最近のトラックバック

2018年8月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« 日本の政治家に聞かせたいアウンサンスーチーの言葉 | トップページ | 新たな名コンビと言いたいJerry BergonziとCarl Winther »

2013年4月20日 (土)

素晴らしかったFred Hersch@Cotton Club

Fred_hersch001 Fred Herschのソロ公演を聴くためにCotton Clubに出向いた。こんなにHerschって人気があったのかってぐらいの客の入りであったが,私の座ったテーブルではダンディズム溢れるジャズ・ブログ界の重鎮,monakaさん,イタリア・ジャズの女神様,rhodiaさんとご一緒させて頂いた。その他にもネット上でのお知り合いも多数ご来場だったようである。

演奏はどれも素晴らしいものだったが,タッチは強靭とまでは言わずとも,生死の境をさまよったとは思えぬ力感を感じさせる演奏もあれば,美しい響きを持つ繊細さを発露する演奏もあるというものであった。

忘れないうちにセット・リストをアップしておくが,Herschのオリジナルとスタンダードや有名ジャズ・オリジナル等を取り混ぜたバランスの取れた選曲であった。 

  1. Funkallero (Bill Evans)
  2. Dream of Monk (Fred Hersch)
  3. Pastorale (Fred Hersch)
  4. Whirl (Fred Hersch)
  5. I Fall in Love Too Easily (Jule Styne, Sammy Cahn)
  6. My Old Man (Joni Mitchell)
  7. In the Wee Small Hours of the Morning (Bob Hilliard, David Mann)
  8. Doce de Coco (Jacob do Bandolim)
  9. Whisper Not (Benny Golson)
  10. Encore 1. Valentine (Fred Hersch)
  11. Encore 2. Lotus Blossom (Billy Strayhorn)

この中で私が一番の出来だと思ったのが"Whirl"であった。バレリーナのSuzanne Farrellにインスパイアされたというその曲は,まさに舞踏を感じさせるメロディとハーモニーであった。この曲もそうだが,Herschの書くオリジナルは本当に美しい。こちらはシューマンにインスパイアされたという3.はクラシカルな響きにまいったし,Monk的な2.でさえ,タイトル通りMonkが夢見るかのような響きだったのには笑みを誘われた。だが,それらの後に演奏された"Whirl"こそまさにHerschの真骨頂っていう感じだったのだ。まぁ,Joni Mitchellの"My Old Man"はHerschをもってしてもハーモナイズが難しかったかなぁって気がしたのはちょっと惜しかったが,"I Fall in Love Too Easily"のようなスタンダードでの美しい響きも素晴らしかった。そして終曲はDuke Ellingtonがビッグバンドでの演奏終了後にソロで弾いたという"Lotus Blossom"で締めくくるというのが,何ともいいセンスではないか。非常に心地よい余韻を残した今回のライブに多くの聴衆が満足して家路についたことは間違いないだろう。CDも相当売れていたみたいだし,よかった,よかった。いずれにしても本当に満足度の高い素晴らしいライブであった。

Herschは次回はトリオで来日したいと言っていたが,ぜひ実現して欲しいものである。終演後のサイン会においては,私からは少なくとも年に1回ぐらいは来日して欲しいと言っておいた。上の写真は戦利品の一枚だが,全部で4枚のソロ・アルバムを持ち込む私はやっぱりオタクである。いずれにしても,現在のHerschの体調はかなりいいようだから,またの来日に期待しよう。monakaさん,rhodiaさん,ありがとうございました。またお目に掛かりましょう。

2013年4月19日,コットンクラブ,2ndセット

« 日本の政治家に聞かせたいアウンサンスーチーの言葉 | トップページ | 新たな名コンビと言いたいJerry BergonziとCarl Winther »

ジャズ(2013年の記事)」カテゴリの記事

ライブ」カテゴリの記事

コメント

 私も金沢から出かけました。
 端っこの席のせいか、最初の3曲くらいはピアノの響きがうまくなくて、気分が入らなかったです。
ただ3から明らかに響きが良くなって、曲が進むに従って、強いコンセントレーションを感じました。一音一音が粒立ち、揺さぶられた感じです。最後の余韻がすばらしかったですね。
 サインのときボクの前におられたのがtoshiya氏だったと、後でアイコンを見て気がつきました。似てますね。CDを何枚も持ち込んでたので、好き者がいるなあ、とは思いましたが。意図せずニア・ミスだったような気がします。(笑)

