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2013年1月14日 (月)

ここのところ,音楽をまともに聞いていないのでまたまた旅の途中で見た映画:その3

Photo 「赤穂城断絶」('78,東映)

監督:深作欣二

出演:萬屋錦之介,千葉真一,渡瀬恒彦,三田佳子,西郷輝彦,金子信雄,三船敏郎

主題の通りである。世の中三連休,私も休みではあるのだが,なかなか音楽を聴いている余裕がなく(これにはいろいろわけがあるのだが,追って明らかにしていきたい),本日もまた,旅の途中で見た映画シリーズとなった。3本目は懐かしの「赤穂城断絶」である。私が旅に出たのが12月ということもあったのだろうが,この映画,お馴染み「赤穂浪士」の話である。そうでなければ,機内エンタテインメントでこうした映画がかかることはなかろう。錦之介が大石内蔵助,金子信雄が吉良上野介を演じ,キラ星のごときスターたちがストーリーを彩るというのは予定調和と言ってしまえばその通りであるが,まぁ,それはそれでいいのである。

だが,この映画をやや異色なものにしているのが,近藤正臣と原田美枝子が演じる橋本平左衛門夫婦の話であろう。これで,一気に単なるチャンバラ映画とは違うものになったと言ってもよい。詳細はネタバレになるので書かないが,正直なところ,陰鬱な気分にさえなる逸話だと言ってもよい。お馴染みの話だけに,脚本にも工夫を加える必要があったということだろうが,これによりチャンバラの持つ「スカッと」感は犠牲になった。だが,その一方で千葉真一演じる不破数右衛門対渡瀬恒彦演じる小林平八郎の対決でアクション的なところも織り込んであって,やはりチャンバラ好きな私にとってはこういう方が楽しめるものだったと言ってよい。いずれにしても,私の年代の人間にとっては出ている役者陣も馴染み深いし,星★★★☆ぐらいにはしておきたい。結局居眠りもすることなく見通したのだから,それなりに面白かったのである。

だが,この映画で最もカッコよかったのは誰かと言えば,間違いなく三船敏郎であろう。完全にゲスト出演的な位置づけでしかなく,花を持たされている感も強いが,それでも三船演じる土屋主税は実際の討ち入りの際に,「赤穂浪士による吉良邸討ち入りが始まると、浪士たちからの申し状を聞き入れ、吉良家には加勢しないことを約束。逆に塀に沿って灯りを掲げ、その下には射手を侍らせ、堀を越えてくる者があれば誰であろうとも射て落とせと命じている」という逸話があるそうだから,映画でもまんまその通りのシナリオで三船の登場である。それが様になっていることこの上なく,さすが三船とつくづく思ってしまった私である。一瞬で目を引き付ける魅力が三船にはあったことを痛感させられる役回りであった。これを三船が出ている見て往年の黒澤作品を見たくなってしまった私であった。

もちろん,主役の錦之介は相応に大石を演じているが,私には彼の芝居はちょっとアクが強いかなぁって気がするのはご愛嬌。 

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コメント

 いやはや、懐かしい映画の登場ですね。1960年代末から時代劇は下降線、そして1970年代末に時代劇復活をかけて作られた萬屋錦之介の映画ですね。この前の復活第一号作品「柳生一族の陰謀」が当たってこの作品の制作となった。
 私は結構時代劇ファン、この「柳生一族の陰謀」が面白かった。錦之介の柳生但馬守宗矩と徳川家光(松方弘樹)を巡っての柳生十兵衛(千葉真一)の戦いの深作欣二監督作品を思い出しました(笑)。もし観てないようでしたら是非(今夜は余談ですみません)。

風呂井戸さん,こんばんは。

「柳生一族の陰謀」は私は未見ですので,そのうちレンタルDVDでも探してみます。でも出てる役者が,本作とほとんど変わらないってのが面白いですね。

情報ありがとうございました。

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