,本作への登場人物として脇を固める役者陣は目立たないながらも総じて好演であり,その中でも一番味を出しているのが白竜かもしれない。ありがちな設定ではあるが,メイクもうまく使っていい感じである。

いずれにしても,ここに出てくる登場人物が抱える「秘密」はちょっと度を越していると思わせるが,それは映画の責任ではなく,原作の責任である。だが,やはりこの福山雅治の目立たせ方は私には行き過ぎだと思えた。この映画のスターは福山なのだから,それはそれでいいのだろうが,映画には全体のストーリーテリングがあって,その上で役者をどう当てはめるかということも考慮する必要があるはずだが,そこが私にはちょっと不満であった。私が「ガリレオ」シリーズ好きでも,これはちょっとやり過ぎだと思えたのである。

また,映画化するのであれば,もう少し予算をかけて撮って欲しいと思ったのは私だけではないだろう。水中シーンと地方ロケだけで予算が使われていて,ほかはTVドラマの延長線ではないかという嫌みの一つも言いたくなる。水中シーンも同じような演出続きで正直飽きる。これは監督の芸のなさを証明したようなものである。

ということで,この映画を酷評しようとは思わないが,私としてはもっと映画的な興奮を与えて欲しかったと思う。「容疑者Xの献身」も大して予算が掛かっていたとは思わないが,あれには堤真一の怪演というものがあった。今回はそうした意味でも映画としては淡々とし過ぎだったように思える。ということで星★★★。

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映画」カテゴリの記事

コメント

私も原作と映画を読んで/観ました。仰るように原作は幾分デフォルメされていますね。旅館に懸かる海の絵も省略されていましたし。それでも映画の区画に納める手際は上々ではないかと思いました。

戦略的に前作のヒット映画『容疑者Xの献身』もテレビ放映されておりその搦め手にかかりついつい観てしまいました。その折娘が、あんな厄介なことをせずとも死体を始末してしまえば一番良かったのではと云ったので、成程そうだなとも思いました。が、それじゃ小説にも映画にもならない故に色々な理屈を捏ねているんじゃないかと応えてみましたが説得力のないのが自分でもわかりました。

数学者だから美しい答えが必要だった?

必然性がよくわかりません。

山帽子さん,こんばんは。返信が遅くなりました。私は映画には脚色はあっていいと思います。でもこの映画は脚色になりきらず,適当に端折ったという感覚が強いがゆえに気に入らないんです。

原作もいくらでも文句はつけられると思いますが,福山雅治をここまで持ち上げる必要はないかなって思います。でも無星とかではありませんから,その辺はご理解願います。

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