最近のトラックバック

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« 中年音楽狂は今日もダメだった... | トップページ | 「黄金を抱いて翔べ」:骨太な映画ではあるが,これが5つ星かねぇ。 »

2012年11月18日 (日)

やっぱりSarah Vaughanは凄いのだ...

How_long_has_this "How Long Has This Been Going On?" Sarah Vaughan (Pablo)

私はこのブログでSarah Vaughanのアルバムを何度か取り上げてきたが,今だからこそ思えるが,凄い歌手であることは誰の耳にも明らかである。だが,私が初めてこのアルバムを高校生の頃に買った時にはそんな魅力なんてガキの私にわかる訳はなかったというのが正直な思いである。このアルバムのSarahの声を聞いても,何だか女声とは思えないなぁなんて考えていたのだからまさに失礼千万,無知とは恐ろしい(笑)。しかし,このジャケではそれだけでハードルが上がってしまうのは当時としては仕方がなかったのであるという思いもある。

私は本作をLPで保有していたが,とうの昔に売り払って後悔の念を抱いていたのだが,今回中古CDを500円でゲットして,改めてこのアルバムを聞いて,どうしてこれを売るという気持ちに自分がなったのかが全く理解できないと感じざるをえない見事な出来であった。やはり無知とは恐ろしい。

私もそれなりにキャリアを重ねて,いろいろな音楽に触れてしまえば,ここに収められた音楽は座右に置いて,長きに渡り親しむべき作品であることには一点の疑問のないわけだが,その一方でこれは高校生が聞くべき音楽ではなかったなぁなんて思うのも事実である。音楽をわかるとかわからないとか言うのは野暮だと承知の上で,やはり人間の成長に合わせてでなければ,理解のしようがない音楽もあるということを痛感させられてしまった。それぐらいこのアルバムはよくできている。

そうは言いつつ,あの「枯葉」の入った"Crazy & Mixed Up"と本作のどっちが好きかと聞かれれば,「枯葉」を取ってしまうかもしれないが,それでもこれは選曲も伴奏も企画もよく,正直甲乙つけがたい出来。やっぱりSarah Vaughanは凄かったと改めて感じさせられた一枚である。そもそも"When Your Lover Has Gone"をLouie Bellsonのドラムスだけをバックに歌いあげてしまうことにはSarah Vaughanのチャレンジ精神を感じざるをえない。ある意味これは「枯葉」の萌芽であったと言えるかもしれない。とにかく素晴らしいの一言である。星★★★★★。Pablo時代こそ,まさに歌手Sarah Vaughanとしてのピークにあったことは間違いない事実だろう。
まじで凄過ぎである。だが,このジャケはないよなぁ。購買意欲は絶対に高まらんとだけ言っておこう。

Recorded on April 25, 1978

Personnel: Sarah Vaughan(vo), Oscar Peterson(p), Joe Pass(g), Ray Brown(b), Louie Bellson(ds)


« 中年音楽狂は今日もダメだった... | トップページ | 「黄金を抱いて翔べ」:骨太な映画ではあるが,これが5つ星かねぇ。 »

ジャズ(2012年の記事)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/56134447

この記事へのトラックバック一覧です: やっぱりSarah Vaughanは凄いのだ...:

« 中年音楽狂は今日もダメだった... | トップページ | 「黄金を抱いて翔べ」:骨太な映画ではあるが,これが5つ星かねぇ。 »

Amazon検索

2017年おすすめ作