音楽狂さん、こんにちはmonakaです。
昨日はありがとうございました。素晴らしいピアノを聴くことが出来ました。
昨日の演奏が伝わる記事で私がかかなくても良いと思ってしまいました。セットリストはさすがです。解らなかったところが解ってたすかりました。このリスト拝借させていただきますが、お許しください。
ところが問題発生、当方のgooパスワードの変更をしないでいたら、ロックされてしまって、解除作業をしているのですが、うまくいきません。
自分の家に入れない状態で記事が書けません。
これから出かけるのでその後再チャレンジをしてみます。

ちなみにサインして欲しかったアルバム、まず思い浮かぶのがこれですね。
ほかに「Dancing in the Dark」と「SONGS WITHOUT WORDS」をもっていったでしょうが、わたしの水をかぶってぼろぼろなのです。

長くなって申し訳ありません。  追伸 そんな年寄りでありません。


すぐそこに居て、行き違うって、、お二人らしいですね。(笑)
わたしが思うに、、kenさまが、、あまりの強面に声かけられなかったのだと思います。(きっぱり)

で、、わたしは、、違うセットですが、2,3はわたしも同じように思いました。巧いなぁ、、って、いろんなヴァージョンで思うのは、Doce de Cocoですかしらねぇ。Whisper Notは、かなり激しかったです。

At the close of the dayとBlack Is The Color / Love Theme From 'Spartacus'が、わたしの昇天ポイントかなぁ。

お身体お大事になさってください。

kenさん,おはようございます。TBありがとうございました。

若干のミスタッチとかもありましたけれども,そんなことは些細な問題に過ぎないと思わせる素晴らしいライブでした。おっしゃる通り,2曲のアンコールが余韻を更に強める選曲でした。"Lotus Blossom"は本当によかったです。

今回はニアミスでしたが,次回は是非ご一緒に。今回はソロ・アルバムのみ4枚持ち込んだ私です。トリオでの来日時には...(爆)。

手前味噌ですが,アバター似てるでしょ(笑)。こちらからもTBさせて頂きますね。

monakaさん,おはようございます。昨日はご一緒できまして何よりでした。

PCは最近はセキュリティ・コントロールがいろいろ厳しくなって,訳がわからない状態になってきましたが,お早い記事のアップをお待ちしています。

セット・リストはおそらくこれで間違っていないと思いますし,Herschのしゃべりの内容もできるだけ反映したつもりですが,何なりとお役立て下さい。

ちなみに私は今回,写真のJordan Hall盤にに加え,Bimhuis,Vanguardのライブ盤,そしてJohnny Mandel集"I Never Told You"を持ち込んでおりました。"Songs without Words"もと思っていましたが,それはさすがにやり過ぎかということで,今回は見送りました。いずれにしてもやり過ぎですが(笑)。

ではまたの機会にお目に掛かりましょう。

Suzuckさん,おはようございます。TBありがとうございます。

kenさんはライブ中にTwitterでつぶやいておられましたから,現地にいらっしゃるのはわかっていたのですが,いかんせんお顔を存じませんので,ニアミスに終わりました。ちなみに強面だからではなく,お美しい女神さまがご一緒でしたのでご遠慮されたものと私は言い張りたい!(爆)。

それはさておき,"Whisper Not"で聞かせた力感は非常に印象的でした。そしてハーモナイゼーションのセンスはさすがMehldauの師匠と思わせるに十分な演奏でした。

ピアノのエコーの掛かり具合も含め,カザルス・ホールの演奏では「天上の音」と感じられたHerschのピアノにより強い精気が感じられた演奏だったと思います。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

こんにちは〜
いいな、いいなぁ〜
みなさまとご一緒で楽しそう♪

セットリストを見て 雰囲気を味わっております(^-^)

金沢からではちょっと… と 思っていたら kenさんも行かれていたのですね!!
いつか スケジュールが合う時に わたしも入れてくださいませ〜

Marlinさん,こんばんは。

今回は偶然と必然が重なっての皆さんとご一緒なんですが,ちょっとでも雰囲気を感じて頂ければ幸いです。

正直言って,ジャズ・クラブに不釣り合いなオーディエンスもCotton ClubやBlue Noteにはいます(昨日もどう見ても不思議な聴衆がいました)が,そんなことはどうでもええわと思える演奏だったと思っていますし,私も集中して聞いておりました。

Herschは健康問題を抱えるだけに,次はいつと言えないところもあり,今回の来日が決まった瞬間から行くことは決めていましたが,そんな集客は図れないだろうという予断のもと,余裕で構えていた私は予約はつい先日したばっかりでした。しかし,昨日はほとんどフルハウス状態でびっくりしてしまいましたが,それでも基本的に暖かい聴衆に囲まれて,Herschもきっちり実力を出してくれたと思います。私にとっては幸福な約75分間でした。

