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2013年6月 9日 (日)

映像美を追い過ぎの「グランド・マスター」

Photo 「グランド・マスター(一代宗師)」('13,香港/中国/仏)

監督:王家衛(ウォン・カーウァイ)

出演:梁朝偉(トニー・レオン),章子怡(チャン・ツィー),張震(チャン・チェン)

この映画を宣伝文句に騙されてカンフー映画だと思って見に行くとガックリするはずである。これはカンフーを素材にした大河ロマンであり,カンフーはあくまでも素材に過ぎないからである。よって,これはアクション映画ではなく,あくまでもドラマなのである。

この映画,映像は美しいものの,スロー・モーションやアップ映像の多用によって,正直言って見ていて疲れるし,飽きる。アクション・シーンはまさにコリオグラフィーを見るかの如き見事さだが,いかにもワイヤーと思わせるような部分もあって,興をそぐ部分があることも否定できない。私は王家衛の前作,「マイブルーベリーナイツ」も映像のスタイリッシュさは認めつつも,どうもピンとこなかった(記事はこちら)のだが,今回の作品も踏まえれば,王家衛が撮る映像の美しさは認められるものの,本当にこの人が映画監督として優秀なのかよくわからないままである。

そして,告白してしまえば,私はこの映画を見ていて何度も睡魔に襲われてしまった。即ち,映像の美しさだけでは私の集中力は保てなかったということである。それに,冒頭に加えられた映像は何だったのか?あれは日本向けに追加されたもののように思えるが,日本語のナレーションが聞こえてきて,これは吹替え版か?と焦ったのはきっと私だけではあるまい。

いずれにしても,私にはこの映画を評価することができない。特にカンフー映画として期待して劇場に足を運んだ観衆にとっては梯子を外されること必定。もちろん,一大ロマンとして見るべきところはあるのだが,上述の通り,映像美だけでは映画としては成り立たない。チャン・ツィーは綺麗だが老けメイクは似合わない。綺麗な人を綺麗に撮るのも監督の仕事と言っておきたい。星★★☆。

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