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2012年10月21日 (日)

トロント・ライブを除けばPaul Desmondのリーダー作で一番好きな作品かも。

Paul_desmond_first_place_again "First Place Again" Paul Desmond (Warner Brothers)

私はこのブログにおいてPaul Desmondのファンであることを何度も書いてきた。彼のアルバムで最も好きなのは70年代に入ってからのトロントにおけるライブ作であることは間違いないところであるが,それ以外の,あるいはスタジオ作の中で最も好きな作品はこれと言ってよいかもしれない。もちろん,同じくJim Hall入りのRCAレーベルの諸作も愛聴しているが,このアルバムの選曲のよさが何と言っても魅力である。

この作品はDesmondがPlayboy誌の人気投票で2年連続アルト部門で1位になったからということで,このタイトルになっているはずだが,これは当時のDave Brubeck Quartetの人気による部分も大きかろう。50年代の様々な雑誌の読者投票でDesmondはポール・ウイナーとなっているが,逆にそれほど人気があったということが,今の時代からはなかなか想像しにくい部分があるのも事実である。しかし,そうしたDesmondがWarnerというメジャーで唯一の録音をできたのもその人気のおかげと言えば,それはそれでOKである。しかもいいメンツを迎えて,いい曲を吹くことで出来上がったこのアルバムが悪いわけはない。バックはJim HallにMJQのリズムであるから,ただでさえノーブルなDesmondの音楽が,更に上品さを増すと言える。このメンツで"Greensleeves"をやったら,Coltraneのそれとは全然違う音楽になるのが当たり前である(笑)。

ある意味,これほど刺激の少ないジャズってのも珍しいという言い方もできそうに思うが,私がPaul Desmondに求めるのが,こうした音楽による究極的リラクゼーションなのであり,それは全く問題にならない。それよりもこうした音楽を通じて得られる幸福感を私は大事にしたい。傾聴もできれば,聞き流すこともできるというのはいい音楽の条件である。Paul Desmondの場合,それを多くのアルバムで実現してくれる私にとっては重要なミュージシャンであり,その特性が色濃く現れた作品である。星★★★★★。

私は本作のLPも保有しているが,今回,廉価でCDが再発されたのを機に購入したものである。これで心おきなくiPodでも聴けるってものである。しかし,こんなアルバムが1,000円で買えるって幸せな時代になったものである。国内各社が旧盤の廉価盤化を図っているが,こういうのなら大歓迎である。まぁ,今までが高過ぎたって話もあるが...。

Recorded on September 5-7, 1959

Personnel: Paul Desmond(as), Jim Hall(g), Percy Heath(b), Connie Kay(ds)

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