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2013年1月10日 (木)

行方不明だった「パラダイス・ロスト」を発見

Photo 「パラダイス・ロスト」 柳広治(角川書店)

買ったはずだと思いつつ,現物が全然見つからなかったのだが,枕元をひっくり返したらあった,あった。ということで,いかに日頃からだらしない生活を送っているかがバレバレである。ともあれ,柳広治の「ジョーカー・ゲーム」シリーズも第3作となったが,今回もいかにもこのシリーズらしい短中編が集められており,相応に楽しめる。

だが,毎度毎度同じような「D機関」の紹介的な表現が出てきたり,このシリーズを読んでいる読者にとっては「そんなもん,わかっとるわ!」と言いたくなってしまうのはやや印象が悪い。このシリーズは「はぁ~,そう来ますか」というような一種のひねりを含んだストーリーが楽しいのだが,それもややこの第3作では薄れてきた印象がある。

安心して読めるし,一編が手頃な長さなので,読むのは風呂場でも通勤電車でもOKという便利な書物ではある。そうした点を考慮したとしても,もうそろそろ打ち止めでもいいかもなぁなんて思わせるような出来である。もちろん,ストーリーはいかようにでも展開できるだろうし,本来の主役たる結城中佐の登場シーンやエピソードを増やせば,まだまだシリーズは続けられるものと思えるが,そろそろ長編に挑んでもいいのではないかと感じる一方,この長さゆえのよさというところも感じていて,う~む,微妙だ。

エンタテインメントとしては十分楽しめるが,「ジョーカー・ゲーム」ほどのインパクトは感じられなかったというのが正直なところであり,星★★★☆。いずれにしても,何らかの新機軸は必要になっているように思えた一作。

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コメント

Toshiyaさん、続けてのコメントです。

お題の本とは直接関係ないのですが。。本繋がりということで、お邪魔させて頂きます。

この冬に、岡倉天心の「茶の湯」を、主人共々読みました。いや~中々、素晴らしい本でした。私は、二つの別の出版社の両方で読んでみたのですが、訳によってかなり違うなぁ。。と、またまた実感です。主人もかなり気に入ったらしく、続けて、「東洋の思想」を読み始めています。

余談ですが、2週間後のジェリーさんのライブのメンバーは、以下の通りです。

Tine Schneider piano,
Sean Pentland bass,
Sebastian Nay drums

私達は、恐らく予習しないで、そのまま現場直行予定です(笑)。

Laieさん,続けてコメント・バックです。

翻訳って非常に大きい要素ですよね。私は多くの日本の翻訳家の仕事の質に疑問を感じているので,信頼できる翻訳家以外の翻訳文学にはほとんど手を出しません。それにしても岡倉天心ですか。

Jerry Bergonziには日本に来ないのかとしつこく(笑)聞いておいて下さいね。よろしくお願いします。

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