お時間のある時には是非東京へお越しを。その際はライブ・ハウスにてオフ会致しましょう。

音楽狂様、皆様
久々にお邪魔いたします。休止中の「音楽という食物」のki-maです。私はその日のファーストセットに妻と参戦でした。みなさんお揃いだったのですね。内容は私も皆様と同意見です。ここの皆様にherschを教えて頂き今日に至ります。改めてお礼を申し上げたい気分でいっぱいです。久々に記事をアップする予定です。それではまたよろしくおねがいいたします。

ki-maさん,こんばんは。お久しぶりです。

多くの聴衆に幸福感を与えたHerschは立派です。彼の今後の健康と一層の活躍を祈りたくなりますが,今の調子なら大丈夫かなぁなんて楽観視もしています。

記事のアップを楽しみにしていますね。

本当に貴重なライブにいられてrhodia幸せ者でした。
ハーシュ、あの心を込めた長い長いおじぎが忘れられません。
こちら(聴衆)こそ素晴らしいピアノが聴けたんだから、頭上げてっていう思いでした。
で、よかったですね。4枚持ってて(笑)
次の部活でお会いしましょうね。

私は初日の1stに行きました。入りは7割ぐらいでした。set listは半分程度ことなります。The song is you, Caravan, Valentine良かったです。繊細さは相変わらずですが、2010年にLisbonで聴いた時同様に生きて音楽を奏でられる歓びのような力強さを感じますね。Herschを聞きに行ったのはカザルスいから数えて4回目ですが、今回が最も感動したかもしれませんね。

rhodiaさん、おはようございます。

今回のライブは本当によかったです。むしろ私がHerschに頭を下げたくなりましたよ。また元気に来日して欲しいですよね。

次回部活でもよろしくどうぞ。

カビゴンさん、おはようございます。

今回のHerschからはまさに精気を感じましたし、あの素晴らしいハーモニーのセンスに触れられただけでも幸せでした。きっとまた来てくれると確信しています。

カザルスの時も感動しましたが、今回は別の感動があったと思っています。

 私は、初日1stに行きました。
Pastorale、 The song is you、 Valentineこの3曲は夢見心地でした。お辞儀の仕方が、Brad Mehldauと似ていて、さすが、お師匠さん?師弟関係は、こんなとこまで似るのかな?と思ったくらいです。
 会場に来てみえるお客さんも、温かく、紳士淑女の方がみえて、感動したことがありました。

ひまわりさん、こんばんは。先ほどマレーシアにタッチダウンしました。

今回のライブ、確かにHerschのお辞儀が深かったですね。聴衆も大体はちゃんと聞いてましたし、あれなら弾く方も相応に集中できたと思います。私としても戦利品含め満足度の高いものでした。

次はKeithです。これも楽しみです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/57207612

この記事へのトラックバック一覧です: 素晴らしかったFred Hersch@Cotton Club:

» 理性と情念の狭間を行き交うFred Hersch... [My Secret Room]
Fred Hersch Piano Solo @ コットンクラブ(4月18日 1 [続きを読む]

» Fred Hersch@Cotton Club 生の甘みを味わうような [Kanazawa Jazz days]
 いつだったかジャズBlogの大家Suzuckさんから教えてもらったライヴ。ボクはライヴにあまり出かけない。日々忙しく暮らしていると、なかなか気分がそちらへまわらない。日々の生活の雑事や仕事でアイテム的には満杯になっているのだ。いつも、自分の気持ちが残容量が僅か...... [続きを読む]

» Fred Herch ライブ・アット・コットン・クラブ 2013 4 19 2nd [JAZZ最中]
村上春樹の新作「色彩を持たない多崎つくると「晴れ美巡礼の年」は発売7日目で100万部突破だそうで、前作「IQ84」の12日を破って記録だそうで、それはなによりだと思う。 前作の発売初日で本屋に本が見当たらないことを経験して焦ったから今回はきちんと確保...... [続きを読む]

» Fred Hersch piano solo at Cotton Club [音楽という食物]
自分の脇をスッと通り抜けてステージに上がる男性。 拍手に包まれ、手短かに挨拶をしてすぐに曲に入る。 Con Alma。 お客さんかと思ったと妻。 ごくごく普通のオーラの持ち主。 でもこの痩せた男性はピアノで生きている。 私は彼の音をいつも聴いているので、 かえっ...... [続きを読む]

« 日本の政治家に聞かせたいアウンサンスーチーの言葉 | トップページ | 新たな名コンビと言いたいJerry BergonziとCarl Winther »

Amazon検索

2017年おすすめ作