最近のトラックバック

2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« やんごとない理由により... | トップページ | トリオ編成によるLarry Carltonのライブ盤 »

2012年10月17日 (水)

枯れた味わいを示すRickee Lee Jones:これは渋い

The_devil_you_know "The Devil You Know" Rickie Lee Jones(Concord)

昨日はやんごとない事情で記事をアップできなったが,それもほぼ解決し,取り上げるのが本来昨日アップしようと思っていたこのアルバムである。

Rickee Lee Jonesと言えば,Warner Brothersからの第1作であるセルフ・タイトル作と第2作"Pirates"(特に後者)が私のお気に入りであるが,ある意味,癖のある声,歌い方なので,好き嫌いがわかれる可能性はあると思う。だが,私は何だかんだと言って,ほとんどの彼女のアルバムを保有しているはずで,それぐらいのファンである。だが,近年は真剣に追っ掛けるって感じでなくなっていたのも事実であるが,今回はBen Harperプロデュースのカヴァー・アルバムということではやはり気になっての購入であるが,これが無茶苦茶渋い。

前述の通り,彼女の声には多少の癖があるが,冒頭の「悪魔を憐れむ歌」からして,その声にだいぶ年齢を感じさせるものになっていたのは,彼女が還暦手前ということからすれば仕方がないかもしれない。だが,聴いているうちにそれも気にならなくなってくるから不思議なものだ。

Rickie Lee Jonesのカヴァーと言えば,"Pop Pop"や"It's Like This"のようなアルバムもあるが,本作はもっとルーツ音楽的な感覚が強い。非常にシンプルな伴奏の中で彼女が歌うのがStones,Neil Young,The Band,Van Morrison,Tim Hardin,Rod Stewart,Donovanといった面々のレパートリーである。伴奏がシンプルかつビートを効かせた音楽ではないだけに歌のうまさは間違いなく求められるところであるが,相変わらず癖のある歌いっぷりながら,ちゃんと歌いこなしている。

選曲も渋いが,一聴して,枯れた味わいとでも称すべきサウンドのものであるから,刺激を求める向きにはフィットしない音楽だと思えるが,この渋さにはまれば抜けられなくなる私のようなリスナーも相当数いるのではないか。これはプロデューサーとしてのBen Harperの手腕の勝利という気もするし,それに応えたRickie Leeも偉いと言っておこう。それにしても「悪魔を憐れむ歌」である。原曲のイメージをそこはかとなく(あくまでもそこはかとなくである)感じさせながらも,完全にRickie Lee Jonesのカラーに染め上げたのは大したものである。この1曲を聞いただけで,実はこのアルバムにまいってしまった私であった。星★★★★☆。サウンドとしては枯れたところを感じさせても,彼女のミュージシャンシップは全然枯れていない。今更ながら9月末に来日した時のライブに行っとけばよかった。

そして嬉しかったのはDavid Lindleyがヴァイオリンで参加していることだと付け加えておこう。

Personnel: Rickie Lee Jones(vo, g, p, perc), Ben Harper(g, vo, ds, perc, vib, b, org), Sheldon Gomberg(b), DJ Bonebrake(vib), Jamie Elman(p), Larry Godings(p, org), Jesse Ingalls(p), Chris Joyner(org), Jason Yates(org), David Lindley(vln)

« やんごとない理由により... | トップページ | トリオ編成によるLarry Carltonのライブ盤 »

SSW/フォーク」カテゴリの記事

ロック」カテゴリの記事

新譜」カテゴリの記事

コメント

今晩は!彼女は私も好きで結構集めております!
これはオーダーしますよ!楽しみです!

追伸!私は、PopPopが好きです!

takeotさん,こんばんは。彼女のファンということであれば,きっとお気に召すと思います。ちょいとダークに過ぎる気はしますけど,ロックを感じさせるのがいいですね。

私も"Pop Pop"ぐらいまでは問題なしでした。どの辺から冷めてきたのかなぁなんて回想しても思い出せません(爆)。でもこれはいいと思います。

音楽狂様
RLJはたしか1990年、Pop Popがリリースされる前に
大阪のフェスティバルホールで聴きに行きました。
まだ小さい娘さんがステージに出てきたりしてほのぼのとしたライブでもありました。
「パイレーツ」も大好きです!
あと、アナログでは10吋盤でリリースした中に入っている、So Longというニール・ラーセンの曲を唄っていて、それがいいんですよ!!
この間のライブも評判が良かったようですね。
これはまだ聴いていません。RLJもまだまだ頑張っているんですね。

HamaVenturiniさん,こんばんは。私もPop Pop期のライブは五反田に見に行ったように記憶しています。でもホールでやるにはちょっと渋かったかなぁって記憶があります。

10インチのアナログは"Girl at Her Volcano"ですね。Neil Larsenの曲を歌っていたなんて全然気がつきませんでした。久しぶりに聴きたくなりました。

それはさておき,本作を聴く限りはまだまだ現役と言っていいと思いますよ。かなり渋いですけど...。

今晩は!昨日やっと届きました!良いですね!気に入りましたよ!素晴らしいです。また良い物を紹介して頂きありがとうございました!

takeotさん,こんばんは。お気に召して何よりです。まぁ,曲もいいですから,悪くなりようもないわけですが,それでも,このアルバムはよかったと思っています。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/55902702

この記事へのトラックバック一覧です: 枯れた味わいを示すRickee Lee Jones:これは渋い:

« やんごとない理由により... | トップページ | トリオ編成によるLarry Carltonのライブ盤 »

Amazon検索

2017年おすすめ作