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2013年7月 9日 (火)

祝11月来日,ってことでBoz Scaggsの新譜を聞いた:こりゃ渋い。

Boz_scaggs_memphis "Memphis" Boz Scaggs (429 Records)

昨年The Dukes of September Rhythm Revueの一員として来日し,楽しいショーを見せてくれたBoz Scaggsであるが,今年の11月には単独で来日ということで,早速チケットはオーダーしたのだが,その前に,やはり新譜は聞いておかねばということでの購入である。

Boz Scaggsと言えば,我々の世代には"Silk Degrees"か"Middle Man"ということで,AOR的なサウンドを期待する向きもあろうが,この人のルーツには間違いなくソウル・ミュージックがあるということは昨年のライブでも,前述の作品の後にリリースされたアルバムを聞いてもわかっていたことである。だから,今回,BozがWillie Mitchellが保有するRoyal Recording Studiosでレコーディングしたと聞けば,こういうトーンになるだろうなぁというのはある程度想像はついたのだが,それにしてもこれは渋い,渋過ぎる。

今回のアルバムはバックを務めた面々からすると,もう少しハードなサウンドであってもよさそうには思えるが,むしろそうしたサウンドとは対極にある落ち着いたアルバムであり,Bozの歌のうまさが見事に引き出されていると言ってよいように思う。Ray Parker, Jr.がこんなバッキングをするなんて予想外と言ってもよいのだが,そうした意味ではプロデュースを行ったSteve Jordanはよくわかっている。ということで,歌よし,演奏よしのアルバムであり,評価としては星★★★★☆に十分値すると言える作品となった。特にKeb' Mo'のスライドが聞ける"Dry Spell"のカッコよさが私にはしびれるサウンドであった。

The Dukes of September Rhythm Revueでも枯れていないところを十分に示したBozであったが,この作品により,まだまだ現役としていけているところを改めて実証したことには敬意を表したい。いいねぇ...。

だが,11月のライブではどうなんだろうということも考えたくなる私である。もちろん,このアルバムをリリースしたことによるライブ・ツアーであるはずなので,このアルバムに収められた曲の演奏も結構行われるだろうが,聴衆の期待は彼の以前のヒット曲であろう。そうした意味ではどういうバンドを連れてくるかによるが,Michael Landauを逸早くバックに採用したBozのことである。きっと間違いなくいい演奏を聞かせてくれると今から期待したい。

Personnel: Boz Scaggs(vo, g), Steve Jordan(ds, perc, vo), Ray Parker, Jr.(g), Willie Weeks(b), Keb' Mo'(slide dobro), Rick Vito(g), Charles Hodges(org), Jim Co(p, key), Lester Snell(key), Spooner Oldham(p, el-p, org), Jack Ashford(vib), Charles Musselwhite(hca), David Hungate(b), Sannon Forrest(ds), Monet Owens(vo), Clatoven Richardon(vo), Jessie Munson(vln), Beth Luscome(vla), Wen-Yih Yu(vln), Barrie Cooper(vln), Jennifer Puckett(vla), Mark Wallace(cello), Jonathan Kirkscey(cello), Ben Couley(tp), Jim Horn(bs), Jack Hale(tb), Lonnie McMillan(ts)

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コメント

今晩は!
このアルバム気になっていたんですよ!
しかもある雑誌にはアナログレコードできいたほうがなお良いみたいな記事が出ておりましてレコードを入手しようと思ておりますよ!

takeotさん,こんにちは。

これは渋いですが,よく出来たアルバムだと思います。私のPCで聞いた感じでは,そんなに音が抜群にいいって感じでもないですが,だからこそアナログの方がフィットするかもしれません。

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